お悩み別ケア
2019.5.25

ニキビ跡を消す簡単な方法は?|コンシーラーで隠して消す方法や治療などのまとめ

ニキビが治ってもクレーターのようなニキビ跡が残ってしまった…と悩む人も多いはず。ニキビ跡を消す、見えなくする簡単な方法は?皮膚科医が訊く治療方法もご紹介します。

【目次】
ニキビ跡を消す方法|アイテム編
ニキビ跡を消す方法|治療編

ニキビ跡を消す方法|アイテム編

ハーバー|薬用ホワイトレディ<医薬部外品>

ハーバー|薬用ホワイトレディ (医薬部外品)
高濃度なのに優しくコスパも◎。高濃度ビタミンC誘導体に、ミネラル豊富なクマザサ水をプラス。「ビタCコスメにありがちなピリピリとした刺激や乾燥感が皆無。日焼け直後でも安心して使える」(会社員・24歳)と、肌への優しさに高い評価が。肌あれ鎮静や保水能力を高める成分も配合し、肌を総合的に整える美容液として人気。
30ml ¥3,600

【読者の口コミ】
「ニキビにも効果的。高濃度で最高コスパ!」(一般事務・29歳)
シミも毛穴も小ジワも。気になる“カゲ”をマルチに一掃してくれる」(主婦・35歳)

ハーバー 薬用ホワイトレディ (医薬部外品)

イプサ|ピンプルクリア<医薬部外品>

イプサ|イプサ ピンプルクリア<医薬部外品>
内的・外的ストレスによって繰り返しできるニキビに働きかける美容液。複合成分“SFコンプレックス”がニキビ周りのバリア機能の低下を防ぎ、“グリチルリチン酸ジカリウム”がニキビをケア。健やかな肌状態へと整える。みずみずしい感触で肌なじみも抜群。
25g ¥3,200

イプサ イプサ ピンプルクリア

プレディア|アクネケア スパ エッセンス

プレディア|プレディア アクネケア スパ エッセンス
なめらかな肌にととのえる薬用ニキビケア美容液。2つの有効成分「硫黄」と「グリチルリチン酸ジカリウム」配合。ニキビができそうな部分にも、繰り返しやすい部分にも、すばやく集中ケア。使い続けるほどに毛穴のつまりにくい、なめらかな肌にととのえます。
20ml ¥2,800

プレディア プレディア アクネケア スパ エッセンス

マリークヮント|アウト オブ サイトコントロールカラー

マリークヮント|アウト オブ サイトコントロールカラー
ニキビ痕の赤み、くまの茶ぐすみなどを色補整。
13g ¥2,500

マリークヮント アウト オブ サイトコントロールカラー

THREE|アンジェリック コンプレクション プライマー

THREE|アンジェリック コンプレクション プライマー
肌色に合わせて選べる美肌力を底上げするベース。のびが良く、顔全体に塗っても白浮きせず自然に仕上がり、オイルコントロールパウダー配合なのでテカり対策にも◎。4色もあり、自分の肌色に合わせて選べる。
全4色 ¥4,200

【美的クラブがお試し】肌色に合わせて均一にカバー♪ THREEの万能コントロールカラー

シャンティ|テックス メックス オールインワンクリーム BB

シャンティ テックス ― メックス オールインワンクリーム BB
肌をカバー & 補正する、男性用の BB クリームです。 透明感がある仕上がりでいて、ニキビ跡・青ひげ・くま・シミ・毛穴を自然にカバー。
¥1,200

男性用のファンデーションを教えて。 アトランダム Q & A 【 大高博幸さんの 肌・心塾 Vol.416 】

KOSE|ヴィセ リシェ ヌーディ フィット ファンデーション

ヴィセ リシェ|ヴィセ リシェ ヌーディ フィット ファンデーション
色ムラやニキビ跡を自然にカバーするコンシーラーいらずの化粧下地と、2種の微粒子パウダーが肌にとけこみ、きめ細かいヌーディ肌を作るファンデーションで美肌キャンパスの完成。3色&繊細なパール配合のハイライトで美骨格を演出。SPF17・PA++。
全4色 ¥2,200(ケース込み・編集部調べ)

ヴィセ リシェ ヴィセ リシェ ヌーディ フィット ファンデーション

ニキビ跡を消す方法|治療編

ニキビ跡の“赤み”を早く消すには?

Q:ニキビ跡の“赤み”なぜ引かないの? 原因は?
ニキビが治っても、ずっと赤いまま跡が残るのはどうしてしょうか。

「皮膚の内部で炎症の残骸が残っているためです。ニキビは純粋な感染症ではなく、アクネ菌が出す菌体に対して過剰な炎症反応が起こってしまうもの。炎症を起こした細胞が放射したサイトカインや蛋白分解酵素が残っているため、赤みが残ってしまうのです。また、細胞を修復するために血管が開いているため、赤く見えるんです。修復が終われば血管が閉じるので、赤みも自然と消えますよ」(亀山先生・以下「」内同)

自然と赤みは引くということですが、“なるべく早く赤みを消したい!”といった場合はどうすればいいのでしょうか。

「赤みを抑えるビタミンC配合のローションやクリームなどをたっぷり塗るといいですよ。また、赤いだけではなくクレーターになったダメージが深いものも、まだ赤いうちにピーリング、ビタミンC導入などのケアをしてあげることが大事。赤いということは、まだ細胞が修復をしようと頑張っているということ。その段階できちんとケアをしてコラーゲンを増やしてあげると、治ります。しかし、赤みが引いたものや数年経過したクレーターは、修復しようとする力が働いていないので、なかなか治すのが難しいんです」

赤いということは、まだ肌が美しくなるチャンスが残っているということなんですね。凹んでしまったダメージの大きいニキビ跡は、早めに病院を受診しましょう。

Q:ニキビの赤みを早く消したい! やるべきケアは?
病院でのケアだけでなく、セルフケアも大切。続いては、自分でできるニキビとニキビ跡のお手入れについて伺いました。やりがちないくつかのケアについて、正しいかどうかを教えてもらいました。

Q:冷やす、オロナインなどの市販薬は効果ある? セルフで頑張るべきスキンケアは?
まず最初に、毎日のスキンケアで心がけるべきことを教えてください。

「まず、紫外線対策はしっかり行ってください。紫外線は、炎症を招く作用があるため、ニキビがひどくなってしまうんです。また、美白化粧品を使うなら、成分をしっかりチェックすること。ビタミンCやトランサミン(トラネキサム酸)などの炎症を沈静化させる働きのある美白剤であれば効果は期待できます。ただし、このような成分が入っていない美白化粧品は、ニキビには効果が見込めません」

Q:ニキビを冷やしたり、オロナインなどのクリームを塗るという人も多いようですが…。
「痛みを伴ったり、熱を持っているニキビは、冷やしてもいいですが、それは痛みを一時的に和らげる、という意味です。また、ニキビを温めるのは絶対にNG。炎症を促進してしまいます。オロナインなどは、抗菌作用は期待できますが、あくまでも抗菌作用はニキビの本質的は治療ではなく補助療法ですので赤みが消えることは期待できません」

ニキビ跡には、先ほどから何度も話に出ている“ビタミンC”が入ったローションなどを塗るのがおすすめだそう。

Q:ピーリングでターンオーバーを促進するのは、赤味を早く消せますか?
「これは効果的です。ただし、バリア機能が下がっている場合は要注意。刺激になってより悪化してしまう恐れがあるため、自己判断でやるのはやめましょう。じつは今日も、市販のピーリング剤を使って顔が真っ赤になってしまってうちのクリニックに駆け込んできた患者さまがいらっしゃいました。あくまで肌質に合わせたピーリングの濃度調整が必要ですので、必ず医師の判断のもと皮膚科でやってもらってください」

他にも、肌の代謝を高めるビタミンCやB群、Eなどを摂ってターンオーバーを高める、肌のバリア機能を高めるためにしっかり保湿する、適度な運動をする、十分な睡眠を取る、高糖質・高脂質食を控える、ストレス発散などが効果的だそうです。

Q:化粧品や市販薬で治らないクレーターには皮膚科でのレーザー治療が有効なことも?
皮膚科でのニキビやニキビ跡治療に“レーザー”があると思うんですが、詳しく教えてください。

「レーザー治療によって皮脂分泌を抑えるというエビデンスはありません。そのため、ニキビに効果があると断言することはできません。ただ、ビタミンCと併用して補助療法としては良いかもしれません。僕がいろいろな論文を調べたり、実践した結果、効果があると思えなかったので、僕のところではやってません。ただし、クレーターなどの“ニキビ跡”には、レーザー治療は効果があると僕が思うものがいくつかあります。

たとえば、ジェネシスはミトコンドリアを活性化して、皮膚のバリア機能を上げ、コラーゲンの合成を促進するので、クレーターなどのニキビ跡に効果が期待できます。リフトアップも期待でき、1回で1カ月は頬が上がっていますよ。ピクセル、フラクショナルレーザーなどは、うちでも使ってます。15年前のクレーターでも、レーザーと外用剤でのスキンケア、プラス注射などで上がりますよ。ただ、レーザーをやるとダウンタイム(顔が赤くなり、その状態がしばらく続くこと)が伴うので、“それでもいいからクレーターを治したい”という人にはおすすめです。」

できたての赤みのあるニキビ跡には、ケミカルピーリングとスキンケアだけで十分だそうです。

Q:塗り薬&飲み薬なども効果あり?
何度も出てきますが、赤みにはやはりビタミンCだそう。「塗るのも飲むのも、ビタミンCが効きます。うちは医療機関なので、治癒を目的として効果が期待できる塗り薬と飲み薬を処方しています。処方して、塗布・服用してもらい2週間を目安に再度来院いただき、そのときに経過を見て、症状の緩和、薬の効き具合などを判断し、より効果の期待できる処方を提案します」

早く赤みを消したいなら、一度病院で相談してみましょう。

お話を聞いたのは…亀山孝一郎先生

ニキビ跡の“赤み”を早く消すには?表参道にある『青山ヒフ科クリニック』院長、皮膚科専門医、医学博士。北里大学医学部卒業。米国立保健衛生研究所(NIH)に招へいされ、メラニン生成の研究に従事。帰国後に発表した論文が話題となり、ビタミンC療法の第一人者と呼ばれるようになる。1999年、『青山ヒフ科クリニック』開業。2002年にオリジナル化粧品『ドクターケイ』を発表。肌トラブルから美容まで様々な悩みにトータルケアで応えている。

ニキビ跡の赤みを消す方法ってあるの?セルフから皮膚科まで…正しいケア方法は

ニキビ跡を消すには…女医に訊く治療アドバイス

大人ニキビに対して自分でできるケア方法は?ニキビ跡にしないために…
「ニキビができてしまったら、ニキビ菌のエサとなりやすい“オイル系のアイテム”は避けましょう。クレンジングにはミルクタイプかジェルタイプを選び、肌に摩擦を与えないようやさしく洗います。汚れやクレンジングが残らないよう流水で十分にすすぐのも大切です」(高瀬先生)

その一方で、肌を乾燥させる“洗いすぎ”も、結果的に毛穴を詰まらせてしまうもと。「洗顔後は、ニキビの炎症部位を避け、軽やかなジェルなどで保湿してあげて。ノンコメドジェニックと記された、ニキビ菌の繁殖を防ぐタイプの化粧品がおすすめです」(高瀬先生)

ニキビができやすい人にとって、洗顔時に「毛穴がザラついてきたな」と感じたら要注意。常に2~3種類のクレンジングと洗顔料を用意しておき、肌の調子に合わせて使い分けるのが理想です。ニキビのタイプによって、必要なお手入れは違ってきます。ここでは前回ご紹介した、色で見分けるタイプ別ニキビケア法をご紹介。

◆白ニキビ
毛穴の内側に詰まった皮脂や古い角質を取り除く、ピーリングが有効です。AHAやBHA配合のピーリングソープやピーリング美容液を取り入れてみましょう。

◆赤ニキビ
ニキビ菌による炎症を鎮静するために、抗炎症作用に優れたビタミンCやグリチルグリシン配合のスキンケアがよいでしょう。炎症部位はなるべくメイクを避けるのも大切。

◆黄ニキビ
基本的に赤ニキビのケアと同じです。ニキビ跡を残さないために、肌の代謝を促す発酵食品やビタミンB群を摂取するインナーケアを取り入れて。睡眠もしっかりとりましょう。

ニキビができたら、香辛料などの刺激物や、油脂、甘い物の摂取をなるべく避けること。そして「肌の代謝を促すビタミンB群や、ビタミンCを豊富に含む食材……野菜やフルーツを積極的にとりましょう。代謝を促すという意味では、発酵食品もおすすめです」(高瀬先生)
緑色の濃い葉野菜たっぷりの味噌汁、納豆、ぬか漬け、低脂肪のヨーグルトなど、一見質素でも栄養バランスのよい食事は、肌のみならず健康・体型管理にも役立つはず。

本来は十分な睡眠も大切ですが、「忙しい女性はなかなか難しいはず。だとしたら、寝室にスマホを持ち込まないなど、できることから始めてみてください」(高瀬先生)

女性にはニキビができても仕方ない時期がある?
女性は生理前後でホルモンバランスが変化する以上、月に1度は“皮脂が過剰に分泌しやすい”時期があります。「生理前は黄体ホルモンの影響で、皮脂の分泌が増えたりイライラしやすくなります。この時期は“今はニキビができても仕方ない”と、ある種開き直ることも必要かもしれません」と、高瀬先生。ニキビをストレスに感じてイライラするより、この時期はビタミンCをたくさん摂取したり、リラックスする時間を増やしたりしてやり過ごすのが正解です。

「生理が終わると、今度はエストロゲンの影響で肌の生まれ変わりが促進する時期に入ります。このタイミングは肌のお手入れどき。美白ケアを積極的に取り入れて色素沈着を防いだり、角質ケアをして毛穴をつまりにくくすると、ニキビの予防はもちろん美肌づくりにつながります」(高瀬先生)

ニキビで一番問題なのは、跡を残してしまうこと腫れのある炎症ニキビを繰り返すと、毛穴周囲の組織がダメージを受け“クレーター”と呼ばれる凸凹になってしまう場合もあります。「この段階になるとスキンケアでは改善が難しく、クリニックの施術も限られてしまいます。炎症が発生したらなるべく触らず、専門医にかかることをおすすめします。ニキビは早めに治療するのが一番です。1つでもニキビができたら、“これぐらいで行ってもいいのかな”などと思わず、皮膚科を受診してください。治るまでの期間が違います」と、高瀬先生。

「昨今ニキビの治療薬は進化しており、過酸化ベンゾイルを配合した薬剤などが登場しています。また、トレチノインやグリコール酸を用いたピーリング、殺菌と肌のターンオーバー促進が望める光治療など、複数の選択肢からその方のニキビに合った治療が可能です」(高瀬先生)

そもそも、自分のニキビが白ニキビなのか、赤ニキビなのか。どのような治療が最適なのか、自身で判断するのは至難の業。「思い込みのケアで悪化させてしまうより、ぜひ皮膚科専門医の力を借りて下さい」(高瀬先生)

お話を聞いたのは…皮膚科医 ウォブクリニック中目黒 総院長 高瀬聡子先生

ニキビ跡を消すには…女医に訊く治療アドバイス1995年慈恵会医科大学卒業後、翌年より慈恵会医科大学付属病院皮膚科に入局。2007年ウォブクリニック中目黒を開業。ドクターズコスメ『アンプルール』の開発・プロデュースも。

女医に訊く#02|ニキビ跡と色素沈着…洗顔・ニキビ薬などの治療アドバイス

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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