お悩み別ケア
2019.5.1

毛穴タイプ診断|あなたの毛穴はどのタイプ? 毛穴問題を放置すると悪のスパイラルに…

美的読者の夏のお悩みNo.1といえば…どんなに素敵にメイクをしても、ファンデーションをキレイに仕上げても、それが目立つと途端にテンションを下げてしまう…そう、にっくき「毛穴」! あなたのその毛穴が、白、黒、赤、開きのどのタイプかを、まずは徹底分析。つるんとした肌になって、夏を思いっきり楽しみましょう!

毛穴問題を放置すると、悪のスパイラルに

201906gkeana4
ただ洗うだけでは毛穴問題、解決しません!
顔に約20万個存在し、皮脂を分泌する毛穴。近年、毛穴の目立ちを気にする人が増加しています。
「当社の調査では、20代、30代、40代ともに女性の肌悩みのトップ。悩む人の比率は年々増加傾向にあります」(花王 尾沢さん)

そもそも毛穴とは、キメとキメの間の“くぼみ”に存在するもの。肌の一部なので、ほかの部分と同様に新陳代謝を繰り返しています。通常ならば奥まった位置にあるため目立たないのですが、なんらかの理由で古い角質や汚れが排出されずにたまってしまうと、固い塊(角栓)が詰まった大きな穴に(→白毛穴)。皮脂の出口を塞いでしまうため、黒ずみや炎症などの酸化
トラブル(→黒毛穴)、ニキビ(→赤毛穴)へと進行していくのです。そして加齢と共にキメのふっくら感やハリが失われ、奥まった部分にあるはずの“小さな穴”が、“緩んだ大きな穴”として表面化(→開き毛穴)してくるのです。

毛穴は皮脂を分泌する「穴」なので、皮脂分泌の多い夏の時期や若い年代、元々オイリー気味の肌
はその分、広がりやすいという特徴はあります。
「問題なのは、“皮脂は敵”と、皮脂を退治するケアばかりに注意が向きがちなこと。過剰に洗いすぎて肌のバリアを壊してしまったり、保湿不足によってハリが低下してますます毛穴開きが目立ちやすくなったりと、逆効果になりかねません」(ひろ美さん)

皮膚科医の津田さんも同様に注意を促します。
「肌の“アブ”には2種類あります。毛穴から出てくる『皮脂』は、肌をギトギトさせたり、酸化して活性酸素を発生させたり、ニキビの原因となる菌(アクネ菌)を増やします。一方で表皮にある『細胞間脂質』は、水となじむ性質があり、バリア機能を担ったり、ツヤやハリを保つ上で欠かせないアブラ。こちらが不足すると、さまざまな肌トラブルやエイジングの原
因となります」

しかも、ストレスや寝不足などによって自律神経が乱れると、細胞間脂質は減少。一方で皮脂は増えるというアンバランスな状態が加速します(→キメ乱れ毛穴)。
「キメ乱れは現代型の毛穴症状といえるでしょう。肌を畑に例えるなら、土壌が乱れて、害虫がつきやすい状態になっているのです。トラブルが起こりやすいのはもちろんのこと、キメが粗いと毛穴のくぼみや広がりがますます目立って見えるのです」(津田さん)

つまり、毛穴をケアしたいなら、肌全体を健やかに立て直すお手入れが必要だということ。お悩み別に、効果的なケアを紹介します。

 

毛穴タイプ診断チェックシート

チェック項目の多い所が、あなたの毛穴タイプです。人によっては、「詰まり」と「開き」で複数のタイプが混在していることも。また、いずれのタイプも「キメ乱れ」度合いが高い程、より毛穴が目立ちやすくなります。あなたが一番重点を置くべきケアをまずチェックして、その他のケアも確認してみて。

鼻や額、あごに多い「白黒赤詰まりタイプ」

201906gkeana9a
古い角質や皮脂などが毛穴の中にたまり、水玉模様のようになっている毛穴。詰まっている状態により、3つの色があります。

詰まりなし

□ 鼻やあごに、つぶつぶとした毛穴は見当たらない
□ Tゾーンのどこを触っても、つるんとした肌触り

→詰まりは問題なし。「開き」をチェックして。

 

赤毛穴

201906gkeana5
□ 赤く盛り上がった「ニキビ」状態の毛穴がある
□ 毛穴に触れると腫れっぽさや痛みを感じる
□ 毛穴が目立つ部位の肌が赤みを帯びている

【重点ケアポイント】
炎症を鎮め、バリアを高める保護ケアを。深刻な場合は専門医へ。炎症を鎮めつつ、バリア機能を高めて。

 

黒毛穴

201906gkeana6
□ 毛穴に黒っぽいものが詰まっている
□ 毛穴の周辺部が黒ずんでいる
□ 毛穴が、ポツポツと黒い点状に見える

 

白毛穴

201906gkeana7
□ 毛穴に白い塊が詰まっている部分がある
□ 毛穴からニュルニュルと白いアブラが出ることがある
□ 毛穴の出口が塞がって、やや盛り上がっている。

【重点ケアポイント】
まずは詰まりを溶かし出す。その上で詰まりにくい肌環境を育む。
白も黒も、対策法はほぼ同じ。ただし黒は、白がさらに進化して酸化黒ずみとなったものなので、抗酸化やメラニンケアできるアイテムを+αで取り入れましょう。

 

頬や鼻に多い「開きタイプ」

ぽっかりとあいて目立つ毛穴。頬と鼻とでは原因が異なりますが、どちらも、加齢と共に大きく目立つ傾向に。

 

開きなし

□ 穴があいたように開いている部分はない

→開きは問題なし。

 

開き毛穴(たるみ)

201906gkeana11
□ 頬の毛穴が特に目立つ
□ 毛穴がまん丸ではなく、楕円や滴形をしている
□ 手で頬の肉を引き上げると、毛穴が目立たなくなる

【重点ケアポイント】
肌のハリを高める土台ケアを。温冷ケアやマッサージなど、肌の血流を高めて代謝を高めるケアを取り入れて。

 

開き毛穴(皮脂)

201906gkeana10
□ 大きく開いた毛穴が目立つ
□ Tゾーンがアブラっぽくテカりやすい
□ 夏場は毛穴が特に目立つ気がする

【重点ケアポイント】
過剰な皮脂を抑えながら、毛穴を引き締めるケアを。元々毛穴が開きやすい肌質。肌を潤してふっくらと、さらに引き締めるケアが有効。

 

すべての毛穴目立ちを加速させる「キメ乱れ度」

肌の土壌が悪くなることで、詰まりも開きも目立つ状態。肌の不健康度と毛穴悩みとはリンクしています。

□ ベタつくのが苦手で、乳液やクリームはほとんど使わない
□ 毛穴の詰まりが気になって、つい指で強く押し出したり爪でかき出したりする
□ ストレスを感じることが多い
□ 化粧ノリが悪いと感じることがよくある
□ スキンケアをした後、肌がヒリヒリすることがある
□ 肌が敏感に傾いたり、赤みが出たりしがち
□ 10年前と、同じスキンケアを続けている
□ 肌がキュッと鳴るくらいさっぱり洗顔するのが好き
□ 肌があれたり、吹き出物ができることがよくある
□ 運動不足気味
□ 便秘がち、もしくはすぐにおなかを壊す
□ 冷え症、もしくは肩こりやむくみに悩んでいる

→チェックの数が多い程、キメ乱れリスク大!
洗顔方法、保湿の見直しを。インナーケアも必須。スキンケアすべてを見直したい所。まずは洗顔、化粧水、乳液・クリーム、マッサージの4つのケアに、重点的に取り組んで。

201906gkeana8a
同じ人の肌を比較。キメが乱れて毛穴が目立っている肌でも、3週間正しいスキンケアを行うことで、かなり目立ちが解消
(資料提供/花王)

 

お話を伺ったのは…
201906gkeana1
花王 研究員 尾沢敏明さん
同社スキンケア研究所にて、肌の洗浄に関する研究を行う。毛穴の汚れのみを選択的に洗う技術を開発。
「毛穴に悩む人の比率は年々増加! 20代から40代まで肌悩みのトップに。」

 

201906gkeana2
皮膚科医 津田攝子さん
津田クリニック副院長。ニキビや肌あれに悩んだ自身の経験から、トラブル肌でも美しくなれるケアを提唱。
「肌のアブラには2種類あり。“皮脂”と“細胞間脂質”、それぞれ製造工場も性質も 違います」

 

201906gkeana3
美容家 小林ひろ美さん
美・ファイン研究所主宰。誰でも実践できるスキンケア方法を考案・提唱。特に毛穴ケアに造詣が深い。
「毛穴は、美肌の大いなる守り神でもあります。退治しようといじめると、怒って暴れてしまう。毛穴がご満悦な状況になるようにケアしましょう」

 

『美的』6月号掲載
撮影/イラスト/小迎裕美子 構成/もりたじゅんこ

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter google+ Pocket

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事