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お悩み別ケア
2024.4.1

エイジングの悩みに“機能性”で勝負する、資生堂・バイタルパーフェクションの「紅花RED(TM)」【加藤智一さん連載Vol.13】

いま美容業界で、注目の美容成分をピックアップ! 友だちとの美容トークでも「この成分、知ってる?」と思わず話したくなる話題の成分をご紹介します。 今回は、グローバルブランド「SHISEIDO」の主力エイジングケアライン「バイタルパーフェクション」のキー成分、「紅花RED™*」をピックアップ。このラインでしか配合されていない、高効果なエイジングケア成分です。 *保湿:ベニバナエキス、グリセリン

山形県で独自に進化した“最上紅花”。その咲き誇る赤い花が、注目の成分「紅花RED(TM)」に

資生堂ブランド価値開発研究所 研究員

石飛 佐和子さん

加藤智一 「バイタルパーフェクション」はエイジングケアと美白ケアを同時に叶えるシリーズとして2014年に誕生しました。それから今回、新規成分である「紅花RED(TM)」を採用したことで、大きな進化を遂げたそうですね。具体的には「紅花RED(TM)」で、どのようなバージョンアップを果たしたのですか?

石飛佐和子さん “即効感”です。「バイタルパーフェクション」は、SHISEIDOブランドのなかでも“機能性”に着目しており、これまでもエイジングケア成分はもちろん、美白では有効成分である4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)を配合していました。そして、今回は新たに「紅花RED(TM)」を採用することで、1週間後、4週間後と、使い続けるほどに、肌の明るさやハリ、すっきりと引き締まった印象に導くことを可能にしました。

加藤 なるほど! パッケージはラグジュアリーな印象ですが、中身は硬派というか、ドクターズコスメのようですね(笑)。

石飛 確かに、紅花そのものは一般的に生薬としても知られていて、婦人病や血行障害など、血流を促す効果に優れており、血管を強くするとも言われています。私たちも紅花に秘められた、その機能性に着目しました。

加藤 その紅花のなかでも、「最上紅花」はそういった効果が高い品種ということですか?

石飛 その通りです。そもそも紅花は日本の固有種ではなく、エジプト・イスラエルなどの中近東が原産と言われています。たとえば、ミイラにも紅花で染められた布が巻き付けられていたそうで、染色のほか虫よけにも効果を発揮したそうです。その紅花がシルクロードを通じて、中国大陸や日本にもたらされ、そして肥沃な土地である最上川近辺で栽培したところ、“最上紅花”という品種へと分化したとされています。

加藤 成分も異なりますか?

石飛 紅花にもさまざまな品種があるようですが、最上紅花は開花後、赤の色素を含む濃橙色に変化していくことで知られています。それが生薬の効果に繋がっているのかは、まだ研究段階なのですが、私たちはこの“希少な赤”が血流や血管に関係しているのではないかと考えているところです。

加藤 確かに“希少な赤”が血流を促進するというのはエピソードとしても納得感がありますものね。そして、この最上紅花から抽出したエキスに、保湿成分であるグリセリンを組み合わせたのが「紅花RED(TM)」なんですよね。

石飛 その通りです。抽出エキスだけでも肌効果はあるのですが、保湿成分とあわせることで、最上紅花の肌なじみをさらに高めることができています。

加藤 「紅花RED(TM)」はさまざまなエイジングサインに有効な成分ということですが、この成分はバイタルパーフェクション以外には採用しない、とは、そのポテンシャルにも注目しているからですか?

石飛 はい。「紅花RED(TM)」はバイタルパーフェクションの象徴成分になると考えています。最上紅花については現在も研究を深めているのですが、紅花の一般的な薬理作用としては脳や神経の保護作用もあるという論文があります。なので、化粧品でもそういったアプローチができるのではないかと。

加藤 まさに未来志向のある成分ということですね。例えばサプリメントにして、内外美容を提案するなど、いろいろと可能性が見えますよね。

石飛 ありがとうございます。冒頭でお話した通り、バイタルパーフェクションは機能性を尊重しているブランドです。紅花はもちろん、さまざまな植物エキスの可能性を引き出すことで、さらなるエイジングケアの可能性を見出していきたいと考えています。

 

スゴイ成分「紅花RED(TM)」を配合した逸品

エイジングケア、美白など複合的な悩みにアプローチした、薬用モイスチャライザー。バイタルパーフェクション シュプリームクリーム コンセントレート 医薬部外品 50g ¥19,800、レフィル¥19,250/SHISEIDO

 

美容ジャーナリスト
加藤智一
25ans(ハースト婦人画報社)など、女性誌の美容担当を経て独立。女性誌・男性誌・新聞など、さまざまな媒体で執筆中。講演・PRアドバイスでも活躍。著書に「お洒落以前の身だしなみの常識」、「思わず触りたくなる美肌をつくる身だしなみメイク」(ともに講談社)などがある。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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