お悩み別ケア
2023.9.29

季節の変わり目こそ気を抜かないで! デイリー使い~きちんとメイクの日まで…プロ厳選おすすめUVアイテム

残暑が残る今の時期のUVケア、意外と気にしていない人が多いかも!? 夏老けしないためにあなたに今すぐ必要なUV戦略を、プロが厳選してオススメします!

あなたのジャストUVはこれ!

\この3本があればいい!/

1.絶対日差しを浴びる日は汗をかいてもこすれてもくずれない【高プルーフ全身用UV】

アウトドアで長時間過ごす予定のときはもちろんのこと、デイリーに腕や脚などのうっかり焼けを防ぐために使いたい一本。顔と比べてこすれやすく、くずれるとヌルヌルとして不快なので、汗にも摩擦にも強い高プルーフタイプを。

例えば…
「軽やかな乳液がピタッと肌に密着。透明に仕上がってお洋服が汚れないので、デコルテにも安心して使えます」(友利)
花王 ビオレUV アスリズム スキンプロテクトエッセンス SPF50+・PA++++ 70g ¥1,650(編集部調べ)

2.ファンデのノリ&もちを向上させくずれず、テカらない美ツヤ肌に【きちんとメイクの日の下地UV】

上にファンデを重ねたときに、ズルズルと滑らないフィット感があり、程良い艶肌に仕上がる、下地として優秀な日焼け止め。同時に、乾燥や皮脂にもビクともしないキープ力やスキンケア効果も兼ね備えていてほしい。

例えば…
「スキンケアクリームレベルの保湿力があって、ベタベタせず、水分と油分のバランスが整ったなめらかな肌に整います」(友利先生)
「とにかく仕上がりがキレイ。しっとりなのに軽やか」(もりた)
カバーマーク トリートメント デイ クリーム SPF50+・PA++++ 50g ¥8,800

トリートメント デイ クリームの詳細・購入はこちら

3.心地良くてスキンケア効果も。これ1本で肌が決まる【カジュアルに過ごす日のご近所UV】

肌がお疲れ気味のときでも負担なく、汗ばむ日でも心地よい肌を保てるデイリー使いの1本。保湿乳液感覚で使えてベタつかないことは第一条件。惜しみなく塗りたいので、続けられる価格であることも重要。

例えば…
肌の上にしっかりとした保護膜を形成してくれる使い心地で、塗り漏れ・ムラが起こりにくい」(友利先生)、「潤いの膜で肌を包みながら、シワ改善&美白も。夏の肌疲れを最小限に予防できる」(もりた)
オルビス リンクルブライトUVプロテクター[医薬部外品]SPF50+・PA++++ 50g ¥3,850

リンクルブライトUVプロテクター[医薬部外品]の詳細・購入はこちら

この時期のUV選び方POINT

  1. 肌質を問わず、 潤うタイプを選ぶべし
  2. 溶け込むものより、 膜で肌を包む テクスチャーが安心
  3. たっぷり塗ろう。惜しみなく 使える価格のものを

悩み多き夏の肌にリアルに“使える”1本を!

友利先生(以下敬称略) 今年は本当にたくさんの日焼け止めが登場しましたね。

もりた 新製品に関しては、『美的』誌上で今までにたくさん取り上げてきました。読者の皆さんも、既に何かしらUVアイテムをお使いになっていると思います。そこで、夏後半に差しかかる今、もう1本買い足すとしたらどういうものを? というリアルな観点から推しを紹介します。

友利 皮脂や汗でベタつく夏は、あれもこれもと塗り重ねたくない、というのも正直な気持ち。1本でしっかり肌を防御できて、なおかつ使用感が軽くて心地よいものを厳選したいと思います。

もりた 先生と私、肌のタイプは正反対ともいえるのに、好きなものや、読者に勧めたいアイテムがかなり共通していて驚きました。

友利 やっぱり、優秀なアイテムはどんな人が使ってもその良さがわかるということでしょうね。

もりた 化粧水やクリームなど、スキンケアは肌質によって大きく好みが分かれがちなものだけど、そうじゃないのが不思議。

友利 それは、UVがスキンケアの“主役”ではないからだと思います。日焼け止めはあくまでケアの最後に保護膜をかけて日中のダメージから肌を守るのが目的です。同時に、次に使うファンデーションやお粉の邪魔にならない相性の良さも重要。

もりた なるほど。だから“肌にピタッとフィットしてくずれない”とか“重ねても厚くなったりよれたりしない”といった機能性が求められるわけですね。

友利 はい。さらに今の時期は、激しい温度差や紫外線、発汗、ほてり…と環境要因によって肌がダメージを受けやすくなっています。毎日塗り続けても負担を感じない肌への優しさも絶対条件。

もりた 日中、肌が乾いてくるとゴワついたり毛穴の凹凸が目立つから、肌を潤してなめらかな状態をキープしてくれるものがいい。

友利 実は皮脂が多くてベタつきやすい肌も、潤いが必要なんです。皮脂バランスが整うし、キメが整ってくずれにくくなります。

もりた 肌質問わず、潤うタイプを。ちなみにテクスチャーはどうですか? 私は個人的に、スーッと肌に溶け込んでしまうものより、「この部分に日焼け止めがフィットしたよ」とハッキリわかる、膜感のあるタイプが好み。

友利 日焼け止めは1㎠当たり2mg 、つまりたっぷり厚めに塗ることを想定して作られています。だから、肌の上で膜状のヴェールを形成するようなものの方が、UV防御効果の点でも望ましいんです。SPF30と30のものを重ね使いしてもSPF60にはなりません。薄く重ね塗りをするよりも、ひとつで肌をしっかり包む方が確実なんですよ。

もりた なるほど。それでは、多めに使ってもベタベタせずに、ぴたりと肌にフィットして包むタイプのUVをセレクトしましょう。ちなみに多めに塗ると消費量も激しくなるから、惜しみなく使える価格帯のものがいいですね。

友利 はい。だから家やご近所でデイリー使いするものと、きちんとメイクして出かけるおめかしの日と、使い分けをすると良いと思います。

もりた デイリーはリーズナブルなもの、おめかしの日はファンデーションや下地を選ぶ感覚で仕上がりや美肌見せ効果まで追求した投資アイテムを。潤うタイプのUVなら秋以降も問題なく使えるから、今買っても余らせる心配もありません。

友利 後は、腕やサンダル焼け対策に、全身用も1本あるといいですね。保湿力のあるものならボディクリーム感覚でツヤのある肌に整うし、リーズナブルで優秀なものがあります。

 

エディター

もりたじゅんこさん

皮膚科医

友利 新先生

 

『美的』2023年9月号掲載
撮影/藤井マルセル(人物/t.cube)、出牛久美子(静物) ヘア&メイク/鈴木京子 スタイリスト/山本瑶奈(静物) 構成/もりたじゅんこ

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事