美白ケアは夏前から始めるべきってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を医師や専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「美白」について。美白ケアは夏前からはじめるべきってホント? シオノギヘルスケア株式会社 シナールブランドマネージャーの中野裕美子さんにお話を伺いました。
Q:美白ケアは夏前から始めるべきってホント?
日焼けが最も気になる季節といえば夏!ですが「本格的に日焼け対策を始めるのは紫外線が強くなりはじめる春から」という人も多いのではないでしょうか。それと並行して美白ケアも夏前から始めるのが正解なのでしょうか? さっそく、この疑問をシオノギヘルスケア株式会社 シナールブランドマネージャー中野裕美子さんに聞いてみました。
A:ウソ
「紫外線量の少ない冬のうちから美白ケアを行うのがおすすめです」(中野さん・以下「」内同)
美白ケアは冬が頑張りどき
「美白ケアに本腰を入れるのは日差しが強くなる春夏と思いがちですが、夏の紫外線によって作られたメラニンがシミとなって表に出始めるのは秋以降です。春や夏と比べて紫外線量が少ない冬に美白ケアを入念に行うことで、夏に作られたメラニンがシミになる可能性を減らします。もちろん、日焼け止めなどの紫外線対策は大前提でしていただきたいことです。また、冬は夏に比べて紫外線量がグッと少なくなります。そのため、夏に蓄積されたメラニンのケアに集中でき、美白効果を実感しやすいようです」
有効成分配合の美白化粧品でも効果を実感できないときは?
「外から行うスキンケア化粧品以外には内服薬という選択肢もあります。医薬品の内服薬は、有効成分が身体の内側から細胞レベルで表皮の奥深くにあるメラノサイトにアプローチします。ひとつは過剰な黒色メラニン生成を抑制してシミを防ぐ。ふたつ目はできてしまった黒色メラニンに作用し、できたあとのシミも薄くするという効果があります。シナールLホワイトエクシア(第3類医薬品)は、メディカル品質のビタミンCを配合した内服薬で、シミを身体の中からケア。また、W美白*1・W抗炎症*2 成分を配合した美容液などのスキンケアシリーズでシミ予防と、シミへのトータルアプローチを展開しています」
*1 メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ *2 炎症を抑え、肌あれを防ぐ
シナールエクシア ホワイトメディカルエッセンス[医薬部外品] 22g 通常購入¥7,700、定期配送コース¥6,545/シオノギヘルスケア
メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ美白成分『ビタミンC誘導体*』、『エラグ酸』と、炎症を抑え、肌あれを防ぐ効果のある抗炎症成分『トラネキサム酸』、『グリチルリチン酸ジカリウム』をそれぞれダブルで配合した薬用美白美容液。
* L-アスコルビン酸 2-グルコシド
Point
スキンケア+内服薬で内側からもアプローチ美白ケアで効果を感じるためには最低どれくらい使えばいい?
「個人差がありますが、最低でも1か月から3か月程度は続けることとおすすめします。一般的に肌のターンオーバーの周期は約28日間です。そのため、1か月以上使うことで肌の新陳代謝を促進し、効果を実感しやすくなると言われています。やはり、効果を感じるためには継続的なケアが必要です」
美白ケアの効果を実感できる肌になるには?
「ビタミンCの積極的な摂取をおすすめしています。ビタミンCには、日焼けによってできるメラニン色素の生成を抑える効果があります。メラニン色素とは黒い色素で、私たちの肌のシミの原因です。ビタミンCには、そんな色素の生成を抑えるだけでなく、すでに作られてしまった黒色メラニンを脱色する、いわゆる“美白効果”が期待できるとも言われています。また、ビタミンCは重要な抗酸化物質として活躍してくれる以外にも皮膚、動脈、血管、目、脳、骨や腱並びにすべての臓器に含まれているコラーゲンを作り、維持するためにも不可欠と言われています」
肌が敏感に傾いたときも美白ケアをしてもOK?
「乾燥や肌荒れで肌が敏感になっているときは刺激の強いスキンケアはおすすめできません。衣服やマスクが擦れるなどの刺激をなるべく避け、かゆみがある場合はかきむしらないように注意しましょう。最近は低刺激処方の美白スキンケア商品もあるので、ご自身のお肌の状態を相談しながら使用を検討するようにしてください」
文/土屋美緒
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
OTC医薬品、医療用医薬品の開発企画・マーケティングに従事。現在はビタミンC医薬品&スキンケアシリーズ 「シナール」の 企画・マーケティング担当
■SHIONOGI