「厳選ビタミンC」のすごい威力!美肌と健康のためにVCが欠かせない理由とは?【美的GRAND】
マスク生活による毛穴の開き、紫外線による肌くすみ…ストレスフルな毎日で、肌も体もサビが進行→つまり老化が加速中! キレイな人、若々しい人が365日とっている&塗っている「厳選ビタミンC」をご紹介します。
内にも、外にも!
美肌と健康のためにビタミンCが欠かせない理由とは?
1|力強い抗酸化力で体と肌のエイジングに立ち向かう
呼吸や紫外線、ストレスで全身に発生する活性酸素は、細胞を酸化させ、肌ではシミやシワ、たるみなどの肌老化、体内では動脈硬化や免疫低下などの引き金に。ビタミンCは活性酸素の働きを抑え、酸化ダメージを防ぎます。
2|肌も筋肉も骨も…コラーゲン合成のキープレイヤー。ハリ作りにマスト!
ビタミンCは、肌と体全体の若々しい弾力に寄与します。肌に筋肉、血管や骨もコラーゲンで構成され、その合成にはビタミンCが必須です。ビタミンC不足では、たんぱく質をとっても“ハリの源”コラーゲンが合成できないかも!?
3|アドレナリンにコレステロール、鉄…ストレスと闘いダイエットにも貢献
美肌や老化予防効果のほかに、日々の健康をサポートする重要な働きが。ストレスを受けたときにアドレナリンを作り出して適応する抗ストレス作用や、コレステロール値を調整したり、鉄の吸収率を上げたりと体を高め安定に保ちます。
\ビタミンCは繊細/
飲んで体の内側へ!塗って肌の奥へ!効かせるなら両攻めで
1|目、脳、副腎…命に関わる臓器が優先。肌に効かせるなら「量」を確保
体内に摂取したビタミンCが優先的に取り込まれるのは、脳や腎臓、副腎、目など生きるために必須の臓器。極端にいえば“余り”が皮膚や筋肉に回されるので、大量にとらないと肌までは届きません。また、現状維持ではなく、今よりも上を目指すなら“さらに多め”を意識して。
2|不安定かつ水溶性!肌からは浸透しにくいのでコスメはハイテク処方を選ぶ
美肌作りでもマルチに働くビタミンCですが、水溶性の成分ゆえ、そのままでは皮脂膜に阻まれてしまい、浸透しなければ効果も得られず。その課題をクリアするのが“処方”。水と油の両方の特性をもたせたり、油溶性のビタミンCと組み合わせたり。その技術が効果実感の差に。
3|どんどん消費されて体内にストックできず。朝昼晩と補給して!
水溶性のビタミンCは、一度にたっぷりとっても余剰分をためておくことができず、尿から排泄されてしまいます。さらにストレス過多や睡眠不足、紫外線などによってどんどん消費されるので、6時間程度の間隔で補給するのが正解。
免疫向上や抗ストレスで強く生きる“お守り”に
美容はもちろん、アクティブな毎日にも欠かせないビタミンC。そのパワーを松倉クリニック表参道院長・松倉知之先生が説明します。
「人間は体内でビタミンCを作れないので、食事やサプリメントで外から与える必要があります。ところが、ビタミンCは尿から排泄されやすく、紫外線やストレスへの対応で次々と消費されるため、現代人は毎日こまめにとりたいもの」。
多才でマルチに働くビタミンCですが、「美肌効果はその一部。そして、脳の働きを助ける、細胞の抗酸化、コレステロール値のコントロール、がんの抑制など、生存そのものに関わります」。全身の免疫とも深く関係。「白血球に多く含まれ、免疫機能を高めるので、風邪などの感染症にかかりにくくなり重症化も予防」。
そして私たちにとって見逃せないのが、抗ストレス作用です。「ストレスに対抗するアドレナリンを副腎ですみやかに作り出すためには、一定量のビタミンCが不可欠。ストレス過多な人は、体を守るためにフルスピードでビタミンCが使われるので多めに摂取を。とりすぎても余った分は体外へ排泄されるのでリスクはありません」
\これぞ真なるマルチプレイヤー!/
肌に塗って外から!飲んで内から! 今日から毎日のケアに取り入れよう
透明感と弾力にあふれたエイジレスな肌が欲しい。ストレスや病気に負けないタフな体が欲しい。いつまでもアクティブに動きたい。その望み、ビタミンCがまるっとかなえます。
「飲むビタミンC」で疲れもくすみも消去!
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「塗るビタミンC」でハリも、透明感もUP!
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『美的GRAND』2022 春号掲載
イラスト/きくちりえ 文/片岡えり 構成/佐野有子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
日本形成外科学会専門医。医学博士。ボトックス、ブルーピール、レチノイン酸などを日本に導入した美容医療の第一人者。結果の出る治療を求めて探求を続け、抗老化にインナーケアの重要性を説く。