タオルでゴシゴシ、自己流のハンドマッサージ…ついついやりがちケアが肌のたるみにつながっている!?
今、スキンケアで支持を集める「こすらない」ケア。効果を実感する人が多い一方、「こすりあげたりマッサージしたりしないと、肌がたるむのでは?」という疑問が。いえ、今どきのつけるだけ塗るだけコスメはすごいんです!なぜ効く?どう効く?を徹底リサーチ! スキンケアコンサルタント・魅力学研究家の中原晴美さんと株式会社 SISI 代表取締役の澤田実加さんにお話を伺いました。
たるみ顔も「こすらずケア」が今どき!
最近、肌のたるみに悩む人が急増中。美的クラブ237人にアンケート調査を行った結果、なんとほぼ全員が悩んでいることが判明! スキンケアコンサルタントの中原晴美さんとSISI代表の澤田実加さんにお話を伺ったところ、おふたりとも「たるみをケアしたいからと、手でマッサージを行うのはNG」と回答しました。その理由とは!?
「マッサージ=血行を良くすることはたるみケアに効果的ですが、肌を手でこすったり、ピリピリ・ブルブルなど刺激のある美容器は逆にたるみの原因となるので、無感覚刺激の美容器を使用するのがおすすめです。また、肌に必要な成分はアミノ酸、ビタミン、酵素など、体に必要な成分とほぼ同じ。イオンの力を使えば、肌に負担をかけることなく美容成分を肌のすみずみまで効率的に行き渡らせることができます」(中原さん)
澤田さんはこう続けます。
「肌表面のたるみ感をケアするだけでも見た目印象は変わるので、そういう成分が配合された化粧品を選ぶのも◎。また、肌のたるみは血行不良も一因。湯船に入ったり運動をしたり、頭皮ケアを行うなど、普段のルーティンを見直すことも大切です」
つまり、「こすらないたるみケア」にはアイテム選びも重要。この企画では、つけるだけ、塗るだけでリフトアップがかなう優秀&最新コスメが大集合。ぜひチェックして!
実は、普段のお手入れでついつい行いがちなこんなことが肌の「たるみ」につながっています!
\肌をこすりながらのクレンジング&洗顔/
\タオルでゴシゴシ…/
\メイクブラシやスポンジでグリグリ…/
\自己流のハンドマッサージ/
こういうことを続けていると…
肌の摩擦は「たるみ」を引き起こす原因になるんです!
(1)指紋によって、キメの磨耗やバリア機能の乱れが起こっています!
\肌のキメ/
\指紋/
※イメージ図
「指紋は肌のキメよりも粗くて溝が深いのですが、湿った状態だとより粗く・深くなります。肌の上で指を滑らせるとキメが磨耗して皮膚が薄くなり、バリア機能も乱れやすく。手で行うマッサージを避けること以上に、クレンジング&洗顔時にも注意が必要です!」(中原さん)
(2)肌のバリア機能が乱れると真皮がダメージを受けやすく!
\肌の断面図/
※イメージ図
「1度ダメージを受けた真皮のコラーゲンやエラスチンを化粧品で改善することはできません。でも肌表面のたるみ感ならケアすることは可能。たるみケアを謳っている化粧品を定期的に使い続けることで、ハリ感に満ちた肌になるという期待はもてると思います」(澤田さん)
株式会社 SISI 代表取締役
澤田実加さん
2020年に『SISI』を設立。たるみケアに◎の「マジックキャッチャー」をはじめ、“私を思う(私思)”を実現するスキンケアアイテムの企画・開発を行う。
『美的』2022年3月号掲載
撮影/当瀬真衣(TRIVAL/人物)、河野 望(静物) ヘア&メイク/相馬久美子(for blast) スタイリスト/大島有華(静物) モデル/葉月祥子 イラスト/きくちりえ(Softdesign LLP) 構成/内田淳子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
モイスティーヌ素肌美容法の指導を通して「こすらない美容」を提唱するほか、内面の魅力を開発する『女性魅力塾』を主宰。公式Instagram(@harumistyle)も要チェック!