洗顔・クレンジング
2016.8.11

朝洗顔は「水のみor洗顔料」どっちがいいか…1ヵ月ずつ試してみた!

朝、洗顔するときに洗顔料を使う派と水洗いだけで済ます派。テレビや雑誌でもよく取り上げられていますが、メディアでも意見が割れており、どちらが良いのかいまいちわかりにくいですよね。

そこで今回は美容ライターとして活動する筆者が、1ヵ月ずつ洗顔方法を変え、実際に試してみました。朝洗顔のメリット、デメリットもご紹介しますので、合わせてチェックをしてみてくださいね。

 

■朝、洗顔料を使って洗うことのメリット・デメリット

(1)洗顔料を使うメリット

寝ているだけなら肌は汚れないと思いがちですが、そうではありません。汗や皮脂、埃にダニなど、睡眠時には様々なものが顔に付着します。特に、肌についた皮脂はついたまま放っておくと酸化します。古い食用油が黒くなっていくのと同じで、酸化した皮脂は肌のくすみやシミ、シワなど、老化の原因となるのです。

また、皮脂は文字通り“油”なので、水だけでは落としづらいです。毛穴に詰まると雑菌を繁殖させ、ニキビを含む肌荒れの原因となる場合があります。これらのことが、朝も洗顔料が必要だとされる理由となっています。

(2)洗顔料を使うデメリット

上記のことを聞くと、朝も洗顔料を使った洗顔が必要と思えますよね。しかし、デメリットもあります……。まずは、洗顔料を使うことで肌に必要な皮脂まで落とし、乾燥を引き起こす場合があるということ。乾燥肌の方が朝、洗顔料の使用をやめたら一気に肌トラブルが改善されたという話もある程です。

また、皮脂を落としすぎると肌が乾燥しているとSOSを出し、皮脂の分泌を活発にする場合があります。しっかり洗顔したはずの顔が時間が経つにつれてベタベタになるのは、乾燥によって過剰に分泌した皮脂のせいです。これらを考えると、朝は水だけで洗顔をした方が良い、とも言えます。

それでは、筆者が実際に1ヵ月ずつ試した結果をご覧ください。

 

■試してみた!1ヵ月間“水”だけで朝洗顔をした結果…

まず筆者の肌質は、Tゾーンや顎はベタつきやすく、頬は乾燥しやすい混合肌です。なので、乾燥しがちな頬はほとんど洗わず、ベタつきが気になるおでこや小鼻を中心に水(冷水ではなく人肌ぐらいの温度)で洗い、普段通りの保湿を行いました。

洗顔料を使わないため、肌がつっぱることもなく、ベタつきも水洗顔だけですが気にならなくなります。ところが、2週間ほど経過したあたりでおでこに白ニキビが出てきました。生理周期による肌荒れかとも思いましたが、白ニキビは治らず、おでこ全体に広がるように……。くすみやシミがひどくなるということはありませんでしたが、ここで1ヵ月が過ぎ、水のみの洗顔は終了となりました。

 

■試してみた!1ヵ月間“洗顔料”を使って朝洗顔をした結果…

次に、朝も洗顔料を使って顔を洗うようにしてみました。方法は、ベタつきが気になるTゾーンと顎、こめかみ部分のみに泡をすべらす程度。こすることはせず、油分のみを落とすつもりですぐに洗い流し、普段通りの保湿をしました。

その結果、1週間経っても白ニキビは治まらず、やはり体の調子による肌荒れかと思っていたところ、少しずつ変化が見えました。ニキビが少しずつ減り、1ヵ月を過ぎた今では、白ニキビのほとんどが改善されました。

結果、くすみやシミの変化は特にありませんでしたが、朝も洗顔料を使った方が肌が荒れずにすんでいます。注意点は、洗顔をする際に肌をこすらないことと、なるべく早く洗い流すことです。間違っても、朝はメイクを落とす用のクレンジング剤は使わないようにしてください。

 

肌質によって個人差はありますが、筆者の経験からすると、朝も洗顔料を使って軽く洗顔をした方が肌を清潔に保つことができました。特に今の時期は、汗や皮脂の分泌がとても多いため、夏の間だけでも洗顔料を使った方が良いのかもしれません。どちらにしようか迷っている方は、参考にしてみてくださいね。

 

初出:美レンジャー  ライター:鈴木たかこ

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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