朝は洗顔料を使うor使わない?「すっぴん力が増す」肌にイイ洗顔法
みなさんは、毎朝顔を洗うときに洗顔料を使用しますか? 最近は「朝の肌は汚れていないから洗顔料は使用しない」、「乾燥するから使用しない」という人も少なくありません。
洗顔に関しては『美レンジャー』でも度々ご紹介してきましたが、肌トラブルが増える夏こそ、あらためて正しい洗顔方法を見返したいところ。
そこで今回は、エステ講師の経験を持ち、数々の美容家への取材を行ってきた筆者が、意外と勘違いしている人が多いNG洗顔方法と、夏の美肌を保つおすすめの洗顔方法についてご紹介します。
■朝も“洗顔料を使う”がおすすめ!清潔な肌を保つことが大切
冒頭でもご紹介しましたが、最近は朝の洗顔時に洗顔料を使用しないという女性が少なくありません。その理由として多いのが、朝は顔が汚れていないという理由や、洗顔料を使うと肌がつっぱるからという理由。
しかし実は、朝も洗顔料を使用して洗顔するのがおすすめです。
「朝の顔は汚れていない」と思われがちですが、実は朝の肌は皮脂や汗でベタついていることが多いです。特に夏は皮脂分泌が盛んになるため、朝の肌はベタつきがち。そのような皮脂汚れは、水(またはお湯)だけでは完全に落としきれません。
寝ている間に分泌された皮脂は、時間の経過とともに肌への刺激になってしまいます。朝しっかりと落としきれず、一日中肌の上にのっていると、メイク崩れを招きやすくなったり、毛穴の目立ち、ニキビや吹き出物、乾燥を招く原因にもなります。
朝の洗顔時も洗顔料を使用し、寝ている間に分泌された皮脂汚れや汗をスッキリと洗い流して、肌を清潔な状態に保つことが大切です。
■肌のうるおいを保つ洗顔のポイント6つ
「洗顔料を使用すると肌が乾燥しやすくなる」と思っている人も少なくありませんが、大切なのは洗顔方法です。ポイントをしっかり押さえることで、肌のうるおいを保つことができます。以下6つが意識したい洗顔時のポイントです。
(1)保湿効果が期待できる洗顔料を使用する
今使用している洗顔料で満足している人は、特に変える必要はありませんが、どうしても乾燥が気になるという人は、保湿効果が期待できるものや、肌にやさしいタイプの洗顔料を使用すると安心です。
(2)ぬるま湯で洗顔する
洗顔時はぬるま湯がおすすめ。食器の油汚れ同様、お湯で洗った方が汚れがよく落ちるイメージがありますが、熱いお湯は必要以上に油分を取り去り、乾燥を招く可能性もあります。また、冷たい水は汚れが落ちにくくなってしまうので、ぬるま湯で洗うのが一番です。
(3)洗顔フォームは泡立てないと効果半減
洗顔はしっかり泡立ててはじめて効果を発揮します。きめ細かい泡が肌表面を転がって、汚れを吸着してくれます。泡立てずに使うと汚れが十分に落ちないどころか肌への刺激になるので、肌荒れや乾燥を招き、シワやたるみができやすい肌になってしまいます。面倒でもしっかりと泡立てることが大切です。
泡立てが苦手な人は、『美レンジャー』過去記事「1分で魔法の泡立ち!ネットを使わず“肌によい洗顔泡”をつくる技」を参考に、ホイップクリームのような泡立てにチャレンジしてみてください。
(4)短時間で洗い上げる
時間をかけて念入りに行う洗顔は、実は逆効果! クレンジングや洗顔は時間をかければかけるほど肌が乾燥しやすくなってしまうので、短時間で手早く洗い上げるのがポイントです。
(5)タオルでゴシゴシしない
洗い終わった肌の水分を、タオルでゴシゴシふき取るのはNG。タオルで摩擦されることで、肌表面に無数の細かい傷がつき、肌のバリア機能が低下してしまいます。バリア機能が低下すると、肌が水分やうるおいを保つ力が弱まるため、乾燥しやすくなってしまいます。タオルは肌にやさしくあて、水分を吸い取らせるように軽く押さえるようにして使用するのがおすすめです。
(6)化粧水で保湿、乳液の量も重要
洗顔後はできるだけ早く保湿することが大切です。化粧水でしっかりと保湿した後は、乳液も使用します。「夏はベタつくから乳液を使用しない」という人もいますが、乳液は肌を柔らかくし、肌の水分やうるおいを守る大切な役割を担っています。夏でもパッケージに記載されている適量をしっかり使用してください。
以上、美肌を保つ洗顔方法についてご紹介しました。すっぴん力を上げるためにも、これらを参考に毎日の洗顔を行ってみてくださいね。
初出:美レンジャー ライター:玉村麻衣子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。