簡単サクッと「ミニマムメイク」でも本格的!H&Mから学ぶ11のメイク術
「ミニマムメイク」だけど手抜きに見られたくない人必見。美肌を叶えるミニマムベースやアイメイク・ポイントメイクをご紹介。人気H&Mが手軽だけど本格的に見える方法を教えてくれました。
4つの「ミニマムベースメイク」で素肌感を演出
ミニマムベースメイクの基本
「マスクにつきにくいという点でも、そして不安定な時代だからこそわき上がる“何に対しても誠実さを軸に生きていきたい”という思いからも軽やかでクリーンな薄肌にしたいですよね。厚塗りで壁を作るのではなく、その人自身が出るようなオープンな明るさ、まっすぐな美しさを表現したい。だから、ツヤ感も今までの強いツヤよりは内側からの輝きに毛穴の小ささやキメ細かさ、潤いゆえの透明感で生命力を表すベースをミニマムなアイテムで作るのが旬です」(中山さん・以下「」内同)
Point
【1】仕上がりもつけ心地も 、“軽さ”重視!【2】明るく均一でなめらかに整っている
【3】メイクしているのに透明感たっぷり
【4】マスクをつけても清潔感がある
【5】シチュエーションによって肌を使い分ける
ノーカラーベースで作るリラックス美肌
「主に家にいるので、思いきってノーファンデに。でも、整っていながらリラックスした肌でいたいもの。だから使うのは、つけ心地も肌映えもいい最新のUV下地とクリアなパウダー。どちらも透明なのに肌を明るくキレイに見せる技術を搭載していて、ノーカラーなのにふわっとトーンアップしてくれます。リモートとはいえ、買い物で外出したり、家事でベランダに出る、デスクが窓際にあるなど、なんだかんだ紫外線は浴びるので、UVケア機能は高いものをつけておくと安心です」
\How to/
- UV下地を顔全体に薄くのばす。指全体でややテンションをかけて密着させるのがズルズルしないコツ。
- フェースパウダーを目の周りとTゾーンを中心にのせて。柔らかいタッチで、磨くようにのせると○。顔全体にのせると粉感が出てしまうので、この2か所中心にのせ、テカりと目の周りのくずれを防止。
- これだけでどうしてもくすみが取れない人は、1と2の間にコンシーラーを挟んでもOK。
ツヤベース&ツヤコンシーラーのW使いで抜けツヤ美肌
「テレカン画面ではマットな肌は暗く見えるので、抜け感のあるツヤ肌に作るのがオススメ。下地は淡い色と光でカムフラージュするタイプで、血色や素肌の質感を残しながらざっくり肌を整える。それでも見えるくまやくすみにはコンシーラーを。このコンシーラーがハイカバーながらツヤがのる仕上がりなのが重要で、先に塗った下地のツヤ感とコンシーラーのツヤ感がつながるからキレイな抜け感が出ます」
\How to/
- 抜けツヤベースを顔全体に薄くのばして塗る。抜け感があるので、フェースラインまで塗ってOK。
- ツヤコンシーラーを目の下、小鼻の横、口角と口の周りのくすみや頬のシミなど気になる部分にちょんちょんと少量塗り、指でなじませる。
- 軽いタッチで、取れたりよれたりしないように。目の下の涙袋は塗らず、なじませるときも避けて。涙袋まで塗ると目が小さく見えてしまうので注意。
ラベンダー下地で透明感のある美肌に
「美肌を印象づけたいなら、トレンドのラベンダー下地中心の肌を取り入れてみては。ラベンダーは色白感を出す補整力が高く、下地として薄めにのばしておくだけで、上からファンデーションをのせても、肌奥から抜けるような透明感を主張して清らかな雰囲気に。食事以外のときはマスクをつけているとすると、見えるのは顔の上半分だけなので、ファンデをつけるのはそこのみ。たとえマスクについてしまっても、目立ちにくいのがもうひとつラベンダーのいいところです」
\How to/
- ラベンダー下地を顔の中心にのばす。全体にのばすと色白効果で顔が膨張して見えるので、サイドや上下のフェースラインはあけて、斜線部分のみに。境目は手のひらで押さえてぼかして。
- エマルジョンファンデーションは、マスクから見える顔の上半分のみに。
- 目の下~頬骨の高い所だけ軽く重ねてくまをカバーすると同時にツヤ感アップ。
- もう一度ハンドプレスで密着させるとマスクにつきにくく。
濡れツヤベースで品のあるゴージャス肌に
「メイク全体に軽やかさが求められる今は、ギラギラせず、マットで重すぎもしない、繊細で品のある“ほのグロウ”な肌がおしゃれだと思います。そのためには、最先端テクノロジーを駆使した最新ファンデーションを使うのがいちばんの近道。1品ですむ程ハイカバーなのに薄膜で粉感がいっさい出ず、なめらかでキメの細かい肌を作れます。さらに、濡れたようなツヤがのるスティックハイライトで潤いと生命感を増して、今どきのゴージャスに」
\How to/
- 手のひらにファンデーションをとり、内側から外側に向かって顔全体にのばす。頬からつけ始め、フェースラインに向かって徐々に薄く。
- 額と鼻、口の周りは薄くでOK。指を滑らせるようにつけるのが薄く仕上げるコツです。
- くまやシミなど気になる部分に重ねづけ。最後に優しくハンドプレスでなじませる。
- スティックハイライトを頬の高い所から目の下まで入れる。目の下は指1本分あけて。
4つの盛りすぎない「ミニマムメイク」
【1】ピンクアイシャドウをミニマムで使う
「野暮ったくも転びがちなピンクシャドウは、少し変化球的に入れてメリハリをつけるのがコツ。ピンポイントに効かせたり、シアーに塗って”隙を作る”と、こなれ感につながります」
\How to/
1:“キワ抜き”塗りで自然な奥行きを
上まぶたにピンクをまとう際にも、部分的に塗るのがルール。キワをあえて避けて右側のピンクを塗ることで、素肌の色が自然な締め色代わりに。
2:初級編は目頭だけにちょこっと使い
小さな範囲で色を楽しむなら、下まぶたの目頭側が効果的。右側のピンクをちょこんとのせて、左側のブラウンを上まぶたキワにオン。
3:キワをぐるっと囲んでフレッシュ感アップ
囲っても攻めすぎず、優しい印象に仕上がるのがピンクの良さ。右側のピンクを上下キワに細く引くと、目元がぐっとフレッシュに!
【2】コーラルピンクのミニマムアイメイクで目力を緩和
ヘア&メイクアップアーティスト
paku☆chanさん
Three Peace所属。端正な美しさとトレンド感を兼ね備えた理論的なメイク提案には美容業界にもファン多数。女優やアーティストのヘア&メイクも多数手掛ける。
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Point
【EYE】あえてのミニマムメイクで生まれつき強い目力を緩和する【CHEEK】ツヤは控えめに血色感を与え大人かわいい表情を引き出す
\How to/
目元は引き締めず、コーラルピンクのアイカラーでくすみを抑える程度が◎。微細パールの繊細な輝きが春らしい明るさと軽さを誘い、イキイキと澄んだ眼差しへ。
骨格を強調すると印象が強くなりすぎるので、チークもツヤ感は控えめがベター。素肌が染まったように色づくコーラル系を丸く入れ、ふっくら柔らかそうな頬に演出。
ディープな赤みを帯びたラズベリーパープルは発色が鮮やかで色の存在感も強い分、部分的に色ムラがあったり輪郭から大きくはみだすと、きちんと感が低減。鏡を見ながら口角まで抜かりなく、均一に塗りましょう。
【3】オールベージュのミニマムオフィスメイク
Point
・ベージュリップは必ず赤みを帯びた温かみのある色をチョイス。・最適温度のベージュを見極めれば、知的さと女らしさが同居するオフィス仕様の微熱リップも難しくありません。
\How to/
- 艶のあるベージュのクリームアイシャドウを上下のまぶたにサラッと。
- マットな質感のブラウンアイライナーを二重幅に。
- ノーチークでミニマムメイク。
- 赤みベージュリップはまず輪郭を描いた後、内側を塗ります。
- 仕上げに軽くティッシュオフ。余分なリップが取れると同時に密着力が高まり、ベージュがより上品に。
【4】血色がにじみ出すようなミニマムメイク
Point
・ファンデーションの圧倒的なツヤに目を奪われる。・目尻の赤とリップがセンシュアルにリンク。
\How to/
- セラム プライマーで艶肌ベースを作りクリーム ファンデーションを塗る。
- アイホール全体と下まぶたにシェルピンクのアイシャドウを。
- 目尻をくの字に囲むようにバーンレッドのアイシャドウを入れる。
- ピンクハイライトを頬の高い部分に入れ、繊細なツヤを。
- チークはサンドローズをうっすらと。
「ミニマムメイク」でも目元にワンポイントを
- ベースメイクは基本的に薄く、素肌美を感じさせる仕上がりがベター。
- 目元か唇のどちらかにポイントを大胆に置き、残りはミニマムにメイク。
レッドゴールドで囲み目を
Point
・目元から黒をオフし、ゴールドの輝きと赤のニュアンスをプラス。・瞳の色が淡く映り、色素薄い系の顔だちに。
\How to/
- ブラウンシャドウを薄く広げ、上下まぶたをゴールドのアイライナーで太めに囲む。
- 目尻より3mm程大胆にのばす。
- クリアレッドのマスカラを上まつげだけに塗って完成。
マットブラウンリップで洗練カジュアルに
Point
・昨年から人気のブラウンリップをマットな質感へ。\How to/
- 目元はマットなブラウンアイシャドウを上下に。
- ブラウンリップを唇の輪郭に沿ってじか塗りしたら、ティッシュオフしてよりマットに仕上げる
- 肌に抜け感があるから、ポイントメイクを強めにしても悪目立ちしない。
ホットピンクのアイシャドウで遊びごごろを
Point
・使い慣れたピンクよりもヴィヴィッドに発色してスパイシーに仕上がるホットピンクシャドウを主役に。\How to/
- 上まぶたのキワにホットピンクを、下まぶたのキワへ薄いピンクのアイシャドウをライン状に入れ、目尻を“く”の字で囲むようにブラウンの色を重ねる。
- 最後に、下まぶたの目頭側へパールベージュの色をオン。
- アイライナーはリキッドでブラウングレーを入れる。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
若作りではなく、みずみずしくその人の美しさを強調、大人の女性がなりたい顔を体現する気鋭のヘア&メイク。