メイクHOW TO
2022.10.15

眉毛で印象、変わる! メイクのコツを徹底解説

眉毛で顔の印象が変わる!大事なパーツのひとつである眉毛。まずは長さ、太さ、明るさの眉毛の描き比べから見てみましょう。そこから自分に合った眉毛の形の見つけ方、チェック診断付き!顔立ち別似合う眉毛をご紹介します。なりたいイメージ、雰囲気に合わせてメイクする眉の書き方までたっぷりと。自分に似合う眉メイクが必ず見つかるはずです♪

印象が変わる!眉メイクの「描き比べ」

「長さ」を比較

【短】若々しくて優しげ!

  • 眉頭から眉尻まで、地眉の長さ(幅)で描く。
  • 眉が短めだと若々しくヘルシーな雰囲気。

【普】アイメイクと相性◎

  • 地眉から、眉尻側に眉毛1本分描き足す。
  • アイメイクをした目元とのバランスがいい。

【長】エレガントで上品

  • 地眉から、眉尻側に眉毛2本分描き足す。
  • 眉が長めだと大人っぽくエレガントに見える。

「明るさ」を比較

【明】軽やかで明るい印象に

  • 素眉よりワントーン明るい色で描く。
  • 目元全体が明るく見え、ハリを感じさせる。

【普】素っぽいのにキレイ!

  • 地眉の明るさと同じトーンで描く。
  • 素眉が整っているような、自然な仕上がり。

【暗】引き締まって知的な雰囲気

  • 素眉よりワントーン暗い色で描く。
  • 陰影がくっきりするので、目元が引き締まる。

「太さ」を比較

【細】シャープな美人印象に

  • 眉を立ち上げてとかし、そのラインに沿って描く。
  • 眉下をメイクしないだけで細く見える。

【普】毛流れを生かして自然

  • 地眉の毛流れに沿って描く。
  • 眉上、眉下の細かい毛のすべてを拾わず大枠で描くと良い。

【太】立体的で凛とした印象に

  • 太さ普通の眉から、眉下を毛1本分描き足す。
  • 目の縦幅よりも太いと、それは描きすぎ!

「長さ×明るさ×太さ」でを比較

【短×明×細】

  • 気取らず優しい美人顔に

【普×普×普】

  • 自然体だけどきちんとキレイ

【長×暗×太】

  • 芯のあるデキる大人の女性に


自分に似合う「形」の見つけ方

ヘア&メイクアップアーティスト

長井 かおりさん


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自分に似合う「長さ」の見つけ方

  • 眉頭と眉尻の下、眉山と目尻が一直線になるよう長さを設定

【短め】
眉尻と目尻が同じくらいだと眉は短め。パーツが求心的に見え幼い印象になりますが、その分、フェースラインの余白が増え、顔が大きく見えがち。マスクをつけると目が小さく見える場合も。

【長め】
眉尻が、眉頭から延ばした線を越え、こめかみにかかるくらいの眉は長め。実はマスクをつけたときは目が大きく見せられて良いのですが、マスクを取ると老けた印象に見えがちなので要注意。

【ちょうどいい】
眉尻は眉頭からの線がぶつかるところまで(下図)。さらに眉山と目尻が一直線上の基本に則った眉は、いつの時代でもすっきりキレイに見えると、私も再確認! 顔全体のバランスも整って見えます。

【How to】

  1. 細かな調整がしやすいチャコールグレーのペンシルを使い、毛の欠け部分に細かい毛を描き足し、形を整えたらスクリューブラシで全体を優しくぼかす。
  2. 長いストロークや縁どり描きはNG!
  3. 眉山下のえぐれ部分にも毛を描き足しストレート眉っぽくすると今っぽく仕上がる。

【おすすめアイテム】

眉メイクの“長さ”悩みには、抜け感を出しつつ長さの調整がしやすいペンシルがおすすめ。グレーより柔らかいチャコール系を。

左/カネボウ化粧品 ケイト|ラスティングデザインアイブロウW(スクエア)

価格
¥1,210(編集部調べ) BR-5

右/カネボウインターナショナルDiv. カネボウ|アイブロウシェイドペンシル

価格
¥4,400 EP1

自分に似合う「高さ」の見つけ方

  • 眉頭上、眉山上、眉山下の3点を描き足そう

【下げ】
目ヂカラを追求するあまり、上まぶたにかかる程、眉を下げている人もちらほら。写真は地眉から全体を2mm下げた状態。表情が険しく見えますし、顔の下半分の余白が目立つので大顔に見えるおそれも。

【普通】(=ちょい下げ)
「眉は下に描き足す」というのが常識だったので、眉全体を少し下げた状態がスタンダード。写真は地眉から全体を1mm下げた状態。目ヂカラが増すけれど、特にマスクをつけるとキツく見えがち。

【ちょい上げ】
これからの長井式は、眉の上を描き足すことで、眉位置を1mm上げ! 目と眉の間隔を広げることで目元がすっきり見え、パーツのバランスも整います。マスクをつけても、優しげな印象に。

【How to】

  1. 地眉になじむグレーのペンシルを使い、眉頭上、眉山上、眉山下のえぐれ部分に横線を描き足す。
  2. 眉頭上~眉中の上部~眉尻の上が自然につながるよう意識して。
  3. スクリューブラシでぼかしたら、パウダーの全色を混ぜた程よい色で眉の地肌を染める。まばらな眉下の毛を拾うと眉が下に太くなりがちなので、スルーでOK。

【おすすめアイテム】

目元をすっきり見せる“上描き眉”には、眉上に自然な影を足せる極細のグレーのペンシルと、グレーとなじんで軽やかに仕上がるピンクブラウンのパウダーが活躍。

A.アナ スイ|アイブロウ コンパクト

価格
¥4,950 04

B.井田ラボラトリーズ キャンメイク|ミックスアイブロウ

価格
¥660 09

C.ボビイ ブラウン|マイクロブロー ペンシル

価格
¥4,180 05

D.セザンヌ化粧品 セザンヌ|超細芯アイブロウ

価格
¥550 05

自分に似合う「太さ」の見つけ方

  • 黒目の縦幅を約2倍にした位置~眉山の筋肉。この太さで描く

【ちょい細め】
すごく細いわけではないものの、眉の生えそろっている部分を中心に描いたちょい細めの眉。悪くはないけれど、少し目元が寂しげな印象に。眉の形も鋭角になりがちなので、キツく見える場合も。

【太め】
眉の“本流”からはみ出した毛も拾い、しっかり太さを出した眉。少し前の太眉ブームの頃はこれくらいでしたが、もう少し抜け感が欲しいところです。ボサボサ感もかわいいけれど少し整える方が今の気分。

【ちょい太め】
こまで「抜かない・剃らない」を合い言葉にしてきましたが、眉下のはみ出た毛だけ少し抜くとまぶたがすっきりしていい感じ。生えている眉を生かし、程よく太さを出すと目元の印象も際立ちます。

【How to】

  1. 「太さ◯cm」と決めるのではなく個々の目元とのバランスが重要。下はメイク後の黒目の縦幅を倍くらいにした位置、上は眉山の筋肉まで。そこを描くと各々程よいちょい太眉に。
  2. 地眉が欠けがちな眉中上、眉山下などにグレーのペンシルで細かく毛を描き足したら、コーラルのパウダーで眉全体を染めて。

【おすすめアイテム】

程よい太さの眉をメイクするには毛をリアルに描き足せるグレーのペンシルと、全体をなじませ軽やかに仕上げるマットなコーラルのパウダーを。グレー×コーラルで眉色も程よく。

A.ヤーマン|オンリーミネラル N by ONLY MINERALS ミネラルスキャンブロウ

価格
¥3,850 01

B.リンメル|プリズム パウダーアイカラー

価格
¥880 037

C.コーセー ファシオ|パウダリーティント アイブロウ

価格
¥1,540(編集部調べ) 01

自分に似合う「濃さ」の見つけ方

  • 常に「1」を意識すれば、明るさ・密度を操り、程よい濃さに!

【濃いめ】
こげ茶のパウダーで全体を描き、眉マスカラは両面2度塗り。毛と毛の隙間が見えない程、眉色が暗く、毛のボリューム感も増し増しだと、目元の印象は強まりますが、眉の主張が強く、抜け感不足。

【薄め】
茶色のパウダーがメインで、マスカラは表側だけさらっと塗布。地肌の色が透けて、眉がまばらでムラっぽく見えると、目元がぼんやりした印象に。スクリューブラシでぼかしすぎの人も陥りがちです。

【普通】
存在感と透け感のバランスのとれた、ちょうどいい“濃さ”の眉。パウダーもパレットの全色を1:1:1で混ぜとり、マスカラも両面に1度塗り。すると色の明るさも、毛の密度感もベストバランスに!

【How to】

  1. 眉パレットの全色を同量混ぜとり、細かく地肌に押し込むように塗る。
  2. 眉マスカラはティッシュの上で1回転させてから眉の裏面→表面を各1度塗りするとちょうど良い濃さに。

\塗る前にティッシュオフ/

【おすすめアイテム】

いい感じの濃さの眉をメイクするには、3色眉パレットと繊細に色づく眉マスカラが重宝。少し赤みやオレンジみがあるとさらに今っぽく。

A.クレ・ド・ポー ボーテ|ジェルスルシル

価格
¥3,850 101

B.アディクション|アイブロウマスカラ マイクロ

価格
¥3,080 003

C.ジルスチュアート|ニュアンスブロウパレット

価格
¥3,520 03

「なりたい印象別」4つの書き方

美眉アドバイザー

玉村 麻衣子さん

【1】ふんわり可愛いピュアな印象になれる「スイート眉」

  • 顔の立体感は平面的、すっきりしている
  • 顔の輪郭は丸顔に近い
  • 頬はふっくら丸みがある
  • 普段の服装で多いのはスカート、ワンピース

【ポイント】

  • 太さはやや太めに
  • 眉色は軽やかに
  • 形は平行に近いアーチ型
  • 輪郭はふんわりぼかす

【How to】
(1)眉下を描き足して太め眉に
「あどけなさが残る可愛らしい雰囲気に仕上げるには、眉をやや太めに描くのがポイント。眉に太さを出したいときは、眉下を描き足します。細芯のアイブロウペンシルを使用して、周囲の毛並みに沿って一本一本描き足すと、まるで増毛したかのようなふさっと自然な仕上がりになります。」(玉村さん/以下同)

「眉の太さは、目の縦の幅の2/3程度を目安にすると、目と眉のバランスがとれます。」

(2)眉色はやや淡めで軽やかに
「やさしげな雰囲気に仕上げたいときは眉色をやや淡めにするのがおすすめ。眉色が濃いとキリリとかっこいい雰囲気になるので要注意。眉色はアイブロウパウダーの濃い色・中間色をブレンドしながら調整します。やや淡めに仕上げたいときは、中間色を多めに使用するといいです。」

「眉尻が太くなってしまった場合は、不要な部分を綿棒で取り去ってみてください。簡単に修正することができます。」

(3)平行に近いアーチ型を目指す
「ここからはアイブロウパウダーを使用します。眉の形は、平行眉に近いアーチ型が理想。なだらかな虹を描くようなイメージで、上下の輪郭がアーチ型になるようにアイブロウブラシを動かします。

このとき使用するのは、アイブロウパウダー付属のラウンド型のブラシの方。ラウンドブラシを使用すると、アーチ型の眉が描きやすく、眉全体にやわらかくアイブロウパウダーをのせることができます。」

「輪郭を描いたら、内側を埋めるようにアイブロウパウダーを眉全体にのせてゆきます。」

(4)輪郭をブラシでくるくるぼかす
「眉全体にアイブロウパウダーをのせたら、上下の輪郭をぼかします。アイブロウパウダーの中間色と淡い色をブレンドしながらブラシにとり、上下の輪郭にくるくると円を描くようにぼかしながらのせていきます。

輪郭をぼかすことで、描いた部分と地肌部分の境目が目立たなくなり、眉メイクがふんわりと地肌に溶け込むような、まろやかな仕上がりになります。

全体にアイブロウパウダーをのせたら、スクリューブラシで描いた眉頭をぼかします。スクリューブラシを床と平行になるように持ち、鼻側に向かって5回程度ぼかします。歯ブラシよりも軽いタッチでぼかすとキレイに仕上がります。」

\完成!/
「仕上げに眉マスカラを使用して自眉の色を緩和すると、より親しみやすく優しげな表情に仕上がります。」

「眉マスカラはやや暗めのアッシュ系カラーを選ぶのがおすすめ。アッシュ系のくすみカラーは、眉毛をふさっとやわらかく見せることができます。また、眉マスカラで眉毛全体をカラーリングしたら、乾く前に眉コームでとかすのがポイント。余分な液体をとりさることができ、ムラづきするのを防げます。」

「最近は黒髪用の眉マスカラも発売されているので、スイート眉を目指すときは髪色問わず眉マスカラを取り入れるのがおすすめです。」

【使用アイテム】
セザンヌ|超細芯アイブロウ

価格
¥550

KISSME P.N.Y.(伊勢半) スージー|パウダーアイブロウ エキスパートSP

価格
¥1,430

シュウウエムラ|マスカラ ブラシ コーン

価格
¥880

エテュセ|アイエディション(ブロウマスカラ)

価格
¥1,320

「くすみカラーが眉毛をふさっとやわらかく見せてくれます」

 

【2】チュラルで親しみやすい印象になれる「ヘルシー眉」

  • 顔の立体感は平面的、すっきりしている
  • 顔の輪郭は丸顔に近い
  • 頬はふっくら丸みがある
  • 普段の服装で多いのはパンツ、Tシャツ

【ポイント】

  • 長さはやや短め
  • 太さはやや太め
  • 眉の角度は平行
  • 輪郭は自然に

【How to】
(1)眉はやや短めに
「眉はやや短めに描くと、若々しくフレッシュな印象に仕上がります。口角と目尻を結んだラインの延長線上に眉尻がくるようにするのがポイント。ある程度眉を描いてからアイブロウペンシルをあててみて、目安の位置よりも短ければ描き足し、長ければ綿棒やスクリューブラシで長い部分を取り去ることで長さの調整ができます。」

(2)眉下を描き足して太め眉に
「若々しくヘルシーな眉に仕上げるには、眉をやや太めに描くのがポイント。
眉に太さを出したいときは、眉下を描き足します。細芯のアイブロウペンシルを使用して、周囲の毛並みに沿って一本一本描き足すと、まるで増毛したかのようなふさっと自然な仕上がりになります。描いた眉が落ちやすいという人は、アイブロウリキッドを使用して、同様に描き足すとよいです。」

「眉の太さは、目の縦の幅の2/3程度を目安にすると、目と眉のバランスがとれます。」


(3)平行眉を目指して「眉頭上」を描き足す
「眉の角度は、床と平行になるような“平行眉”が理想。眉頭の上の三角ゾーンを描き足すと眉の角度が緩和され、平行眉に近づきます。

描き足すときはアイブロウパウダーを使用しても、アイブロウペンシル(またはアイブロウリキッド)を使用しても、どちらでもOK。アイブロウペンシルで描き足すときは、周囲の毛並みに沿って斜め上に向かって描き足すと自然に仕上がります。」


(4)ラウンドブラシでふんわりパウダーをのせる
「仕上げにアイブロウパウダーを眉全体にのせます。このとき使用するのは、アイブロウパウダー付属のラウンド型のブラシの方。」

「このラウンドブラシを使用すると、眉全体にやわらかくアイブロウパウダーをのせることができ、自眉のような自然な仕上がりになります。

最後にスクリューブラシで眉頭をぼかします。スクリューブラシを床と平行になるように持ち、鼻側に向かって5回程度ぼかします。歯ブラシよりも軽いタッチでぼかすのがポイントです。」


\完成!/
「髪色が明るめの方は、仕上げに眉マスカラで眉色を緩和させると髪と眉のバランスがよく見えます。」

【使用アイテム】
セザンヌ|超細芯アイブロウ

価格
¥550

KISSME P.N.Y.(伊勢半) スージー|パウダーアイブロウ エキスパートSP

価格
¥1,430

シュウウエムラ|マスカラ ブラシ コーン

価格
¥880

サナ エクセル|ロングラスティングアイブロウ

価格
¥1,540

「眉下や眉頭上を細く一本一本繊細に描き足せ、描いた眉が落ちにくい」

 

【3】上品でほんのり色っぽい印象になれる「フェミニン眉」

  • 顔の立体感は立体的、はっきりしている
  • 顔の輪郭は面長に近い
  • 頬はシュッと丸みが少ない
  • 普段の服装で多いのはスカート、ワンピース

【ポイント】

  • 眉山は黒目の外側のフレームの真上
  • 眉尻はキュッと細めに
  • 形は上下の輪郭を曲線的に
  • 眉頭は45~60度

【How to】
(1)眉山を「黒目の外側のフレームの真上」につくる
「フェミニンに仕上げたい場合、眉山の位置をやや内側に設定するのがポイント。目安は黒目の外側のフレームの真上あたり。目安の位置にアイブロウペンシルで軽く点を打ち、そこから描き始めるのがおすすめ。」

(2)眉尻はキュッと細め、長めに描く
「アイブロウペンシルを使用し、眉山~眉尻を描きます。眉山~眉尻はやや丸みを持たせ、眉尻がキュッと細くなるように描くと、大人っぽくキレイな印象に仕上がります。」

「眉尻が太くなってしまった場合は、不要な部分を綿棒で取り去ってみてください。簡単に修正することができます。」

(3)上下の輪郭が曲線的になるように描く
「ここからはアイブロウパウダーを使用します。まず上下の輪郭をうっすら下書きします。眉頭手前から1で描いた眉山につなげるように輪郭を描きます。上下の輪郭がなだらかな曲線になるよう、車のワイパーのようなイメージでアイブロウブラシを動かすのがポイント。

このときアイブロウパウダー付属のラウンド型のブラシを使用すると曲線的な眉を描きやすいです。」

「その後、描いた輪郭をぼかしながら、内側にもアイブロウパウダーをのせていきます。」

(4)眉頭の角度は45~60度を目安に
「最後に眉頭を描きます。眉頭は描けば描くほど不自然に仕上がってしまうため、3で使用したアイブロウブラシに残ったアイブロウパウダーをなじませる程度でOK。眉頭の角度が45~60度になるよう、ブラシの先をスタンプするように置き、そのまま眉尻に向かって5回程度スライドさせます。

眉頭の位置が分からない人は、小鼻のくぼみの真上を目安にしてみてください。」

「眉頭の角度が60度以上ある人は、眉ハサミを使用して眉頭の毛を1~2本軽くカットするといいです。」

「最後にスクリューブラシで描いた眉頭をぼかします。スクリューブラシを床と平行になるように持ち、鼻側に向かって5回程度ぼかします。歯ブラシよりも軽いタッチでぼかすのがポイントです。」


\完成!/
「髪色が明るめの方は、仕上げに眉マスカラで眉色を緩和させると髪と眉のバランスがよく見えます。また、より女性らしく仕上げたいときは、ピンクブラウンのアイブロウパウダーもおすすめ。顔に血色がプラスされ、やわらかな雰囲気に仕上がります。」

【使用アイテム】
セザンヌ|超細芯アイブロウ

価格
¥550

KISSME P.N.Y.(伊勢半) スージー|パウダーアイブロウ エキスパートSP

価格
¥1,430

シュウウエムラ|マスカラ ブラシ コーン

価格
¥880

ヴィセ リシェ|アイブロウパウダー

価格
¥1,210(編集部調べ) BR-3

「ほんのりピンクがかった女性らしい眉色に」

 

【4】知的で凛とした印象になれる「ハンサム眉」

  • 顔の立体感は立体的、はっきりしている
  • 顔の輪郭は面長に近い
  • 頬はシュッと丸みが少ない
  • 普段の服装で多いのはパンツ、Tシャツ

【ポイント】

  • 眉山は目尻の真上
  • 眉尻はキュッと細めに
  • 上下の輪郭を直線的に
  • 眉頭は70~80度

【How to】
(1)眉山を目尻の真上につくる
「ハンサムに仕上げたい場合、眉山の位置をやや外側に設定するのがポイント。目安は目尻の真上あたり。目安の位置にアイブロウペンシルで軽く点を打ち、そこから描き始めるのがおすすめ。」

(2)眉尻はキュッと細めに描く
「アイブロウペンシルを使用し、眉山~眉尻を描きます。このとき、眉尻は斜めに下げるように。眉尻がキュッと細くなるように描くと、大人っぽくキレイな横顔に仕上がります。眉尻が太くなってしまった場合は、不要な部分を綿棒で取り去ると簡単に修正することができます。」


(3)上下の輪郭を直線的に
「ここからはアイブロウパウダーを使用します。まず上下の輪郭をうっすら下書きします。眉頭手前から(1)で描いた眉山につながるように、上下の輪郭が直線になるように意識してアイブロウブラシを動かします。

このときアイブロウパウダー付属の斜めカットのブラシ(または同様の形のお手持ちのブラシ)を使用すると直線が描きやすいです。」

「その後、描いた輪郭をぼかしながら、内側にもアイブロウパウダーをのせてゆきます。」

(4)眉頭の角度は70~80度を目安に
「最後に眉頭を描きます。眉頭は描けば描くほど不自然に仕上がってしまうため、3で使用したアイブロウブラシに残ったアイブロウパウダーをなじませる程度でOK。眉頭の角度が70~80度になるよう、ブラシの先をスタンプするように置き、そのまま眉尻に向かって5回程度スライドさせます。

眉頭の位置が分からない人は、小鼻のくぼみの真上を目安にしてみてください。」

「眉頭が細い、薄いという人は、アイブロウペンシルやパウダーを使用して眉頭上の三角ゾーンを描き足すと、70~80度に近づきます。」

「最後にスクリューブラシで描いた眉頭をぼかします。スクリューブラシを床と平行になるように持ち、鼻側に向かって5回程度ぼかします。歯ブラシよりも軽いタッチでぼかすのがポイントです。」

\完成!/
「仕上げに透明のアイブロウジェルや眉マスカラを使用すると、眉毛一本一本にツヤやハリが出て、よりキリリとした眉に仕上がります。」

「髪色が明るめの方は、カラータイプの眉マスカラで眉色を緩和させると髪と眉のバランスがよく見えます。」

【使用アイテム】
セザンヌ|超細芯アイブロウ

価格
¥550

KISSME P.N.Y.(伊勢半) スージー|パウダーアイブロウ エキスパートSP

価格
¥1,430

シュウウエムラ|マスカラ ブラシ コーン

価格
¥880

「タイプ別」トレンド眉5つの書き方

【1】骨格美人に見せる「平行太眉」

ヘア&メイクアップアーティスト

中山 友恵さん


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  • 平行な眉は、おでこの丸みを引き立てたり、逆に顔の丸さを打ち消しシャープな印象に見せてくれたりと、「骨格美人」に見せる錯覚効果が絶大。
  • そこに適度な太さを加えることで、目力もぐっと強まります。
  • ただし、眉に自然な濃淡をつけるなどして、あくまでも“ナチュラル”に装う一手間もお忘れなく!

【BEFORE】

【AFTER】

【ポイント】

  • 毛流れを美しく整える
  • 眉下のラインを平行に
  • 程よい太眉に

【How to】
(1)毛流れを整える
毛並みまで美しいのが真の美人眉。メイクをする前に地眉をBのスクリューブラシでとかし、毛の絡みやくせを整える。こうすることで、描き足すべき部分も明瞭に。

(2)眉頭より少し外側にパウダーをのせる
毛が密集していて眉が最も濃い部分からメイクをし始めると、自然な濃淡がついてナチュラルな仕上がりに。アイブロウパレットAの左側2色を混ぜ、ガイドの位置にのせる。

(3)眉頭は淡めにメイクする
パウダーを新たに足さず、(2)の流れのまま眉頭にのばして自然なグラデーションに。眉頭は毛並みを感じさせたい部分なので、べたっと重くならないよう注意。

(4)眉下に平行ラインを描く
眉頭よりやや外側の位置から眉尻までにまっすぐ線を引いてから、残りを埋める。平筆を使えば、平行線を迷わず、ブレずに引けて失敗知らず。

(5)眉尻をシャープに仕上げる
野暮ったい太眉にならないために、シャープな眉尻で端正な印象を作って。自分自身の眉山と、(4)で描いた平行ラインの終わりをつなげて、シュッと先細に仕上げる。

【使用アイテム】
SUQQU|3D コントロール アイブロウ

価格
¥7,150 02

眉の輪郭をはっきりさせるダークカラー、ぼかしに最適なミドルカラー、光を演出するライトカラーをセット。

RMK|スクリューブラシ

価格
¥880

毛をしっかりさばいてキレイな毛流れに。まつげにも使用可能。

THREE|アイブラウシェーピングブラシ

価格
¥3,520

適度な幅や厚みで、安定したストロークをかなえる。

 

【2】誰にでもハマる!太めショートの「カジュアル眉」

\教えてくれたのは…ヘア&メイクアップアーティスト 猪股真衣子さん/

「誰にでもハマる今っぽ眉の方程式は、“色薄め×太め×短め”。眉が変わるだけで目元全体がおしゃれに見えます」(猪股さん)

【ポイント】

  • 太め、ストレートで短めがバランス良し:小鼻と、目尻側の白目と黒目の間を結んだ延長線上に眉尻が来るよう、少し短めに設定を。
  • マスカラ2色使いで抜け感と立体感!:眉頭側を赤茶、眉尻側をこげ茶、同トーンのブラウン2色でグラデーションに。
  • 眉上には薄茶で淡〜く影を足す:太さを出すために、眉上にも描き足す。でも、描いた感を出さず、ごく薄く影を足す程度に!
  • 色味を抑えながら毛の存在感をアップ:眉マスカラの彩度を抑え、色で主張しすぎないことで、自然にキレイめに落とし込める。
  • 眉下の毛をかすめるように1mm足す:毛のない部分に描くというより、毛の下端をかすめながら1mm描き足すと自然。これ以上は太すぎ、濃すぎ注意!

【How to】
(1)ベージュのパウダーを眉上にふんわりのせる
Cのパウダー部分右のベージュをぼかし用のブラシにとり、眉上をふわっとなぞる。うぶ毛部分に影をつけるイメージで。

\ささっ/

(2)薄いブラウンで、眉下を眉頭から眉尻までなぞる
Cのパウダー部分の右2色を、斜めカットの眉ブラシで混ぜとり、眉下の毛をかすりながらなぞる。影を作る程度で濃く塗りすぎないで。

\すーっ/

(3)赤みブラウンの眉マスカラで眉頭〜眉中を立ち上げ塗り
Bを、眉頭〜眉中に塗る。毛の全面に色をつけたら、眉頭は斜め上に毛を立ち上げてホールド。毛の存在感が増し、立体的に。

\あげてー/

(4)白っぽブラウンの眉マスカラで眉中〜眉尻を引き下げ塗り
Aを眉中〜眉尻に塗る。毛の全面に色をつけたら、眉山の毛を下向きにホールドすると、なだらかなストレート眉に仕上がる。

\さげてー/

【使用アイテム】

A. カネボウ化粧品 ルナソル|スタイリングアイブロウマスカラ

価格
¥3,080 02

パールと彩度を抑えた、ほうじ茶ラテのような白っぽブラウン。

B. アディクション|アイブロウ マスカラ マイクロ

価格
¥3,080 003

超極細ブラシでうぶ毛までキャッチ。赤みのあるアーモンドブラウンカラー。

C. アナ スイ|アイブロウ コンパクト

価格
¥4,950 02

ふんわり濃淡を描けるパウダーと眉色や毛流れを整えられるクリームがセット。

 

【3】地眉生かした「毛並み眉」でおしゃれ顔に

  • 毛並みを強調して立体感と勢いをつけた眉は、それだけでアクセントに。
  • メイクのカギになるのは、“透け黒”のまつげ用下地。
  • 毛に自然な太さが出せる上、地肌についても悪目立ちなし。
  • また、キープ力に長けているのもまつげ用下地ならではで、くせがつきにくいガンコな眉もとかした方向にカチッとセット。
  • 普段メンテナンスしていない眉でも、簡単に生まれつきの美眉を装えます!

【BEFORE】

【AFTER】

【ポイント】

  • ベースには明るいブラウンを使用
  • まつげ用マスカラで毛を強調

【How to】
(1)明るいブラウンでベースを描く
アイブロウパレットCの右側をAのブラシにとり、眉全体にささっと塗る。あくまでも毛並みを主役にするため、薄めでOK。

(2)マスカラを3度塗りする
マスカラDのコームをティッシュでしごき、余分な液をオフ。根元からしっかりとかしながら、毛流れを整える。手早く3度塗りして。

(3)スクリューブラシでダマをオフ
ダマができた場合は、スクリューブラシBの出番。マスカラが乾く前に軽く眉をなぞり、キレイに整えて。

【使用アイテム】
アディクション|アイブロウ ブラシ

価格
¥3,850

斜めにカットされた平筆が、まぶたのカーブに絶妙にフィット。

M・A・C|♯204 ラッシュ ブラシ

価格
¥2,310

柔らかい毛を使用。メイクを優しくぼかしたりと、繊細作業に最適。

ローラ メルシエ|ポマード アンド パウダー ブロウ デュオ

価格
¥3,630 01

ジェルとワックスの中間のようなポマード(左)とパウダー(右)がIN。重ねると高いキープ力を発揮。

エテュセ|アイエディション(マスカラベース)

価格
¥1,100

汗や湿気に負けず、下がるまつげをくるんとカールキープ。

 

【4】知的美人な印象の「眉頭強調グレイッシュ眉」

  • キリリと整った眉には知的さが宿りますが、怖い印象だけが先行しないよう、抜け感も大切に。
  • まず足し算するポイントは、眉下のエッジの効いたラインと強めの眉頭。
  • さらに落ち着いたグレイッシュブラウンでまとめると、凜としたムードに。
  • これに対し、眉全体はパウダーでふんわりと。眉山の角を作らず柔らかさを残して抜け感を出すと、その人自身の魅力を尊重した知的さにつながります。

【BEFORE】

【AFTER】

【ポイント】

  • 眉頭を内側に寄せる
  • グレーみを加えてスタイリッシュに
  • 眉下のエッジをしっかりめにとる

【How to】
(1)眉頭より少し外側にパウダーをのせる
元々毛の濃い部分からメイクを始めるのが基本。アッシュ系ブラウンののアイブロウカラーをAのブラシでブレンドし、ガイドの位置に地眉幅でのせる。

(2)地眉よりもやや内側に描き足す
再びアッシュ系ブラウンをブラシにとり、眉頭にもオン。このとき、地眉よりも1~2mm内側に寄せると、ぐっと力強い印象に。

(3)下のラインをしっかり、長めに描く
眉下のフレームをくっきりとってキリリと!Cのペンシルで地眉のシルエットに沿って線を引く。眉尻は少し長めになるよう意識して。

(4)眉尻側をパウダーで描き足す
Aのブラシで3のラインをなじませつつ、眉尻側に色をのせる。眉山に角があると強くなりすぎるため、あえてノータッチに。

【使用アイテム】
アディクション|アイブロウ ブラシ

価格
¥3,850

斜めにカットされた平筆が、まぶたのカーブに絶妙にフィット。

NARS|ブローパーフェクター

価格
¥3,190 1134

狙った部分に狙った線をスムースに描ける軟らか芯。

 

【5】甘い顔に見せる「明るめショート眉」

  • 顔だちに甘さをプラスしたいときは、眉を幼げに振るのが効果的。
  • 長くシャープな眉がエレガントさを助長するのとは逆に、眉尻を短めかつ、ふわっと曖昧にぼかすと、かわいらしい雰囲気に仕上がります。
  • 色味に関しては、明るめブラウン一択!
  • “色素の薄い肌”を演出でき、ピンク系の甘いメイクもハマりやすく。マスカラでふっくらとした毛のボリューム感を出せば、表情の柔らかさもUPします。

【BEFORE】

【AFTER】

【ポイント】

  • 眉尻はぼかし気味に
  • 眉1本1本を明るく染める
  • ふっくらボリューム感を出す

【How to】
(1)眉頭より少し外側にパウダーをのせる
Aの左側2色で明るめにブレンドしたら、毛が最も密集しているガイド部分にオン。流れで、眉頭にものばして自然な濃淡をつける。

(2)眉下のラインを平行に描く
同じくAの左側2色をブレンド。眉下ラインを平行に描いたら、眉尻側の残りの毛に色をのせる。眉尻は短めに留めて。

(3)マスカラで毛を逆なでる
地眉の黒さが悪目立ちしないよう注意。マスカラBの余分な液をティッシュで拭き取ってから、眉尻→眉頭に向けて毛の裏側に塗布。

(4)毛並みに沿ってマスカラを塗る
次は眉頭→眉尻に向けて、毛並みを整えながら毛の表面を染める。一度毛を逆なでしてから行うことで、根元が立ち上がり立体的に。

【使用アイテム】
A.ジルスチュアート|ニュアンスブロウパレット

価格
¥3,520 01

ブラシがふたつ折りになっており、開くことで柄が長くなる仕掛け。

B.RMK|Wアイブロウカラーズ

価格
¥4,180 05

薄墨発色の平筆型ライナーと、小回りの利くカラーマスカラが一体に。

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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