「二重の幅」でアイメイクは違う!ラインとシャドウの効果的な入れ方
目の印象を大きく左右する二重の幅は、人それぞれ違い、左右で比べても微妙にバランスが違うほどです。流行りのアイメイクは、雑誌やテレビでもたくさん紹介されていますが、自分の目とモデルさんの目の形が大きく違っていれば、メイクテクをなんとなくしか参考にできない場合もありますよね……。
そこで今回は、美容ライターとして活動する筆者が、アイメイクを二重の幅や種類ごとに分けてご紹介します。自分の目に近いものを探し、二重幅を最大に活かしたアイメイクを見つけていきましょう。
■奥二重さんの種類別アイメイク
まずは、奥二重をさらに細かく分けてみましょう。一つ目は、綾瀬はるかさんのように目頭に“まぶたが半分かぶった”タイプ。二つ目は、吉高由里子さんのように二重幅が“全体に細く”入っているタイプです。この二つに分け、アイメイクのポイントを見ていきましょう。
(1)まぶたが半分かぶった奥二重
目頭側のまぶたが目にかぶり、目尻に二重のラインが見えている場合は、アイラインを目尻にのみ引いていきましょう。濃いアイシャドウやアイラインを二重部分に太くのせてしまうと、二重ラインが埋まってしまい、目が小さく見えてしまいます。
まずは、締め色でありながら濃くなりにくいライトブラウンやベージュブラウンを目のキワ全体にのせます。目のキワから上に向かってぼかしていきましょう。さらに、膨張色であるイエローベージュやオレンジベージュを下まぶたにのせると目の範囲が広がり、デカ目に見せることができます。
アイラインは、二重のラインが始まった部分からまつ毛のすき間を埋めるように、細く細く引いていきましょう。目尻は、目の終わりから3mm以上はみ出すことで目の幅を広げることができます。最後にバランスを見ながら目頭にも切開ラインを入れれば完成です(上画像を参照)。
(2)二重幅が全体に細く入った奥二重
こちらのタイプも、アイメイクで二重を埋めないようにすることが重要です。二重幅全体に太くラインを入れてしまうと、目を見開いた際に一重に見えてしまいます。
まずは、ライトブラウンやベージュブラウンをアイホールにぼかし、締め色のダークブラウンを目のキワにのせて、グラデーションをつくります。下まぶたにもイエローベージュを薄くぼかせば、目の大きさも強調されるでしょう。
それから、目の上と目の終わりに極細にアイラインを引いていきます。ポイントは、目を開けた時に二重の余白が半分程度残るようにアイラインを引くことです。メイク中に目を開け、バランスを確認しながらアイラインの太さを調整してください。最後に、目頭にも切開ラインを引けばデカ目に見せることができます(上画像を参照)。
■二重さんの種類別アイメイク
二重も二種類に分けてみましょう。主に、二重の始まり方にポイントを置きます。一つ目は、石原さとみさんのように目頭の二重幅が細く、目尻にいくにつれて幅が広くなる“末広型”タイプ。二つ目は、藤田ニコルさんのように目頭から二重幅が広く、目尻まで平行に広がる“平行型”タイプです。この二つのタイプに分け、アイメイクの方法を見ていきましょう。
(1)末広型
末広型タイプの二重は、上記で記載したように目頭の部分が細くなっています。
アイホールにライトブラウンをのせてベースをつくったら、締め色を黒目の上からのせていきましょう。二重幅の狭い部分は、締め色をのせずに残すことで、目頭が膨張して見え、二重幅のバランスが良くなります。
アイラインも同様に、目頭は極細(引かなくてもOK)に、黒目の上と目頭のみを太くします。目頭の切開ラインは引かずに、目尻のみオーバーラインを引きましょう。目尻に重点をおいてメイクを行うことで二重幅を活かし、よりデカ目に見せることができます(上画像を参照)。
(2)平行型
平行型は外国人のように二重のラインがくっきりとし、幅も全体的に広い場合が多いです。アイメイクをばっちりしなくてもデカ目に見えるこのタイプ……。しかし、二重の幅があるからこそ、腫れぼったく眠い印象に見えてしまう場合があります。
まずは、ベースになるライトブラウンをアイホール全体にのせます。次に、締め色のダークブラウンを目のキワにのせたら、上に向かってぼかしていきましょう。ブラウンを使ってグラデーションをつくることで、ケバくなることなく、眠たい印象もなくすことができます。
アイラインは、目を開けた状態で1mm程ラインが見えるようにしっかりと引いていきます(上画像を参照)。目頭の切開ラインや目尻のオーバーラインは、平行型タイプの方が行うとケバくなりやすいです。デカ目に見せたい場合でも控えめに引きましょう。
今回は、二重の種類別アイメイクを、基本となるブラウンメイクでご紹介しました。目を閉じたり、伏目がちのままメイクを終わらせてしまうと、完成した時のバランスがわかりづらいです。メイクをする時は、目を開けた状態をこまめに確認し、バランスを見ながら行っていくことがポイントですよ。
初出:美レンジャー ライター:鈴木たかこ
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