健康・ヘルスケア
2021.1.3

1月3日のSDGsは「作る、育てる」に挑戦!|年末年始にトライ!“SDGs”小さな行動カレンダー

1月3日は「作る、育てる」に挑戦してSDGsにトライ!自分で“作る”ことを初めて意識を少しずつSDGsに寄せていってみるのもいいかも♪ SDGsの第一人者・蟹江憲史教授にお話を伺いました。

美的×SDGs 小さな行動カレンダー

【3】など、囲んだ数字は当てはまるSDGsの項目です。解説も併せてチェックしましょう♪

1/3(SUN) 作る、育てる に挑戦する

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「コロナ禍で家庭菜園を始める人が激増しました。自らの手で育て、それをいただくという行為はまさにSDGs。普段なにげなく食べているものの背景を知る良いきっかけに」(蟹江さん)

また、自家製みそやぬか漬けなど、手間や時間をかけることを楽しむ人も増えたとか。
「ただ単に消費するばかりでなく、作る喜び、育てる喜びを知ることは大切です。物や作り手への思いも生まれます」(蟹江さん)

人間が便利さを追求して失ったものに、私たちは今、気づき始めているのかも!?

 

□ 家庭菜園にトライ
【2】 【9】 【13】 【14】

□ 近くに畑を借りて農業体験
【2】 【11】 【13】 【14】

□ 観葉植物を育てる
【3】 【5】

□ エコバッグを作る
【12】 【13】 【14】

□ みそ作り体験
【3】 【12】

□ ぬか床を育ててみる
【3】 【12】

 

【17個の解説】 SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

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【1】NO POVERTY
貧困をなくそう

世界には今、世界銀行が決めた国際貧困ライン1日1.9$未満で暮らす人が7億人以上。貧困は、健康や医療面だけでなく、教育や差別など次世代にも連鎖する。途上国・先進国問わず、経済的、社会的弱者への支援が必要。

 

【2】ZERO HUNGER
飢餓をゼロに

世界の努力によって飢餓人口は減ってきてはいるものの、2016年時点では、約8億人いるという。飢餓を終わらせるには、食糧を安定的に確保するほか、偏った栄養状態を改善すること。同時に、持続可能な農業を生み出すことが求められる。

 

【3】GOOD HEALTH AND WELL-BEING
すべての人に健康と福祉を

乳幼児や妊産婦の死亡率、エイズや結核など感染症の罹患率も高い途上国だけでなく、先進国では薬物乱用や交通事故によって健康を害す人が多い。また、現在の新型コロナウイルスへの対策など、予防や対策、医療整備など、新たな課題も。

 

【4】QUALITY EDUCATION
質の高い教育をみんなに

今、読み書きのできない人の数は世界に7億人。うち3人にふたりが女性。教育や職業訓練は、より良い暮らしをしたいと思ったとき、自分の力で生活を変えるための武器となる。性別、年齢問わずすべての人に質の高い教育と、その機会を。

 

【5】GENDER EQUALITY
ジェンダー平等を実現しよう

女性に対する差別や性的搾取は途上国で深刻だが、先進国でも雇用や給与、家事分担、財産、社会の意思決定参加など、さまざまな場面で差別は続いている。ジェンダーの平等の実現は、社会や経済の持続的発展に欠かすことはできない。

 

【6】CLEAN WATER AND SANITATION
安全な水とトイレを世界中に

世界で、管理された安全な飲み水を手に入れることができない人は21億人以上。土壌汚染された地下水を飲んで下痢になり、命を落とす子供は年間150万人。上下水処理や再利用の仕組みを整え、安全な水と衛生の管理は緊急課題。

 

【7】AFFORDABLE AND CLEAN ENERGY
エネルギーをみんなにそしてクリーンに

エネルギーの多くは石油や石炭、天然ガスなど有限で温室効果ガスを排出する資源を使っているため、使う人が増える程気候変動が深刻化するおそれが。再生可能なエネルギーの利用を増やし、クリーンで安価なエネルギーが求められている。

 

【8】DECENT WORK AND ECONOMIC GROWTH
働きがいも経済成長も

途上国では失業率の高さや児童労働が問題となっているが、先進国では過労死が深刻化。併せて、女性や弱者、障害者、移民などの雇用や賃金、労働環境なども問題に。働きがいのある人間らしい仕事と経済成長の実現が目標となる。

 

【9】INDUSTRY,INNOVATION AND INFRASTRUCTURE
産業と技術革新の基盤をつくろう

世界的に自然災害が増加し、感染症の流行などが問題化しつつある現在、電力や水道、道路やインターネットなどインフラを整え、強化することは必須。それは持続可能な産業の支えとなり、技術革新を推進することにつながっていく。

 

【10】REDUCED INEQUALITIES
人や国の不平等をなくそう

世界の人口76億人に対し、その富の半分以上が1%の人のもの(富裕層)。富の集中は貧富の差を拡大するため、富の再分配によって貧困や飢餓、紛争の解決に。また、年齢、性別、人種、民族の差別による不平等の解決への努力も必要。

 

【11】SUSTAINABLE CITIES AND COMMUNITIES
住み続けられるまちづくりを

都市に暮らす人は世界人口の半分以上。2050年にはその数は人口の2/3に上るといわれている。都市への人口集中により住宅不足、建物の老朽化、ごみ問題、災害時の対策など問題は多い。住み続けられる街造り、都市計画が大切に。

 

【12】RESPONSIBLE CONSUMPTION AND PRODUCTION
つくる責任つかう責任

大量のエネルギーや資源を使って、大量の食品や製品を生産・消費、廃棄している現代。このままでは地球はもたない。食品ロスを減らし、廃棄物の削減やリサイクルの推進、資源とエネルギーの有効活用など、仕組みの見直しが急務。

 

【13】CLIMATE ACTION
気候変動に具体的な対策を

地球温暖化によるとされる異常気象は今、さまざまな災害をもたらしている。これまでエネルギーを消費してきた先進国が責任をとって対策すべき問題であり、途上国を支援しつつ、気候変動への対策を具体的に考えていかねばならない。

 

【14】LIFE BELOW WATER
海の豊かさを守ろう

人間の経済活動が海の恵みを侵している今、問題はふたつ。ひとつはごみや排水による海の汚染。もうひとつは漁業の仕方。今のペースで魚をとり続ければ減ってしまう。漁業大国の日本には持続可能な漁業の方法を提案、支援する役割が。

 

【15】LIFE ON LAND
陸の豊かさも守ろう

森林や山地、川や湖の自然環境と、そこに生きる生物の多様性を守ること。例えば森林伐採をしたら植林をする、希少な野生動物の売買は禁止するなど、できることはたくさんある。自然環境と人間を含む生物との共存を目指す。

 

【16】PEACE,JUSTICE AND STRONG INSTITUTIONS
平和と公正をすべての人に

紛争やテロ、暴力や虐待で命を落とす人は後を絶たない。誰もが法によって守られる、平等で平和な社会を作ること。誰もが政治に参加できる仕組み、知る権利や言論の自由を得られる公的な制度を作ることが急務である。

 

【17】PARTNERSHIPS FOR THE GOALS
パートナーシップで目標を達成しよう

先進国の途上国への経済と技術の支援は最も重要なパートナーシップ。だが、国と国の間だけでなく、企業や個人など、さまざまな立場の人が参加し、同じ目標に向かって何をすべきか、できるのかを考えることが社会を変える力となる。

 

慶応義塾大学 大学院教授

蟹江憲史先生

かにえ・のりちか/政府SDGs推進本部円卓会議構成員を務めるなど、SDGs研究の第一人者。著書に『持続可能な開発目標とは何か~2030年へ向けた変革のアジェンダ』など。

 

『美的』2021年2月号掲載
イラスト/小迎裕美子 監修/蟹江憲史 協力/長田杏奈 構成/田中美保

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