逆効果になる小顔マッサージがあるって本当?を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日々の生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回はセルフマッサージについて。小顔を目指してマッサージを頑張っている人も多いと思いますが、実はセルフマッサージは逆効果になるというウワサが……。さっそく、Te・LuceオーナーのBeauty Life Creatorの宮澤輝子さんに真相を直撃してみました。
Q:逆効果になる小顔マッサージがあるって本当?
顔のむくみやたるみなどを解消したくて小顔マッサージに励む人は多いはず。でも、間違ったマッサージを行うと小顔どころか逆効果になるという声も。果たして真相はどうなのでしょう。エステティシャン、タラソテラピストなどの資格を持ち、ボディメンテナンスについて詳しい宮澤輝子さんに聞いてみました! 宮澤さんのお答えは……?
A:ホントです!
「むやみに強い力や圧を加えてマッサージを行うと、皮膚のたるみに繋がってしまい、その結果、小顔どころか顔の輪郭がボヤけて顔が大きく見えてしまうなんてこともあります」(宮澤輝子さん・以下「」内同)
小顔を目指すなら顔筋にしっかりアプローチを
「顔には30種類以上の筋肉がありますが、普段の生活ではその30%も使っていません。使うことのない筋肉はそのままだと縮まって、老廃物を流せず、それがたるみの原因になったりします。小顔を目指してマッサージをする際は、こういった普段使っていない筋肉にアプローチし、マッサージによってほぐしてあげることが大切です」
短時間でも効果が期待できる顔筋マッサージ
「顔のマッサージは通常は肩甲骨や腕の付け根をほぐしてから行いますが、それほどむくんでないときや肩こりがひどくない人、多忙で時間がない人などは、顔に施すだけでも慢性的に顔がむくんだりするのをカバーできます。
その場合、グイグイ圧をかけるのではなく、内側の筋肉を“ほぐせている”ことを意識して。お風呂上りや仕事の合間など少し時間が空いたときに行ってみるのもおすすめ。
ゆっくり時間の取れる時には肩甲骨や腕の付け根もじっくりマッサージを行いましょう。肌に負担をかけないよう、オイルやクリームを塗布して行うのがポイント。指の形は、人差し指の第一・第二関節を曲げた“カギ指”状態にし、側面を当てマッサージを行います」
(1)フェイスラインをマッサージ
あご下に親指を置き、あご上に人差し指側面(カギ指)を、あごを挟むように置く。アゴ先→耳下まで親指でしっかり引き上げる。これを5回。ラスト1回は耳下から鎖骨の窪みまで親指以外の4本の指で流す。
(2)頬全体をマッサージ
耳前中央に親指を置き、口角に人差し指側面(カギ指)を置く。頬全体を引き上げるように顔側面へスライドさせる。これを5ライン程行う。目の下のラインは優しく流す。ラスト1回は1同様に顔側面→耳下→鎖骨の窪みへ流す。
(3)眉上から生え際をマッサージ
こめかみに親指を置き、眉頭上に人差し指側面(カギ指)を置く。人差し指側面で圧を加えながらこめかみへ流す。額から生え際にかけて4ライン程同様に流す。ラスト1回はこめかみを親指以外の4本指で揺らしほぐし、2同様鎖骨の窪みへ流す。
(4)最後に手のひら全体で顔全体を引き上げ
手のひら全体で顔の中心から両サイドの生え際まで包み込んで引き上げて3秒静止。最後に顔側面→耳下→鎖骨の窪みまで親指以外の4本の指で流し終了。これを3回。
文/野邑みえ(all the way)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
自然療法の体験をきっかけに美容の世界へ入る。1992年よりエステティシャン、タラソテラピスト、アロマセラピスト、フィトテラピストの資格を取得。約10年のサロン勤務後、ハワイ研修を経て、2004年にプライベートサロンをスタート。「肌と対話する、肌の声に応える」ためのオリジナルメソッドの探求と、徹底したパーソナルトリートメントを提供するサロン活動を続けており、外苑前のエステサロンには女優やモデルらが足しげく通う。
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