健康・ヘルスケア
2020.11.6

性交痛を感じるのは、締まりの悪さが原因? 助産師さんに真相を直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

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日々の生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は体の中で最もデリケートなパーツ・膣について。性交痛を感じるようになるのは、締まりが悪いからってホント? そこで、健やかな膣を育む膣ケアトレを推奨する助産師のたつのゆりこ先生に、膣のお話を伺いました。

Q:性交痛を感じるのは、締まりの悪さが原因?

妊活をはじめ、愛する人とのコミュニケーションのひとつであるセックス。性交痛があると、苦痛に感じてしまいますよね。そして、その原因が膣の締まりが悪いことにあるというウワサが……。これってホント? 多くの出産に立ち会い、膣ケアやマッサージを推奨するエキスパート・助産師のたつのゆりこ先生に、その疑問を投げかけてみました。果たしてたつの先生のお答えは…?

A:ウソ

「俗に言う“締まりが良い”状態とは、膣内や会陰が伸縮性に富んだ状態のことをいいます。相手の性器とのマッチングなど、様々な問題が絡んできますので単純ありませんが、締まりが悪いこと性交痛が起こることは直結しません」(たつのゆりこ先生・以下「」内同)

性交痛をもたらすメカニズム

「性交痛の多くは、粘膜の潤い不足で発生します。これは膣の劣化によります。

ストレスなどで心身や脳が疲労すると血流が悪くなり、膣の潤いが失われて劣化していきます。伸縮性がなくなり、硬い状態になり、さらに愛液も分泌されにくくなるため痛みを感じるのです。一方で、膣壁も薄くなり、膣の中のザラザラやデコボコもなくなるため、そのせいで締まりが悪いなどと思う人もいるのかもしれませんね。相手は締まりが良くないと言う、そして自分は性交痛がある、という状況になれば、直結させてしまうかもしれませんが、正解ではありません」

膣の劣化の原因は?

「まずはストレスです。また、年齢を重ねれば、多くの女性に起こるもの。と言うのも35歳ぐらいから減り始める女性ホルモンは、代謝アップにも役買ってくれているのです。代謝が落ち始めると、血流も悪くなりやすいため、自ずと膣の粘膜が薄くなったり、粘液分泌量も減っていくのです。」

性交痛以外の膣の劣化の影響と対策

(1)黒ずみ

「冷えなどで血流が悪くなっていると、女性器に様々な影響をもたらします。まずは見た目に出るのが黒ずみ。膣口や会陰、小陰唇や大陰唇がくすんだような色に。衣服による圧迫でも血流は悪くなり黒ずみの原因になるので要注意です」

(2)ニオイ

「デリケートゾーンから放つニオイにも変化が出てきます。ジャンクフードや食べ合わせが悪いもの、気・血・水の流れを詰まらせやすい脂肪分の多い食材を摂取し続けていると、デリケートゾーンのニオイも不快なものに。

食べ合わせが悪いと言われているものは、乳製品×フルーツ、ビール×揚げ物など。むしろ相性が良いと思われるものなので、驚く方も多いことでしょう。改善策としては、やはり食事改善。またデリケートゾーンを洗うのは、パンティラインと呼ばれる脚の付け根と隠毛が生えている部分、大陰唇と小陰唇の間です。膣や外性器は粘膜なので、お湯で洗い流すだけにしましょう」

膣の劣化を防ぐには?

「上で説明した通り、年齢によるものもありますので、ある程度はしかたがないと受け入れるのがよいでしょう。心がけてほしいのは、ストレスを減らすこと。とくに若くして性交痛がある人は、早寝早起きや入浴で巡りを高めるなど、日常生活のリズムを作って血流アップを試みてください」

膣の劣化以外の性交痛の原因

「とはいえ、性交痛の原因は膣の劣化だけではありません。男性の前戯の短さや乱暴さによってえ気持ちよくなれなれていないということも大いあります。パートナーとの関係性も重要なのです。また、女性器にまつわる病気のケースもあります。年齢のせいだから仕方がない、ストレスのせいだなどと決めつけないで、一度産婦人科で診てもらうことをおすすめします 」

Be born助産院・産後養生院院長

たつのゆりこ先生

助産師・鍼灸師・看護師。大学病院の産科新生児室や産科/ICU・CCUの勤務から、助産院、自宅出産介助まで幅広い業務経験を持つ。東洋医学アーユルヴェーダの知恵を活かして活躍。現在は「Be born助産院・産後養生院院長として、出産前後、更年期の女性の心身のケアを行なっている。
ストレスで膣が劣化するってホント? 助産師さんに真相を直撃!

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文/むらなかさちこ

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