健康・ヘルスケア
2023.10.8

【更年期体験談】山本未奈子さん「突然起き上がれなくなりうつ症状に。仕事を半年休業しました」

更年期の症状は1人1人違うもの。実際に体験した更年期の症状&整え方を美容賢者の山本未奈子さんに伺いました。

美容賢者も経験!私の更年期リアルストーリー

V Holdings 代表取締役Co-CEO

山本未奈子さん

早くから不調が現れたケース。「突然起き上がれなくなり、うつ症状に。仕事を半年休業しました」

仕事を半年間休職する程の更年期障害を経験した山本未奈子さんが、最初に“変化”を感じたのは42歳のとき。

「生理不順になって婦人科を受診したら、『更年期です』と先生に言われました。そのときは特に治療はしませんでしたが、44歳頃からホットフラッシュや疲れやすさ、不眠などの症状を感じ始めました。冬でも突然汗が止まらなくなったり、夜中に目が覚めて眠れなくなったり…。それでも『まだ大丈夫!』と思い込んでいたんです」

不調を感じながらも仕事や子育てを頑張ってきた結果、46歳のある日突然、起き上がれなくなって2か月も寝た切りに。

「その前から集中力の低下や待ち合わせの時間どおりに行けない、突然涙があふれるなどのサインはあったのですが、無理して走り続けてしまったんです。寝た切りになって、母親、経営者、美容家としての自信をなくし、『美容の仕事も諦めるしかない』とい詰めることも。周囲のすすめもあり休職することにしました」

生活改善で薬に頼らず過ごせるまでに回復

さまざまな治療を試した後、抗うつ剤の服用で気力が回復し始めたのをきっかけに、生活の見直しをスタート。

「まっ先に見直したのが睡眠です。寝具や睡眠環境にこだわり、睡眠時間は8時間を確保。散歩やヨガなどで体を整え、リラックスするようにひとりの時間を作るよう心掛けました。生活を整えたことで、徐々に薬に頼らずに過ごせるようになりました。更年期は思春期と同じで誰にでも起こること。必ず終わりが来るので、自分をいたわる時期と考えて過ごしてほしいですね」

更年期年表|うつ症状が強く寝た切り

42歳 不調を感じ、婦人科を初受診
44歳 ホットフラッシュなどの症状が強く現れる
46歳 突然起き上がれなくなり更年期障害と診断。同時にうつ症状に
47歳 半年の休養を経て仕事に復帰

未奈子さんの不調の整え方

■毎日“8時間睡眠”を確保


「8時間の睡眠をまず組み込んでから1日のスケジュールを立てます。しっかり睡眠をとるようになって症状も回復しました」

■ウォーキングやヨガでリフレッシュ

「動けるようになってからは散歩をするように。ヨガも週2回のペースで再開。ヨガで深い呼吸をすると自律神経のバランスも整うように感じます。そろそろ筋トレも再開したいと思っています」

『美的』2023年9月号掲載
イラスト/伊藤美樹 構成/青山貴子、有田智子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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