健康・ヘルスケア
2022.3.29
「乳がん検診」毎年受診してる? 初期は無症状だからこそダブルチェックを!|女医が解説
初期は無症状!だからこそ毎年受診するのもマスト。『美的』世代は絶対受けたい「乳がん」について学びましょう。常喜医院院長の常喜眞理先生にお話を伺いました。
乳がん検診
検診は年1回を目安に。超音波とマンモグラフィのダブルチェックを
乳がんは初期症状がなく、早期発見が重要なため検診が大切。
「20~30代は超音波検査で良いと思っている人も多いのですが、マンモグラフィでは初期の石灰化を伴う乳がんも発見できます。年に1回、併用して検診することが早期発見につながります」
【乳がん罹患は30代から急増】
乳がんは30代から急激に増加。仕事や育児などで忙しく、検診が疎かになりがちな世代なので注意が必要。
超音波
乳房に超音波を当て、画像を見ながら行う。乳腺密度が濃い人でもしこりを発見しやすい。放射線被曝がないので妊娠中も受診可能。
マンモグラフィ
乳房を圧迫板で挟み、エックス線撮影。超音波では発見しにくい初期の石灰化や触診でわかりにくい小さなしこりの発見に有効。
『美的』2023年3月号掲載
イラスト/どいまき 構成/青山貴子、金子由佳、有田智子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
じょうきまり/医学博士。常喜医院での診療のほか、慈恵医大新橋健診センターで健康診断(人間ドック)の診察も行う。