私たちをキレイへ導く、世界一の美容スタッフが決定!コーセー「グローバルEMBコンテスト」に今年も行ってきました♪ vol.1 グローバル大会編
コーセーの化粧品カウンターで働く美容スタッフたちが日頃から培ってきた接客&メークアップスキルを競う「EMBコンテスト」。今年で37年目を迎えるこの伝統あるイベントに、一昨年&昨年に引き続き、今年も『美的』が潜入してきました!
〝EMB〟とは〝Expectation(期待)〟〝Meet(応える)〟〝Beyond(超える)〟の略で、「お客様の期待に応え、期待を超える」という意味。また今回も中国・韓国・シンガポールなど海外7か国の優秀者が参加し、2度目のグローバル大会が実現しました。ちなみに、このコンテストが開催されたのはコーセー発祥の地、王子にある研修センター。〝コンテスト〟というとラグジュアリーなホテルやイベント会場などの華々しい場を想像しがちだけれど、そうではなく、全社員の教育の場である研修センターで毎年開催されているのです。そんな点からも、コーセーという企業の実直さがうかがえますよね♪
今回の審査は①カウンセリング、②メークオフ&スキンケア、③メークの3項目で、時間は全部で50分。昨年までは各項目ごとに時間が決められていましたが、今年からは個人の裁量でタイムマネージメントをして、50分以内に終わらせればOKというシステムに変更。またお客様役には一般のモデルさんを起用し、昨年よりも公平な審査ができるようになりました。

そしていよいよコンテスト開始! まず①のカウンセリングでは、お客様の肌質や肌悩み、メークの好みなどを詳しくヒアリング。カウンセリングはお客様のニーズに的確に応えるためにとても重要なのですが、5分程度という短い時間で今会ったばかりのお客様を〝知る〟という、高いコミュニケーションスキルが問われます。

次に②のメークオフ&スキンケアでは、アイメークやチーク、リップまでをスピーディかつ完璧にオフ。プロの技が光ります! 続いてお客様の肌質に合ったアイテムを使ってスキンケアをしていくのですが、単に化粧水→美容液→乳液で肌を潤すだけではなく、マッサージまでして美肌力を高めてメーク映えする肌を作ります。

そしていよいよ美容スタッフ最大の腕の見せ所、③のメークアップ! 色の組み合わせ方やアイラインの引き方、仕上がりの美しさなどという単なる〝技術〟だけではなく、カウンセリング時にヒアリングした、お客様の希望やなりたいイメージにどれだけ近づけられたかが、審査に大きく影響します。
審査員はコーセーの人材育成担当者やソフト開発担当者など、なんと計13名が参加! コンテスト中、審査員は会場を自由に歩き回って美容スタッフひとりひとりを採点していくのですが、その真剣な眼差しといったら…。私だったらビビッて手が震えてしまうに違いありません(笑)。でもそこは2度の予選を勝ち抜いてきた精鋭たち、まったく臆することなくニコニコしながら普段どおりの実力を発揮していました。ちなみに今回も特別審査員として本誌・兵庫編集長も参加。『美的』ならではの視点で美的賞を選出しました。

最後に、審査員の前で今回施したメークのイメージやポイント、お客様のニーズに対してどんな提案をしたかなどをひとり2~3分で発表。昨年まではうまく言葉で伝えることができなくて審査員にツッコミを入れられている美容スタッフが必ずひとりはいたのですが、今回は全員がきちんと要点をまとめ、自分の考えをしっかりと述べることができていたのには正直驚かされました。「美容スタッフたるもの、接客&メークはもちろんのこと、お客様に言葉で伝えることも重要」という考えから、美容スタッフ全体のプレゼン能力やコミュニケーションスキルを向上させる教育にもコーセーは力を入れたのだそう。
また、コーセーが〝EMB〟と共に大切にしているのが〝おもてなしの心〟。それは一朝一夕でかなえるのは不可能で、美容スタッフひとりひとりが常に真摯な気持ちで日々の店頭活動に取り組んでいなければ、決して手に入れられないものだと私は思います。でも日本と海外の区別なく、どの美容スタッフもコンテスト全般を通して包容力のある笑顔を絶やさず、お客様をキレイにしたい・楽しんでもらいたいという気持ちにあふれていました。実際にメークをしてもらったお客様だけでなく、取材している私まで心地よくなって、美容テンションもアップ! コーセーのカウンターに実際に足を運んだらもっともっと楽しくキレイになれそうだなぁと、想像するだけでウキウキしてくるのでした♪
コーセーHP http://www.kose.co.jp
■取材日:2013/04/22 mon. @コーセー王子研修センター
撮影/藤巻亮平 取材/内田淳子
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