学生時代よりタニタの体脂肪計開発プロジェクトチームに参加。世界初の乗るだけではかれる体脂肪計をはじめ、体組成計、活動量計などの回帰式や判定アルゴリズムを開発した。栄養士の資格を持ち、技術開発研究者と栄養士の二つの視点から健康とからだに関する講演の講師も行っている。
文/木土さや
「お米は炭水化物なので糖質です。ダイエットでは糖質=減らすべきという考えでは、お米抜きダイエットは有効でしょう。しかし、お米は粒のまま炊いて食べるので、小麦粉などの粉類と比べて吸収が遅く、血糖値の上昇も緩やかです。満腹感も維持されるので、ほかの炭水化物よりもダイエットの味方になってくれるといえます。玄米だと、さらによいですね。
お米抜きダイエットが日本人に不向きかどうかというよりも、日本人にとって主食のお米ですし、メリットも多い食材ですから、敬遠することもないのでは、というところでしょうか」(西澤さん・以下「」内同)
「穀類のなかでもダイエット中におすすめしたいのが玄米や五穀米、麦のご飯です。自然の姿に近い粒なこと、ビタミンやミネラル、繊維などを含んでいるので、キレイをサポートしてくれますよ」
「どうしてもパンが食べたい……!そんなときは、小麦粉よりも全粒粉を使用したものを食べるなど、賢く選んでいくことが大切です。真っ白なフワフワのパンよりも、全粒粉などの精製されていない“茶色いもの”のほうが、太りにくいです。
血糖値が急上昇してしまうと、上がった血糖値を下げようとインスリンが分泌され、その中で血中の糖分を脂肪に変えて体内に貯め込もうとします。血糖値の上昇が緩やかであれば、インスリンの分泌も抑えられます。
麺類の中でもお蕎麦は、パスタやうどんに比べて血糖値が上がりにくいので、ダイエット向きといえますね。
パスタやうどんなど血糖値が上がりやすい麺類の場合は、麺だけじゃなく、サラダやお肉などをプラスして繊維やミネラルも補うようにしましょう。冷麺やサラダうどんに、トマトや発酵食材であるキムチをプラスするのもおすすめです」
学生時代よりタニタの体脂肪計開発プロジェクトチームに参加。世界初の乗るだけではかれる体脂肪計をはじめ、体組成計、活動量計などの回帰式や判定アルゴリズムを開発した。栄養士の資格を持ち、技術開発研究者と栄養士の二つの視点から健康とからだに関する講演の講師も行っている。
文/木土さや
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