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2019.8.17

夏バテに負けない体を作る!消化・吸収を促す食材とは?【キレイな人は実践しているホリスティック栄養学vol.3】

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夏の暑さの疲れが出始める8月。疲れを解消して、秋まで引きずらないようにするには、どうしたらいい? 夏バテ解消に必要な栄養素と、消化・吸収を促す「ホリスティック栄養学」のメソッドを山崎まいこ先生に伺いました。

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 なぜ、日差しが強いだけでぐったり疲れるの?

夏、日差しの下をほんの少し歩いただけなのに、妙にぐったり疲れることはありませんか? もしかしたら、それは脱水症状かもしれません。

「日差しが強いと、じわじわと汗が出て、気づかないうちに脱水症状に陥ります。また、汗をかくと水分だけでなく、ミネラルやビタミンも一緒に流れてしまうので、栄養が欠乏してよけいにだるさを感じるんです」(山崎先生)

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夏の問題は、脱水症状だけではありません。暑い外と冷房が効いた室内の寒暖差は、自律神経を乱れやすくし、夜の寝苦しさは慢性的な睡眠不足を招きます。こうしたさまざまな条件が重なって、日差しを浴びて疲弊するのに、自律神経の乱れや睡眠不足が続いて回復できないという、悪循環を招いてしまうのです。

汗と一緒に流れるミネラルやビタミンを補給

ミネラル不足に陥りやすい夏は、ミネラルを積極的に摂りたいもの。

「毎朝、岩塩1杯の水にひとつまみ入れて飲むのをおすすめしています。ナトリウムやマグネシウム、カルシウムなど、自然界のミネラルがバランス良く入っているものを選びましょう。化学合成された食卓塩はNGです」(山崎先生)
image3ピンクヒマラヤソルト(細粒)454g ¥2,600(税抜)/サンフード

岩塩で摂れるミネラルのほか、亜鉛も意識的に摂取したいミネラルのひとつ。
「亜鉛をダントツで多く含んでいるのは牡蠣ですが、その他の魚介類も多く含まれます。吸収効率は落ちますが、ナッツ類ごまもこまめに摂るといいですね」(山崎先生)

ビタミンも汗と一緒に流れるので、積極的に摂りたい栄養素です。

ビタミンABは、レバーやうなぎ、赤身の動物性たんぱく質で摂ると、吸収効率も高くておすすめです。ビタミンCを多く含むのは、キャベツやカリフラワー、赤・黄ピーマンなどの野菜や、アセロラやアサイーなどです」(山崎先生)

亜鉛もビタミンも消耗されやすいので、毎食、こまめに摂取するのが大切なポイント。サプリメントを利用するのも賢いやり方です。

“スパイス”を上手に取り入れると、パワフルに消化・吸収

脱水症状や栄養欠乏、自律神経の乱れ、慢性的な睡眠不足などによって、夏バテしがちな8月は、胃腸の調子が乱れやすい時期でもあります。そんなときに消化・吸収を促してくれるのが、食欲をそそるスパイス類

「胃腸の調子を整えて、体の内側を温めることでパワーを引き出してくれるので、まさに夏バテがピークに達する8月にうってつけです」(山崎先生)

料理に取り入れるのが難しければ、手軽に摂れるサプリメントも。スーパーフードのパイオニア、サンフードの「ターメリック&スーパーハーブ カプセル」「ブラックマカ カプセル」は、山崎先生のおすすめ。

image4左:オーガニック ブラックマカ カプセル(90粒)¥4,000(税抜)/サンフード 右:オーガニック ターメリック&スーパーハーブ カプセル(90粒)¥5,400(税抜)

必要な栄養素をチャージすれば、心も肌も整う

必要な栄養素を摂取し、しっかり消化・吸収できるようになれば、おのずと体の中は整ってきます。そうすれば、夏バテシーズンも暑さに動じない体に。

「また、あまり知られていませんが、どの栄養素を摂取し、消化・吸収したかによって、精神状態も変わってきます。必要な栄養素をチャージできれば、心も穏やかに整ってくるのです。そして心が整えば、さらに摂取した栄養素の消化・吸収がよくなるという、理想的な好循環が生まれます。もちろん、肌の状態も整いますから、女性にとってはうれしいこと尽くめです」(山崎先生)

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今年の夏バテ対策は、栄養素に目を向けて、体・心・肌を整えるきっかけにしてみては?

キレイな人は実践している!山崎先生のワンポイントアドバイス

山崎先生が、夏バテを防ぐために、8月に行っているスペシャルケアを教えてくれました。毎年夏バテするという人は、ぜひ参考にして!

「汗と一緒に流れるミネラルを補うために、毎朝、岩塩をひとつまみなめたり、白湯に入れて飲んだりしています。また、8月は胃腸の調子が乱れて消化・吸収力が落ちやすいので、スパイス系のサプリメントも活用。私のお気に入りは、ブラックマカです。まだ紫外線が強いので、ビタミンCのサプリメントも摂っています」(山崎先生)

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What’s ホリスティック栄養学?

ホリスティックとは、全体的な・包括的なという意味。一般的な栄養学が「栄養素」だけに着目しているのに対し、ホリスティック栄養学は、摂った栄養素だけでなく、その後の「消化・吸収」にまで着目。どんな気分で食べたのかも消化・吸収に大きく関わってくるので、食べるときの心のあり方も大切に考えています。

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まいこ ホリスティック スキン クリニック 院長
山崎まいこ先生
滋賀医科大学卒業後、大阪市内で皮膚科医として勤務しながら、アメリカのNutrition Therapy Institute日本校に通い、栄養素の消化・吸収と腸内環境に着目した「酵素栄養学」を修得。クリニックの名前にある通り、体の外側と内側からだけでなく、精神面からもアプローチするホリスティック(全体的・包括的)な診療を行っている。真に美しい素肌を引き出すことで、ひとりでも多くの女性たちを幸せにしたいとの思いから、2017年に東京・代官山に開院。新著『美しい肌が生まれるところ-腸とこころをととのえる-』(ワニブックス)が話題。※山崎先生の崎は、正しくはたつさきです。
まいこ ホリスティック スキン クリニック 公式サイト

構成/綾城和美 撮影/黒石あみ(本誌)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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