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2019.6.15

その梅雨だる…“隠れ貧血”が原因かも!?【キレイな人は実践しているホリスティック栄養学vol.1】

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梅雨のシーズン到来! 雨が降る日ばかり続くと、「なんとなく体がだるい」「憂鬱になる」「やる気が出ない」という人も多いのでは? そこで今回は、新著『美しい肌が生まれるところ-腸とこころをととのえる-』(ワニブックス)が話題沸騰中の山崎まいこ先生から、消化・吸収や、腸内環境と心のあり方に着目する「ホリスティック栄養学」にもとづいて、梅雨時期に“心と体を軽やかにする方法”をレクチャーしてもらいました。

日照不足と湿気がトリガーに

梅雨は、これといった病気ではないけれど、「体がだるい」「気分が沈む」といった、いつもとは違う不調が出やすい時期。雨ばかり降って日照時間が減り、湿度が高くなることで、1.ホルモンバランスが崩れ、2.自律神経が乱れることが原因です。また、血流の悪化と低気圧の影響が重なって、頭痛などの症状も出やすくなります。

太陽の光を浴びる機会が減ることで、ホルモンのひとつであるメラトニンのサイクルが乱れて、朝、起きづらくなったりするのも梅雨に多く見られる不調のひとつ。
「こうした梅雨特有の不調が出やすい人は、元々ベースに貧血をもっていることが多いですね。自覚症状がない人も要注意。いわゆるふらつき以外にも、胃腸の調子が悪い、頭痛、冷え症、気分のムラ、落ち込みやすさ、イライラしやすい、憂鬱感などの症状は、貧血が引き起こしている可能性があるんです」(山崎先生)

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梅雨の不調解消に効くのは「鉄」と「ビタミンB群」

自覚症状がなくても、貧血が潜んでいるケースが多い梅雨の不調。解消するには、鉄分の摂取が欠かせません。鉄分を多く含む代表的な食材は、レバーやうなぎ。「でもレバーやうなぎは毎日食べるようなものではないので、基本的には、動物性たんぱく質を摂るように心がけるといいですよ」(山崎先生)

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中でも、山崎先生がイチ押しする豚の赤身と卵黄は、鉄分と一緒にビタミンB群も摂れる最高の食材。「ビタミンB群は、さまざまなホルモンをスムーズに作り出す作用があるので、梅雨時期に乱れやすいホルモンバランスを整えるのにも必須の栄養素です」(山崎先生)

「酢」と「麹」で消化・吸収を促進!

せっかく梅雨の不調解消のために効果的なものを食べても、しっかり消化・吸収されなければ意味がありません。そこで梅雨時期、鉄分やビタミンB群と一緒に摂りたいのが、酢です。

「現代人は胃酸の分泌が少ない人が多く、胃の酸性度が弱いので、食事の最初に酢を摂って胃の酸性度を下げるといいですね。その後の消化がスムーズになります。酢を摂る方法は、酢の物を食べるのでもいいし、飲むお酢を飲むのでもOKです。ただし飲むお酢の場合は、飲みやすくするために砂糖が入っていることもあるので、きちんと成分表示を確認し、砂糖が入っていないものを選ぶようにしましょう」(山崎先生)

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もうひとつ、おすすめするのが。「動物性たんぱく質である肉を、あらかじめ塩麹などにつけて分解を進めておくと、食べたときの胃の負担が減る上、味がしっかりついておいしくいただけますよ」(山崎先生)

楽しく食べれば、消化・吸収が一層スムーズに

梅雨の不調解消に効く栄養素をしっかり消化・吸収する上で、もうひとつ欠かせないのが、“楽しく食べる”ということ。

「どんな気分で食べるかで、消化酵素の分泌量が増減し、消化・吸収の能力に差が出るんです。栄養素の観点からパーフェクトな食事を続けていても、健康になったと感じられない人、不調が続いている人は、ひょっとしたら食べるときの気分が影響しているかもしれません」(山崎先生)

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栄養素を気にし始めると、「これを食べなきゃ」「あれは食べちゃダメ」というように、楽しさが抜けてストレスがたまりがち。でもその頑張りが、実はせっかく摂った栄養素の消化・吸収を阻害することにもなりかねないのです。

「ジャンクフードを食べる日もあるかもしれないけれど、それはそれで思いきり楽しむ。後で食事量を調整したり、足りない栄養素をサプリメントで補ったりすればいいんです。苦しみながら頑張るのではなく、柔軟で寛容な考え方を持って、楽しみながら食事をしてくださいね」(山崎先生)

キレイな人は実践している!山崎先生のワンポイントアドバイス

山崎先生が、梅雨の不調に陥らないために気をつけていることを教えてもらいました。ぜひ参考にして、梅雨時期の生活に取り入れてみて!

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「太陽を浴びない日が続くと気分が下がりがちになるので、梅雨の晴れ間には、太陽を浴びるようにしています。皆さんも1日中オフィスにこもるのではなく、晴れていれば、せめてランチだけでも外に出るといいですよ。運動するときも、室内より外のほうがおすすめ。ほんの少し太陽を浴びるだけで、体調や心境が変わるはずです」

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「日照時間が減ると体内時計が狂いやすいので、夜ふかしをしないなど、いつも以上に規則正しい生活をするよう心がけています。そうすると、メラトニンサイクルが崩れにくくなりますよ」

What’s ホリスティック栄養学?

ホリスティックとは、全体的な・包括的なという意味。一般的な栄養学が「栄養素」だけに着目しているのに対し、ホリスティック栄養学は、摂った栄養素だけでなく、その後の「消化・吸収」にまで着目。どんな気分で食べたのかも消化・吸収に大きく関わってくるので、食べるときの心のあり方も大切に考えています。

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まいこ ホリスティック スキン クリニック 院長
山崎まいこ先生
滋賀医科大学卒業後、大阪市内で皮膚科医として勤務しながら、アメリカのNutrition Therapy Institute日本校に通い、栄養素の消化・吸収と腸内環境に着目した「酵素栄養学」を修得。クリニックの名前にある通り、体の外側と内側からだけでなく、精神面からもアプローチするホリスティック(全体的・包括的)な診療を行っている。真に美しい素肌を引き出すことで、ひとりでも多くの女性たちを幸せにしたいとの思いから、2017年に東京・代官山に開院。新著『美しい肌が生まれるところ-腸とこころをととのえる-』(ワニブックス)が話題。※山崎先生の崎は、正しくはたつさきです。
まいこ ホリスティック スキン クリニック 公式サイト

構成/綾城和美 撮影/黒石あみ(本誌)

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