健康・ボディケア・リフレッシュニュース
2019.7.20

紫外線による肌ダメージ、活性酸素が原因だった!?【キレイな人は実践しているホリスティック栄養学vol.2】

image1

いよいよ夏本番! 強烈な紫外線から肌を守るには、日焼け止めなどによる外側からのUVケアだけでなく、体の内側からのインナーケアも大事! この時期に必要な栄養素と胃腸の調子が乱れやすい暑さの中でもしっかり消化・吸収するためのメソッドを、「ホリスティック栄養学」の観点から、山崎まいこ先生に教えてもらいました。

その梅雨だる…“隠れ貧血”が原因かも!?【キレイな人は実践しているホリスティック栄養学vol.1】

活性酸素が増えて、体内がさびつく!?

夏になると、1年の中で最も強烈な紫外線によってメラノサイトが刺激され、シミの原因となるメラニンが大量に合成されるのはよく知られた話。でも実はこの現象、“活性酸素のしわざ”だと知っていましたか?

「紫外線を浴びると、体の中で活性酸素が増えます。この活性酸素こそが、諸悪の根源。シミを生み出すだけでなく、細胞に微細な炎症を起こしてコラーゲンを破壊するので、放っておくとたるみの原因になります。また、こうした活性酸素の悪影響から肌を守ろうとしていろいろな栄養素が使われてしまうので、しっかり食べているつもりでも栄養が欠乏しやすくなります」(山崎先生)

image2

必要なのは、抗酸化対策!

紫外線が強烈なシーズンに積極的に摂取したいのは、抗酸化作用に優れた栄養素です。

「抗酸化作用の高い栄養素といえば、何といってもビタミンC。意外とフルーツよりも野菜に多く含まれます。キャベツやカリフラワーはその代表格。スーパーフードのアセロラやアサイーなんかもいいですね。冬場は食べないほうがいいとされる、体を冷やす南国系の食べ物も、この時期は摂っても大丈夫です」(山崎先生)

image3

ビタミンCと同じく、ビタミンAも抗酸化作用が高いため、積極的に摂りたい栄養素のひとつ。

「ビタミンAは、レバーやうなぎ、赤身肉などの動物性たんぱく質に多く含まれます。にんじんやかぼちゃなどの野菜に含まれるβカロテンも、体の中でビタミンAに変換されますが、吸収効率が良くないので、ビタミンAを摂取する目的なら、動物性たんぱく質のほうがおすすめです」(山崎先生)

夏真っ盛り、消化・吸収を助けるのはネバネバ系

夏の暑い時期に消化・吸収を助けてくれるのは、オクラやとろろ、山芋などのネバネバ系食材とのこと。するっとのどごしが良くて、食欲がないときでも食べやすいのが魅力です。

「夏はネバネバ系食材を積極的に摂りましょう。これらの食材には水溶性食物繊維が多く含まれており、腸内細菌がそれを分解して作り出す短鎖脂肪酸が、腸の粘膜のはたらきを助けてくれます」(山崎先生)

%e3%82%aa%e3%82%af%e3%83%a9

抗酸化作用の代表格であるビタミンCは、一度に多くの量を吸収しきれないので、こまめに摂ることが大事。

「毎食、意識して必ず摂るようにするといいでしょう。必要量をしっかり吸収することにつながります。ビタミンAは、油と一緒に摂ると吸収率がアップ。加熱するときは、オリーブオイルを使うのがおすすめです」(山崎先生)

%e3%83%9c%e3%83%88%e3%83%ab

ハッピーな気持ちで食べることも大事

夏、暑いからといって、冷たいものを摂りすぎるのは胃腸に負担がかかるので、当然良くありません。とはいえ「我慢・我慢」ばかりでは、ストレスが溜まって、かえって消化・吸収の基礎力が低下してしまうことも……。

「心と腸はダイレクトにつながっていて、精神状態は即、消化・吸収に直結します。だから、いつも冷たいものばかりという状況は避けたいですが、たまに自分へのご褒美で、話題のお店のアイスデザートを楽しむようなことがあってもいいと思うんです。そうやってストレスを発散して心が整えば、しっかり消化・吸収されて、体が美しく健康的に整うという好循環が生まれます。情報にがんじがらめにならずに、柔軟で寛容な考え方ができるようになるといいですね」(山崎先生)

image6

キレイな人は実践している!山崎先生のワンポイントアドバイス

山崎先生が、夏の紫外線から肌を守るために行っているインナーケアを教えてもらいました。参考にして、今年の夏は体の内側からも紫外線をシャットアウトして!

image7

「日焼け止め、日傘、サングラスなどで外側から紫外線を防御するのはもちろんですが、抗酸化対策として、ビタミンCのサプリメントを摂っています。これだけでも、紫外線による肌へのダメージがずいぶん抑えられるんですよ。ビタミンCは排出されやすく、一度に多くの量を吸収しきれないので、少しずつこまめに摂るのがポイントです」(山崎先生)

What’s ホリスティック栄養学?

ホリスティックとは、全体的な・包括的なという意味。一般的な栄養学が「栄養素」だけに着目しているのに対し、ホリスティック栄養学は、摂った栄養素だけでなく、その後の「消化・吸収」にまで着目。どんな気分で食べたのかも消化・吸収に大きく関わってくるので、食べるときの心のあり方も大切に考えています。

eyecatch
まいこ ホリスティック スキン クリニック 院長
山崎まいこ先生
滋賀医科大学卒業後、大阪市内で皮膚科医として勤務しながら、アメリカのNutrition Therapy Institute日本校に通い、栄養素の消化・吸収と腸内環境に着目した「酵素栄養学」を修得。クリニックの名前にある通り、体の外側と内側からだけでなく、精神面からもアプローチするホリスティック(全体的・包括的)な診療を行っている。真に美しい素肌を引き出すことで、ひとりでも多くの女性たちを幸せにしたいとの思いから、2017年に東京・代官山に開院。新著『美しい肌が生まれるところ-腸とこころをととのえる-』(ワニブックス)が話題。※山崎先生の崎は、正しくはたつさきです。
まいこ ホリスティック スキン クリニック 公式サイト

構成/綾城和美 撮影/黒石あみ(本誌)

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter google+ Pocket

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事