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2024.4.28

オーストラリアのJK弁当、子も親も“映え”なんて気にしない!|美容ライター&16歳。メルボルン母娘美容Days

長女の高校留学を機に、オーストラリア・メルボルンに移住した美容ライター・夏目 円さん。海外で遭遇する美容のアレコレを綴るビューティログ第8回は、高校生のお弁当事情について。映えを気にせず、食べたいものをちょうどよく…夏目親子が見出した、シンプルなお弁当術とは?【美容ライター&16歳。メルボルン母娘美容Days_vol.8】

4回のお弁当、中学の頃よりかなりシンプルに

「ねえ、ねえ、今日のお弁当、どうするー?」

今日はバニラのヨーグルトがいいなぁ

コレ、朝の会話のひとコマです。
メルボルンの公立高校に通う娘は、水曜日を除いて週4回、お弁当を持っていきます。日本で通っていた中学校もお弁当だったので、私のお弁当作りも4年目に。といっても、SNSにのせられるようなキラキラしたお弁当は作れません…私、そんなに得意なほうではないのです。
そんなワケで、中学校のときはスープジャーを大活用。日替わりで、豚汁、野菜スープ、ミネストローネなどの汁物に雑穀米をつけて持たせていたました。おかずを作る必要がないので簡単ですし、栄養価もそこそこ。そして娘曰く、何よりあったかいのがよかったようです。

ある日のランチは、娘のお気に入り、cocobellaとスナック、チーズ。cocobellaは、発売したばかりのココナッツ100%、植物性ヨーグルトです。1個250円前後で運がいいと半額になります。

海外ではお弁当への関心が低め。おかずはナシ、どーんっ!と単品

高校になっても、そのままスープジャー弁当が続くのかなと思っていたのですが、さすがに飽きてしまったようです。加えて、ここメルボルンのお弁当は、日本とはかなり違うとのこと。

「まわりのコって、どんなお弁当を持ってきてるの?」

人それぞれだけど、“昨日の晩ご飯の残り物”を持ってくるパターンが多いかな

「ふーん、なるほどね。じゃあ、どんな感じで持ってくるの? 日本みたいにお弁当箱は可愛い? おかずがキレイに詰めてある感じ?」

いやいやいや、そんなんじゃない。単品が多いかな。例えば、イタリア人家庭にホームステイしているコは、パスタがどーんって感じ。それをタッパーに入れて、学校にあるレンジでチンして食べてるよ

「学校にレンジがあるんだ! それはいいねえ。あとはどんなメニュー? ほら、オーストラリア人ってさ、ソーセージが好きじゃん、ホットドックとか多いの?」

うーん、どうだろ? ハムとかチーズを挟んだサンドイッチはよく見るね。あと、持ってこないコもいるし

「えっ?! 食べないってこと?」

食べないんじゃなくて、シリアルバーで済ませたり、学校の売店でクッキー買ったりしてるよ

やはり日本とは異なる海外のお弁当事情!
娘によると、生徒はお弁当に対してさほど興味を持っていないというか、関心がないようです。一方の日本には、“幕の内弁当”にはじまり、“キャラ弁”、“デコ弁”…お弁当文化がしっかりと根付いていますよね。あらためて“日本を発見”する、海外留学の醍醐味です。

シンプルでいい。5分もかからないメルボルン版・愛情弁当とは?

さて、週4回のお弁当、すっかりメルボルンバージョンになりました。つまり、とてもシンプル(手抜きともいいますが…)。冒頭にお話ししたヨーグルトの日は、チーズや小さなスナック菓子を持たせています。それと、チャーハンやキンパ、パスタなど、晩ごはんを少し多めに作っておき、翌朝フライパンで温めて小さなタッパーに入れています。それから、ホットドックやサンドイッチを作ることもありますね。パンを軽くトーストして具材をのせるだけですから5分もあれば完成します。ちなみに、パンもソーセージも冷凍庫で小分けにして、寝る前に冷蔵庫に入れて解凍しています。飲み物は、日本で買ったスタバの600mlのペットボトルに水を入れています。

ごはん茶碗1杯分ぐらいのチャーハンとフルーツ。容器はむしろ映えないほうがいいようです。

少しばかり体型を気にするようになったのか、スナック菓子やアイスなどの間食はさほどしませんし、家では水を飲んでいます。晩ごはんもモリモリ食べるっていうことはないですが、食べたいのに我慢している風情はありません。そもそも私も量を食べるほうではなく、今現在、ふたりともすこぶる体調がいいので、これが“私たちの適量”なのだと思います。

ランチに続き、朝ごはんにも変化が。自分でスムージーを作るようになったのです。
というのも、私自身が10年以上朝食をスムージーにしていまして、娘がある日、突然作り出しました。娘のスムージーは、ヨーグルト、アーモンドミルクor牛乳、冷凍マンゴーとブルーベリー、そしてハチミツを少々入れてミキサーに。ちなみに私のスムージーは、バナナ1本、アーモンドミルク150㏄、チアシード、カカオパウダー、プロテインパウダー、冷凍ブルーベリー。栄養価もありますし、チアシードが入っているからか腹持ちがいいですよ。カカオパウダーは抗酸化作用があり、なにしろお通じがよくなりますから。ぜひお試しください。

娘の朝ごはんはスムージー。材料は目分量で、どさどさミキサーに入れています。200㏄のコップに1杯半ぐらいできます。

日本も新学期がはじまり、お子さんのお弁当を作っている方も多いと思います。私のお弁当レシピが参考になるとは到底思いませんが、お弁当に対するハードルがほんの少しでも下がったら幸いです。見た目や内容がそこそこでも、愛情が入っていることが大切ですよね!

次回は、オーストラリアのヘアケア事情についてお話します。以前の記事でちらっと書きましたが、髪を洗う頻度もヘアスタイルのトレンドもまったく異なります。美容ライター目線で、じつに興味深いテーマです。どうぞお楽しみに!

\お知らせ/
夏目 円さん、初の著書! 留学を検討中のご家族はもちろん、えいっ!と背中を押してほしい人へ

担当エディターSです。このたび、連載「美容ライター&16歳。メルボルン母娘美容Days」の夏目 円さんがKindle本『50歳からの初海外移住〜15歳娘とふたり大冒険 in Melbourne〜』を出されました!
美容ライター、15歳のお嬢さんをもつお母さん、海外移住。興味をそそられまくる3つの切り札を持つ夏目さんに、美的GRANDの親子美容プロジェクト biikuで連載をしてほしい! そうお願いしたのは20233月のこと。実はこのタイミング、夏目さんの著書を読むと、4月のメルボルン入り直前の、とんでもなく大変な時期だったのです…!

初の著書は、夏目さんが20232月から6月までに記したnoteを加筆・修正したもの。コロナ禍でまだ先行きが見通せない中で、留学先を選ぶ、帯同を決める、ビザを申請する、新居を探す(←ここまでエージェントなし、すべて自力!)、地域コミュニティに参加する、行きつけのカフェをつくる…そのプロセスと心の機微が赤裸々に綴られていて、もう本当にハラハラどきどき。そして、グラン世代でもある夏目さんの折々の決意、ポジティブな言葉に元気が湧いてくるのです。著書の元となったnoteは現在も絶賛更新中。特に、夏目 円による夏目 円のセルフインタビューは、“まっすぐさ”と茶目っけにあふれ、思わず笑ってしまいます!

50歳からの初海外移住〜15歳娘とふたり大冒険 in Melbourne〜』Kindleにて。ぜひご一読ください!

 

 

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美容ライター
夏目 円
なつめ まどか/大学卒業後、出版社で編集者を経てフリーランスの美容ライター、エディターに。女性誌のファッション誌の美容記事をはじめ、ウェブマガジンの連載コラム、化粧品会社の広告制作など多岐にわたり編集・執筆。娘の高校留学の帯同を機に、2023年4月よりメルボルンに移住。人生初の海外移住生活をnoteにて連載、美容情報をInstagramにて発信

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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