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2022.10.2

神崎恵さんと歩く「最新ラグジュアリー京都」。古き良き佇まいの中に、新しいお店をたくさん発見!|美的GRAND

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この2〜3年、京都がご無沙汰な人も、京都に行く予定がある人もご注目を。京都通の方々の情報を基に、美容家・神崎 恵さんが最新の京都を巡りました。おいしい、心地いい、美しい魅力満載の新しい京都をご案内します。

最新ラグジュアリー京都【歩いてキレイ編】

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「古き良き佇まいの中に、新しいお店をたくさん発見! 散策が楽しい♪」

京都市京セラ美術館の旧東玄関前で。特徴的な壁の大理石や床のモザイクタイル、天井の漆喰などをできるだけ残している。
「歴史を感じさせる扉や壁と新しい建物の調和が素晴らしい。何度でも訪れたくなる空間です」(神崎さん)

「レベルの高い新しい感性のお店が増えています」

選者:『昂KYOTO』店主 永松仁美さん
京都生まれ。西洋骨董と現代作家の器を扱うギャラリーショップ『昂 KYOTO』店主。ホテルや飲食店のコーディネート、アート展の企画など手掛ける。

「過熱していた京都ブームが落ち着いて品格を取り戻し、静かで過ごしやすくなった姿が本来の京都だったと気づかされました」

永松さんはコロナ禍での街の変化をそう語ります。暮らしに寄り添う工芸やアートを通して、京都と密接に関わりながら、意外にも「どこまでも深く、まだ知らないことだらけの街」と続けます。

「常に思い考えるのは、この街がこれまでどのようにして歴史や文化を大切にしてきたかということ。それを学ぶために、足を運んで見たり聞いたり、誂えたりできる場所があふれていることが街の魅力だと思います」。そんな永松さんが京都の“今”を感じられる最新エリアを案内します。

歴史と文化のエリアに話題のお店が次々誕生
岡崎エリア

京都市京セラ美術館のリニューアルや話題の飲食店の誕生で活気づく岡崎。
「桜や蛍、紅葉など四季折々の自然が楽しめて、歩くのにはとてもいいエリア。京都市京セラ美術館は企画展も面白く、若い人も入りやすくなったし、現代作家の器使いが楽しいひがしやま司など若い人のお店も増えています」(永松さん)

AREA DATA
岡崎のランドマーク、平安神宮を中心に、南禅寺や永観堂などの名刹や、京都市京セラ美術館をはじめとする美術館や博物館が集まる、歴史と文化を感じさせるエリア。注目のホテルや飲食店などのオープンが続く。岡崎公園ではイベントも多数。

『京都市京セラ美術館』

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撮影:来田猛

1933年開館の美術館が’20年に大幅リニューアル。現代アートの新館などを備え、多彩な芸術を発信。
住所:左京区岡崎円勝寺町124
TEL:075-771-4334
営業時間: 10:00〜18:00(最終入場17:30)
定休日:月(祝は開館)、12月28日〜1月2日

『ひがしやま司』

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名店で腕を磨いた宮下司さんの日本料理店。エスニック香るコースが人気。
事務所:東山区西町127 三条白川橋ビル2F
TEL:075-771-4696
営業時間: 18:00〜、土曜のみ12:30〜、共に一斉スタート
定休日:日・月、不定休 ※要予約

新旧のお店が混在するどこか懐かしい街並み
祇園界隈

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京都らしい風情が色濃く残る祇園では、老舗の新展開に注目。
「新しいお店の誕生で活気づく一方、昔ながらの営みも混在してほっとする場所。『鍵善良房』の私設美術館や『祇園ない藤』の新店など、ブレずに新しいことに挑戦する老舗の姿勢が素晴しい」(永松さん)

AREA DATA
お茶屋が建ち並ぶ花見小路や清らかな流れに癒される白川など、石畳の通りは京情緒あふれるエリア。八坂神社や建仁寺といった神社仏閣や、代表的な老舗が集まる。特に洗練されたお店が集まる「ZENBI」周辺はぜひ訪れて。

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[ZENBI−鍵善良房−KAGIZEN ART MUSEUM]
『鍵善良房』が手掛ける私設美術館。緑の深い木漆工芸家・黒田辰秋の作品を中心に、工芸や絵画の展覧会を開催。
住所:東山区祇園町南側570-107
TEL:075-561-2875
営業時間:10:00〜18:00
定休日:月(祝の場合は翌平日)
料金:¥1,000

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撮影:福森クニヒロ

[GION NAITO 123 MARKET]
老舗履物匠『祇園ない藤』の裏路地にオープン。5代当主によるサンダル『JOJO Naitou』のフルラインがそろい、本と書架の提案をする『組や』、焼菓子のカフェが同居。
住所:東山区亀井町43-2
TEL:なし
営業時間:11:00〜18:00
定休日:火

ハイセンスなお店続々で人気エリアがパワーアップ
御所南側

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画像提供:環境省京都御苑管理事務所

緑豊かな京都御苑の南側は落ち着いた空気が流れる、地元でも人気のエリア。センスの良いカフェやショップが次々に増加中。
「御所の中にできた笹屋伊織のモダンなカフェは新しい試み。『FLUFFY&TENDERLY』も京都にはなかったタイプのお店です」(永松さん)

AREA DATA
烏丸通りと河原町通りに挟まれ、京都御苑の南側に広がるエリア。古い町家を改装したセンスの良い個人店が点在し、歩きながら新しいお店を見つけるのも楽しい。京都御苑は季節の草花を楽しみながら散策できる街のオアシス。

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[SASAYAIORI+ 京都御苑]
1716年創業の有職菓子司が京都御苑内の近衞邸跡休憩所内に出店。自然を眺めつつ、どら焼やパフェをいただける。
住所:上京区京都御苑3
TEL:075-256-7177
営業時間:10:00〜16:00(L.O.)
定休日:月(祝の場合は翌平日)、年末年始

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[FLUFFY&TENDERLY 京都店]
大正時代の町家を改装し、今夏誕生したヨーロッパやヴィンテージのリネンを扱うショップ。アンティークの家具や器なども。
住所:中京区押小路通麩屋町南東角橘町616
TEL:075-741-6968
営業時間:12:00〜17:00
定休日:火〜木

新たなホテルの誕生や若いパワーで活気づく
河原町五条周辺

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京都カルチャーを牽引する若い世代の活躍で、人の流れが大きく変わったエリア。『フォションホテル京都』『丸福樓』が誕生し、旅行者にも身近に。
「だしの老舗が手掛けるデリのお店は手土産や差し入れに重宝。『想』は女性店主のパワーを応援したい1軒」(永松さん)

AREA DATA
観光地や繁華街にも近い河原町五条周辺。若い世代の飲食店やホテルが増え活気づいている。特に注目はホテル『丸福樓』やレバノン料理『汽』ができた五条楽園界隈と、若い店主の飲食店がオープンラッシュの河原町松原界隈。

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[ALLOUNENO]
無添加だしの老舗『東寺うね乃』が開いたお弁当とお総菜のお店。本格だしを使った体に優しい料理の数々がそろう。イートインも可能。
住所:下京区本塩竈町557 メゾンドール五条1F
TEL:075-354-1600
営業時間:11:00〜20:00
定休日:火

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[想 sou]
五条大橋に近い路地奥。古いものから現代作家まで、手のひらに乗る小さな器を扱うお店。不定期で作家の個展を開催。
住所:東山区問屋通五条下ル3丁目東橘町459
TEL:075-366-4760
営業時間:12:00〜17:00
定休日:火・水、不定休

パワーチャージしてキレイ編

「京都には、時の流れを忘れさせてくれる空間があります」

選者:占星術研究家 鏡リュウジさん
京都府生まれ。心理学的アプローチを交えた占星術研究家として、さまざまなメディアで活躍中。著書や翻訳書合わせて手掛けた本は100冊以上に上る。

高校3年までの18年間を京都で過ごし、コロナ前は大学の講義などで年に7〜8回は京都に通っていたという鏡さん。

「いつ帰ってきても、京都は相変わらずのんびりしているようなところがありますね」

鏡さん推薦の5つのパワースポットは、いずれも静謐な空間。

「心静かに身を置くことで、本当に自分がしたかったことに気づかされるかもしれません。京都には、好きなことに打ち込んでいる人や芸術家、学者、あるいは学生さんなどを大事にする文化があります。こういう京都的なさまざまな生き方を尊重するあり方は今こそ見直されていいのではと。ぜひ、足を運んでみてください」

京都の水源を守る神様。縁結びの神としても有名
貴船神社

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「鞍馬山から山道を下りて貴船に。清流が心地よくて気温がぐっと下がります。思いきり深呼吸」(神崎)

京都駅から車で北へ約40分。京都の大切な水の守り神として祭られています。本宮と、少し離れた場所にある中宮・奥宮の三社で構成され、中でも中宮は縁結びのお社として有名。「参道沿いの荘厳な木立ちや清流を感じるだけでもキレイになれるのでは」と鏡さん。
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神崎さんが手にするのは、本宮の神水に浸すと文字が浮かんでくる「水占いみくじ」。ほかにも本宮境内にある「結び文」に願い事を書いて結ぶと「良縁に恵まれる」と言い伝えが。

SPOT DATA
住所:左京区鞍馬貴船町180
TEL:075-741-2016
拝観時間:6:00〜18:00(12月1日〜4月30日)、6:00〜20:00(5月1日〜11月30日) 無休
※叡山電鉄「貴船口駅」から京都バス(33系統)で約4分「貴船」下車。

8体の星神様たちがあらゆる厄災から守る
大将軍八神社

794年の平安京造営の際に、御所の天門(北西角)である現在の地に星神様(大将軍)を迎え、方位の厄災を解除するために創建。方位をつかさどる神であるため、引越しや旅行などの「方除け・厄除け」のご利益があるとされます。
「機会があれば、『立体星曼荼羅』の神像を拝観してください。迫力満点です」(鏡さん)。

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本殿前の星をイメージした八掛の羅針盤のモニュメントが印象的。ほかにも星座が施されたお守りやご朱印帳など、陰陽道の星神様たちのパワーを感じられる。星占い好きの人は気分がアガること間違いなし。

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離れの『方徳殿』(宝物館)。80体もの大将軍の神像(重要文化財)が、北斗七星などの星座を配した星曼陀羅をイメージして安置されている。(拝観料¥500 要問い合わせ)
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方徳殿 2Fの『古天文暦資料館』には、「天球儀」など珍しいご神宝類が多く展示されている。

SPOT DATA
上京区一条通御前西入西町48 
TEL:075-461-0694 
拝観時間:9:00~17:00(受付所・授与所) 無休 
※市バス「北野天満宮前」下車、徒歩約5分 
※『方徳殿』の開館日は5月1日〜5日、11月1日〜5日のみ。期間外の拝観は要問い合わせ。

女性のさまざまな願いをかなえる“美の仏様”
泉涌寺 楊貴妃観音

唐の皇帝・玄宗の寵愛を受けていた絶世の美女、楊貴妃。その等身坐像にかたどられた楊貴妃観音(重要文化財)が祭られているのが『泉涌寺』です。楊貴妃観音は、美人祈願や良縁祈願の観音様として特に女性に人気があります。
「拝顔するだけでご利益がありそうな、文字どおり美の神様です」(鏡さん)
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大門をくぐったすぐ左手の「楊貴妃観音堂」に安置される楊貴妃観音像。向かって右側が優しげな「慈悲の顔」、左側が厳しげな「戒めの顔」となっているそう。美人祈願や良縁祈願のお守りも要チェック。

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鎌倉から幕末まで、歴代天皇の葬儀を行い、後ろの山が天皇家のお墓(御陵)となっている格式高いお寺。御本尊には現在・過去・未来を守る三世仏が祭られている。

SPOT DATA
住所:東山区泉涌寺山内町27
TEL:075-561-1551 拝観時間:9:00〜16:30(12〜2月は〜16:00) 無休
料金:伽藍(本堂)拝観¥500、特別拝観¥300(拝観できない場合もあり)
※市バス「泉涌寺道停留所」下車、徒歩約15分。

必ず会いたい人の顔に似た仏像に会える!?
蓮華王院 三十三間堂

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画像提供:妙法院

『三十三間堂』は、1001体もの観音像が整然と安置された奥行きの長い建物。中央に鎮座する中尊の国宝「千手観音坐像」や、国宝「風神・雷神像」「二十八部衆像」などの迫力に圧倒されます(本堂、堂内の仏像はすべて国宝)。ご利益は「頭痛封じ」と「赤ちゃんの夜泣き封じ」。
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画像提供:妙法院

千手観音像の手前に配置された、仏の家来といわれる「二十八部衆」のひとり「大弁功徳天」。
「幸福をもたらす神様で、強面が多い中ひときわ美しい顔だちです」(鏡さん)

SPOT DATA
住所:東山区三十三間堂廻り町657
TEL:075-561-0467
拝観時間:8:00〜16:30(11月16日〜3月31日は9:00〜15:30) 無休
料金:¥600
※市バス(206系統)で「博物館三十三間堂」下車すぐ。

「みかえり阿弥陀」が見守る、紅葉の名所
永観堂 禅林寺

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“秋は紅葉の永観堂”といわれる、京都随一の名所。本堂の阿弥陀如来像は、顔を左後方に向けていて「みかえり阿弥陀」と呼ばれています。「思いやり深く見守り、遅れた者たちを待っていてくださるように思います」と鏡さん。慈愛に満ちた「みかえり阿弥陀」に癒されて。

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11月中旬以降に約3,000本の紅葉が楽しめる。境内中央の放生池を取り囲んでいることから水面に映る“逆さ紅葉”や、漆黒の境内にライトアップされて浮かび上がる夜の紅葉はここならでは。

SPOT DATA
住所:左京区永観堂町48
TEL:075-761-0007 拝観時間:9:00~17:00、17:30〜21:00
※夜は庭園および阿弥陀堂のみの拝観となる。無休
料金:¥600
※市バス「南禅寺・永観堂道」下車徒歩3分。

『美的GRAND』2022秋号掲載
撮影/伊藤 信(人物、取材)、内藤貞保(静物、取材) ヘア&メイク/shuco(3rd Ltd ) スタイリスト/石関靖子 着物スタイリスト/服部有樹子(服部きもの学院) コーディネーター/小長谷奈都子 取材・文/小長谷奈都子、小内衣子(PRIMADONNA)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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