美的GRAND
食・レシピ
2022.9.23

神崎恵さんも虜!ラグジュアリー京都旅|レストラン&スイーツ編【美的GRAND】

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この2〜3年、京都がご無沙汰な人も、京都に行く予定がある人もご注目を。京都通の方々の情報を基に、美容家・神崎 恵さんが最新の京都を巡りました。おいしい、心地いい、美しい魅力満載の新しい京都をご案内します。

食べてキレイ(レストラン篇)

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「世界に誇る高いレベルの、気負わないお店が急増中」

選者:『HOSOO』ディレクター 細尾多英子さん
京都在住6年目。東京で海外ブランドのマーケティングを経験後、西陣織テキスタイルの老舗『HOSOO』に嫁ぎ、国内外へのブランドマネジメントに携わる。

「京都には本当に学ぶことが多い」と話す細尾さん。仕事柄、世界レベルの伝統文化や工芸に触れている細尾さんは、食文化のレベルの高さについても指摘します。

「食材にこだわり、見た目も美しい繊細なお料理は、世界一のクオリティだと思います。実は、昨年辺りから20〜30代の若手の料理人さんが名店から独立してお店をどんどん開いているんです。どこも名店の流れを酌みながら、独自のスタイルを築いていて若いパワーがみなぎっています。京都はハードルの高いお店もたくさんあり、それこそが世界に誇る文化のひとつではありますが、気負わずに楽しめるお店が増えるのも良いことだと感じています」

 

美素食 ーmeisushiー

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台湾発祥の精進料理を京都流にブラッシュアップ
料理研究家・松永智美さんが主宰する「美素食」の料理がいただけるアトリエ。素食は、台湾でお坊さんの修行食。動物性の食材(鶏・肉・魚)や刺激の強い食材(ねぎやにら、にんにくなど)を使わず、体を内側から清め、心を穏やかに優しくする料理。「五感が刺激され、内側からも美しくなれるお料理です」(細尾さん)

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豆腐と山芋で作った「鱧焼き」、車麩で作る「トンポーロー(豚の角煮)」など驚きの連続。ジュエリーデザイナーでもある松永さんのセンスが光る。

「これは何で作られているんだろうと想像しながらいただくお料理が楽しい。器もインテリアも美しい」(神崎)

SHOP DATA
住所:非公開
TEL:なし
営業時間:応相談 全8席
料金:¥11,000(税込み)〜
※問い合わせはmeisushi.art.eat@gmail.comまで。美素食会、イベント等は随時インスタグラム(www.instagram.com/meisushi_kyoto/)、HP(https://meisushi.official.ec/)で告知。

日本料理 研野

日本料理をベースに若い感性で展開する創作料理
2021年3月に開業。ご主人の酒井研野さんと女将の愛さんご夫妻が営む明るくセンスの良い割烹。“現代の日本人になじみがあるもの”をコンセプトにした創作料理でたちまち人気店に。「料理のイメージに合わせてBGMに松田聖子やサザンオールスターズがかかるのも楽しい」(細尾さん)
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定番メニューの「チャーシューの炭火焼き」。クミンや唐辛子と漬けたレンコンを添えて。

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京都の名店『菊乃井』などで修業された研野さん。若い感性で創られるメニューは月ごとに変わる。

SHOP DATA
住所:左京区岡崎徳成町28-22
TEL:075-468-9944
営業時間:火〜土17:00〜19:00、20:00〜21:30 定休:月・日
料金:コース(12品程度)¥16,000(税込み)のみ 全8席。
※要予約。お酒の種類も豊富でペアリングも可能。

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加茂川沿いの一軒家で堪能するフレンチ
‘21年10月にオープンした昼夜それぞれ2組限定のフレンチ。南仏で研鑽を積んだオーナーシェフの藤尾康浩さんが作るのは、旬の食材に京都エッセンスを取り入れた、目にも美しいコース。
「気候が良ければバルコニーでいただけて長居をしたくなる素敵なお店です」(細尾さん)

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特大ズッキーニを器に見立て、三重・桑名産の特大ハマグリや炭火で皮だけ炙ったノドグロを盛った季節の一皿。ハマグリの出汁や青のりを合わせたソースを泡立て、爽やかながらも奥深い味わいが楽しめる。

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北大路の加茂川沿いに佇む、元イタリア領事の自宅だった2Fをレストランとして使用。藤尾シェフは「RED U-35」で’16年に「GOLD EGG」を受賞した実力派。

SHOP DATA
左京区下鴨上川原町5-3
TEL:050・3187・3880(予約専用)
営業時間:12:00〜のみ、17:00〜18:30(L.O.) 不定休
料金:コース¥24,200(税込み)のみ 全10席。
※完全予約制。昼も夜も一緒のメニュー。

食べてキレイ(スイーツ篇)

「目にも美しく“口福”なお菓子処が続々登場」

選者:庭園デザイナー烏賀陽百合さん
京都出身・在住。カナダやイギリスでガーデニングを学び、世界30か国以上の庭園を回る。庭園のデザインや講座、講演、庭園ツアーなどを手掛ける。『美しい苔の庭』(エクスナレッジ)など著書多数。

自他ともに認めるスイーツ好きの烏賀陽さん。「コロナ禍で老舗の名店が閉じたことは悲しいのですが、その一方で、ここ2〜3年の間に素敵なお菓子屋さんもたくさんできています。本当においしいお菓子を食べられるお店が新旧織り交ぜて顕在するのが京都の魅力ですね」と語ります。

「老舗の和菓子屋さんの後継者が新しいコンセプトでお店を開いたり、お菓子研究家の方が店舗を構えたりと、どこも個性的で感動のおいしさ。美しい建造物や庭園、風景などが、それぞれの時代の美意識や価値観をミックスしながら“地層”のように重なって継承されている京都ならでは。京都へお越しの際は、アートのように美しいお菓子を、悔いなく(笑)楽しんでいただきたいです」

立礼茶室 然美

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芸術的な甘味5品のコースを楽しむ茶菓懐石
祇園町の南側に’21年12月オープン。現代美術家でデザイナーの高橋大雅さんが、数寄屋造りの町屋をリノベーションして総合芸術空間に。5種の和菓子と日本茶などをペアリングした茶菓懐石。
「喧騒を離れ、穏やかなひとときを過ごせる美しい空間です」(烏賀陽さん)

上の写真は、ある月の5品目「ライチのわらび餅」。プルプルの感触と濃厚なライチの香りにうっとり。ペアリングは碾茶(抹茶の葉脈)の「うすおれ」。熟練の和菓子職人が作る美しい菓子は、洋菓子の要素も取り入れて新感覚のスイーツに昇華。

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2Fの立礼茶室。静寂な雰囲気の店内。和菓子と共に出される人気作家が手掛けた銀彩やガラスの器も、高橋氏のお見立て。

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美しい数寄屋造りの入り口。1階では高橋氏が手掛けるブランド「タイガ・タカハシ(T.T)」や、彫刻作品などを展開。

SHOP DATA
住所:東山区祇園町南側570-120
TEL:075-525-4020
営業時間:13:00〜14:30、16:00〜17:30(各一斉スタート) 無休
料金:5種の和菓子とドリンクのペアリングコース¥5,500(税込み)
※メニューは毎月変わる。

『シェリーメゾンド ビスキュイ』のビスキュイサンド

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サクサクのビスキュイにホワイトチョコのクリーム
菓子研究家、小林かなえさんが手掛ける焼菓子店。人気のビスキュイサンドは季節ごとに異なる味が登場。ラムレーズンやマロングラッセは定番。¥3,240
住所:中京区高倉通夷川上ル福屋町733-2
TEL:075-744-1299
営業時間: 12:30〜16:00
定休日:日〜水

『無添加たこ焼 こはく』のたこ焼

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“こはく色”に焼き上げた、体に優しいたこ焼
小麦粉やタコ、油、ソースなど、厳選したオーガニックや添加物不使用の食材で作ったたこ焼。ふわふわとろとろの食感で何個でも食べられそうなおいしさ。ソース¥600
住所:左京区高野東開町11-1
TEL:075-757-3770
営業時間: 11:00〜20:00
定休日:月

『ともみジェラーto』のチョコミント

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ジェラートを通して日本食材の魅力を発信
生産者を訪ねて厳選した牛乳や果物、野菜を使ったジェラートは、素材の風味が際立つ感動の味。広島・梶谷農園のチョコミント¥660
住所:下京区市西橋詰町759 SAKIZO河原町五条ビル1F
TEL:なし
営業時間: 13:00〜20:00(19:30L.O.)
定休日:水・木

『まるに抱き柏』の黒豆大福

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注目の和菓子職人が王道の和菓子を追求
「亀屋良長」「出町ふたば」などの名店で修業した若手職人の和菓子店。看板商品は蜜煮した黒豆と、砂糖を加えてやわらかく仕上げた餅が好相性の黒豆大福。¥290
住所:右京区西院平町21
TEL:075-748-9650
営業時間:9:00〜18:00
定休日:火(不定休)

『菓子屋のな』のあんバターチャバタ

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香ばしいチャバタにあんやバターがマッチ
旬の果物やハーブ、洋酒を使った独創的な和菓子の人気店。あんバターチャバタは香ばしく焼いたチャバタにあん、バター、クルミなどをサンド。¥380
住所:下京区篠屋町75
TEL:なし
営業時間: 12:00〜18:00(売り切れ次第閉店)
定休日:日・月

『HOSOO LOUNGE』のかさね色目のマカロン

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西陣織の老舗による優美な色と味わい
平安時代の着物の配色美である「かさね色目」をテーマにしたオリジナルマカロン。京都の人気パティスリーとの協働による、四季折々の配色と味わいにうっとり。各¥440
住所:中京区柿本町412
TEL:075-221-8888
営業時間: 10:30〜18:00
定休日:祝・年末年始

『みのり菓子』の食べるスパイスチャイ

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素材の風味を大切にした透明感のあるお菓子
「草と本」などの貸スペースで営業。写真はしょうがあんを道明寺で包み、泡立てたチャイに浮かべたデザート。¥850
住所:上京区水落町87ー2
TEL:なし
営業時間: 12:00〜17:00
定休日:木〜月
※イートインのみ。詳細はwww.instagram.com/minorigashi/で。

『ミュルミュール』のガレット

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優しい味わいの中で素材が主張する焼菓子
姉妹で営む人気焼菓子店の2号店。ガリっとした食感のガレットは数種の味を用意。アップルシナモン、ブルーベリー各¥300
住所:上京区挽木町518(寺之内通小川通下ル)
TEL:なし
営業時間: 11:30〜17:00(売り切れ次第閉店)
定休日:月・火・水・金・日

『レ モワノー』のフルーツタルト

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幸せな気持ちになる定番スイーツたち
名店で修業したパティシエールのお店で、特に定番スイーツが人気。フルーツタルトはサクサク生地とたっぷりのせた旬のフルーツが贅沢。¥690
住所:中京区押小路通衣棚西入ル上妙覚寺町208-5
TEL:075-746-6092
営業時間: 12:00〜18:00
定休日:日〜火

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「京都のエッセンスが入ると、どうしてこんなに素敵なの♡ 絶対お土産に買って帰りたい!」(神崎)

『美的GRAND』2022秋号掲載
撮影/伊藤 信(人物、取材)、内藤貞保(静物、取材) ヘア&メイク/shuco(3rd Ltd ) スタイリスト/石関靖子 着物スタイリスト/服部有樹子(服部きもの学院) コーディネーター/小長谷奈都子 取材・文/小長谷奈都子、小内衣子(PRIMADONNA)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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