短足&O脚は“脚線のゆがみ”のせい!? 自宅でできる簡単ストレッチで美脚に!
[簡単ストレッチで美脚]「あ~あ、もう少し脚が長く生まれていれば」なんてつぶやいている、そこのあなた! 実は日々の生活習慣や姿勢の悪さ、運動不足で、より“短見え”している人も多いんです。意識を変えたり、ストレッチしたり、ちょっとした努力でまだまだ伸ばせます!そこで今回は脚を短くしてしまう4大原因の1つである「骨盤雪崩」の解消法を、脚線整美師の中村希実さんに教えてもらいました。
“脚線”のゆがみが起こると前ももの張ったO脚に
立ち方、座り方のクセが脚の隙間を広げてしまう
「内股、外側重心の立ち方は足首やふくらはぎの骨が外側にねじれる原因。脚を組んで座るのも骨盤や股関節のねじれにつながります。 また、ひざ裏を後ろにピンと突っ張って立つと骨盤~股関節~ひざ関節~足首の位置関係が乱れ、その間の筋肉のつき方がアンバランスに。脚線のゆがみに加え、前もも、ふくらはぎが張って脚が太くなります」(中村さん)
こんな人は要注意!
□内股で足の外側重心で立つクセがある
□ひざ裏をピンと突っ張って立っている
□イスに座るとき必ず脚を組む
立ち方、座り方で内ももを意識してみよう
内ももを寄せ合う感覚を常に意識
お尻の割れ目に鉛筆を挟みながら左右の内ももを寄せ合うイメージで立ちます。
内ももにボールを挟み内転筋を鍛える
骨盤が前後傾しないように太もものつけ根にボールを挟み、太もも中央で押しつぶすよう意識して。
内ももを鍛え、外ももをほぐすエクササイズ&ストレッチ
横ももの筋肉(大腿筋膜張筋)を緩め、内もも(内転筋)を鍛えることでアンバランスな筋肉の状態をリセット。本来の脚線へ導きます。
内転筋をもち上げる運動《左右20回×2セット》
横向きに寝た状態で下の脚を小さく上下。地味な動きですが内ももへの効果は絶大!
(1)頭~お尻~かかとを一直線にして横寝
横向きに寝て、上の脚のひざを下の脚の前で曲げ、爪先を外向きに開いてしっかり床を踏む。つむじとかかとを反対方向に引き合うようにして、体のラインをまっすぐに保つ。
(2)下の脚を根元(股関節)からもち上げる
内ももの筋肉を使って、下の脚を股関節からもち上げて下ろす。骨盤が傾かないよう下のわき腹の空間を維持。
TFLストレッチ《左右10秒キープ×3セット》
TFLとは外ももにある大腿筋膜張筋の略称。緊張したTFLをストレッチで緩めます。
(1)右足を前にして片ひざ立ちになる
片ひざ立ちの姿勢で、前足になる右脚は少し内側に向け、後ろ足の左ひざも内側に向けて曲げた状態にする。
(2)左手を上げて上体を右に傾け体側を伸ばす
左手を伸ばして高く上げながら、右に上体を傾けて左の横もも~体側を伸ばす。ひざが開かないよう内側にキープ。
正面から見ると
前ひざが開かないようにキープ。
教えてくれたのは…
脚線整美師 「STUDIO脚光美芯」主宰 中村希実さん
下半身コンプレックスを克服した自身の経験から、脚線のゆがみ方や動 作のクセを分析し、筋肉や骨格を正しいバランスへと導く独自の「脚線整美メソッド」を編み出す。
『美的』10月号掲載
イラスト/大塚さやか 構成/村花杏子(KWC)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。