ボディケア
2023.5.23

整形依存美人がいつの間にかメディアから姿を消す謎|美容家・深澤亜季のルンルン ビューティ【vol.12】

大人になるほど美が増す人、老けていく人。その違いとは

オードリー・ヘップバーンに学ぶ、加齢との付き合い方

こんにちは! 美容家の深澤亜季です。
突然ですが、“美容”って、人を幸せにしてくれると思いますか?

エディターもりた(以下もりた)ー新しいコスメを試したり、ヘアサロンに行ったりすると、単純にハッピーな気持ちになります。一方で、たとえば美容整形やアンチエイジング施術をやりすぎて不自然な顔になっているのを見たりすると、あまり美を追い求めすぎても良くないのかな、と感じたり……。

そうなんですよね。元々ものすごく美人だった方が美容医療で大きく顔の印象を変えて、話題になることがあります。ますます整って“造形美”はレベルアップしたはずなのに、人気が出たり活躍の場が増えるどころか、いつの間にかメディアであまり見かけない人になっていることがあります。 その理由は、顔の雰囲気=”その人らしさ” と”幸せ感”、だと私は分析します。 造形を完璧に整えるほど、その人らしさが消えてしまいます。また、“幸せそう”にも感じられないと、魅力的に見えない、好印象なキレイになれないと私は思います。

もりたー「幸せ感」(=ルンルン♪感)は、キレイの要素のひとつということですね。

だから、楽しいはずのビューティがシンドイな、と感じてしまうときは、注意が必要です。
私自身、40歳を過ぎてから、本当にやるべきことが増えた! とため息が出ることがあります。肌のお手入れだけじゃなく、白髪を防いだり、ボディケアやスタイルのコントロール、さらに体力の低下をカバーすべく睡眠時間を増やしたり……。若い頃よりもずっと時間も努力もコストも必要になってきます。

もりたー美容のプロの亜季さんでも、そう思うことがあるんですね。

当然、自分がツヤツヤとコンディションよくいられる方がルンルンでいられるから、美容のお手入れをすることはとても好きですし、若い頃よりも効果が分かりやすい(笑)今の方が美容を楽しく感じることもあります。
それでも、「若い頃と同じような見た目をキープすることだけを追い求めて、自然の流れに抗い続けたとしたら、鬱々としてしまう!」と痛感するのです。
大人になったら、外見美ばかり追い求めていると自己肯定感が下がったり、自分との向き合い疲れで、結果キレイになれない。キレイは、レンジでチンみたいに即席でできるものではなく、続けること、心が幸福や充足(ルンルン♪)を感じるときに育まれ、それが外見にじわじわとあらわれてくるものです。


オードリーの晩年のポートレイト。若い頃とはお肌も表情も随分違って見えるけれど、幸福感に満ち溢れ、若い頃とまた違う輝きを放っていて素敵です。オードリーが私たちに残したものは、実は外見やファッション的なものの比重は低いと著書の中では書かれていて、それ以上にオードリーはいつも喜びを持って前向きに生き抜き、自身の個性を何よりも大切にしていたというお話が印象的です。


年齢とともに、変わるのは当たり前
受け入れたとき、未来がひらける

だから「ルンルンビューティ」ではこう提唱します。
「あなた自身の肌も、年齢も、まずは受け入れましょう」。 人は、幸せになるために生まれてきているのだから、まずはあなた自身を認めて、褒めて、大切にしてあげましょう。生まれ持った自分らしいキレイを大切に、毎日を機嫌よく、ニコニコしながら過ごしましょう。そのときに役に立つのが美容です。“今日イヤなことがあった…” という日は、自分で自分のご機嫌をとるように、夜ボディオイルでマッサージして早く寝たり、スキンケアの最後にハンドプレスをプラスしていつもより丁寧に行うと気持ちも癒されます。なおかつ、翌朝鏡を見たときに肌がプルンと潤っていると、それだけで気分が上がり、自信が出てきます。ルンルン♪するために、美容というツールを多いに利用してほしいのです。

ここ数年ハマってる腸活。腸活を始めてから、体重が安定し身体がスッキリ、マインドもルンルン、スキンケアやサプリの効きがよい気も。色々な腸活を試していて、今は「バイオ・ノーマライザー 青パパイヤ酵素」がお気に入り。お菓子みたいに食べられて、寝る前に飲むと翌朝身体が軽くスッキリ!

もりたー美容は目的ではなく、あくまで幸せ感をアップさせるためのひとつのツールということですね。

外見の美や若さにとらわれすぎないようにしましょう。それよりも、あなた自身の“らしさ”やチャームポイントをビューティの力で磨いたり、心がルン♪と感じられることを毎日に散りばめましょう。林真理子さんのエッセイに「あるがままの自分でいい。だけどそれを魅力的に見せた人が勝ちよ」という名言がありますが、本当にそうで、私はこの言葉が大好き。

そして “ルンルンするかしないか” で全てを判断して、できる限りルンを追求して毎日を過ごしていると、確実にあなたのキレイは飛躍します。 これは私が保証します。自分にあった “いい出会い”や“ラッキーな出来事”が増え、ひとことでいうと運気が上がるのです。人というのは、本能的にポジティブなものに惹かれるもの。不幸そう、暗い、ネガティブなオーラを発している人よりも、ポジティブで機嫌よくルンルンしている人のほうが、人からも幸運からも好かれます。
チャンス(機会)やミート(出会い)が増えて、パワー(力)やラブ(愛)を授かれるのです。これも私が保証します(笑)

ルンルンを感じるために最も大切なのが、元気な身体。身体が疲れていると、ルンルンセンサーが鈍くなり、幸せを感じにくくなるので、私は生まれて初めてジム、といってもプールのみデビュー! 身体がスッキリ整うことで、かつてないほどのルンルン度U Pを体感。是非みなさんも、身体を整える習慣を! 

あなたは、自分自身のどんなところが魅力的だと思いますか? 次回は、自身のチャームポイントの見つけ方や、その磨き方についてお話をします。

ルンルン・ビューティ格言 vol.12

自分を褒めて、認めてあげよう。
毎日ご機嫌に過ごしていると自分のことが好きになれルン♪

 

★連載バックナンバーは「ルンルン ビューティ」で検索してチェック!★

 

美容家

深澤亜季

 

写真/深澤亜季 構成/もりたじゅんこ

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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