【夏までにやせる】レベル別・股関節ストレッチで滞りがちな体の巡りをUP!
以前よりも外出の機会が減った今、太りにくい体を作るために適度な運動は必要不可欠。体の中心にある「股関節」と「お尻の筋肉」を意識すればグッと姿勢が良くなり、やせ体質をGETできます!
毎日コツコツ続けることでしなやかBODYをキープ!
リモートワークなどの影響で運動不足は気になるけれど、ジムに通うのは面倒…。理学療法士の佐藤正裕さんは、「そんな人こそ自宅で『股関節ケア』を行うべき!」と話します。
「股関節は体の中心にある、最も大きな関節。日常生活の要であり、プロのスポーツ選手からも注目されているとても重要な関節です。股関節がしっかり使えていると姿勢が良くなり体への負担も軽減。さらに骨盤の歪みも修正されて血流や臓器の働きが良くなり、代謝アップにもつながります。元々、日本人女性は古くから続く内股傾向の生活習慣の影響で股関節を正しく使えていない人が多いのですが、さらにこのコロナ禍では立ったり歩いたりする機会も減ったため、今まで以上に股関節が弱くなっています。放っておくと変形性股関節症になるリスクもあるため、今日からさっそく股関節と、それを支えるお尻の筋肉を鍛えてあげましょう。今回はストレッチとエクササイズを各3種類ご紹介しましたが、1日にどれかひとつを行うだけでいいですし、回数を減らしてもOK。大切なのは毎日コツコツ続けること。そうすれば、年齢を重ねても太りにくい体でいられるはずです!」
股関節ストレッチで滞りがちな体の巡りをよくする
【Level 1】「パタパタストレッチ」で股関節を柔らかく!(10~20回)
\あぐらの姿勢で両足の裏をつける/
あぐらをかくように座って左右の足の裏をぴったりとくっつける。両手は体の後ろで床につけ、後傾の姿勢に。
\ひざを上下にパタパタと動かす!/
両ひざを上下にパタパタパタと10〜20回ほど動かす。運動不足などで固くなった股関節周りの筋肉やじん帯が柔らかくなり、股関節が正しい位置に収まることで血流も促される。
【Level 2】前傾姿勢で「パタパタストレッチ」!(10~20回)
\【Level 1】の前傾姿勢バージョン/
あぐらをかくように座って左右の足の裏をぴったりとくっつけ、両手で足先を持って軽い前傾姿勢に。このとき、背筋が丸くならないよう注意して!
\股関節がもっと柔軟に!/
前傾姿勢のまま、両ひざを上下にパタパタパタと動かす。こちらも10〜20回ぐらい行って。前傾姿勢だと股関節に適度な負荷がかかるため、より柔軟な股関節に!
【Level 3】「カエル足ストレッチ」で歪み解消!(10~20往復)
\背筋を伸ばして四つん這い!/
四つん這いになり、両手の指先を真っすぐ前に向ける。両ひざ&両足首の角度は90°に。
\後ろから見るとこう!/
\できる限り体を大きく前後に!/
ゆっくりと可能な限り体を前方に動かしたら、後ろへゆっくりと、できるところまでしゃがみ込む。股関節の詰まりや骨盤の歪みを解消するだけでなく、美脚効果も!
\できるようになったらひじをついて行って!/
『美的』2022年7月号掲載
撮影/横山翔平(t.cube) ヘア&メイク/相馬久美子(for blast) スタイリスト/坂下シホ モデル/横川莉那 イラスト/腹肉ツヤ子 構成/内田淳子、越後有希子 撮影協力/AWABEES、UTUWA
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
さとう まさひろ/日本における股関節保存療法のパイオニア。2010年より東京・銀座で『股関節セラピー 銀座プラス』をオープンし、治癒に導いた症例は3,000以上!
https://ginzaplus.com/jp/