顔周りがうねる… ガンコな生えグセを正すには?【髪のプロが指南!ヘアのお悩み一問一答vol.11】
Q.顔周りの髪がうねってスタイルが決まらない…どうしたらいい?
“くせ毛ではないのに、最近、部分的に髪がうねってしまう”という声がちらほら。特に気になるのが顔周りのうねり。髪が膨らむため顔が大きく見えやすく、それでいてなかなかボリュームが収まらないという厄介なうねりの正し方を、髪のプロに聞きました。
A.うねりは生え際の頑固なクセ。反対方向から乾かしてクセを取って。
「うねりは生えグセが強く出てしまうこと。髪全体ではなく、部分的に出ます。顔と頭皮の境目である顔周りに出やすく、自分の目に留まるので気になりやすいでしょう。今まで気にならなかったのにうねるようになった原因のひとつが、年齢によって髪が細くなるため、うねりが強く感じられること。髪の根元からクセを取ってあげれば、すんなり落ち着きますよ」(ヘアサロンtricca代表・毛利俊英さん)
顔周りのうねりの正し方How to
【STEP1】うねっている髪の根元をしっかり濡らす
「髪は一度クセがつくと乾いた状態で直すのが難しいもの。うねりは髪の根元が原因なので、根元からしっかりと濡らしましょう。水スプレーをつけながら指の腹で髪の根元を軽くこするようにすると、まんべんなく濡らすことができます」(毛利さん)
【STEP2】毛流れと反対方向にドライヤーを当てる
「生えグセはクセと反対方向に毛を流すと取れます。目の細かいヘアブラシで毛流れが反対へ行くように、地肌からブラッシングしながらドライヤーの熱を当てて、濡らした根元を乾かしてください」(毛利さん)
【STEP3】ある程度乾いたらドライヤーの向きを反対側に
「【STEP2】で髪の根元がある程度乾いたら、ブラシで理想の毛流れに整え、ドライヤーを斜め上から当てて。このとき、髪の根元をブラシでしっかり抑えると、時間が経ってもうねりにくくなります」(毛利さん)
【STEP4】毛先にだけ軽くカールをつける
「生えグセが取れたら、前髪と合わせてブローを。このとき、根元からブローをすると髪が割れすくなるので、毛先のみ軽くカールをつけるようにしてください」(毛利さん)
【STEP5】コームで整えて完成
「仕上げに、コームでささっと毛流れを整えて。うねりがすんなり落ち着いて、顔周りがすっきりとした印象に」(毛利さん)
撮影/島村 緑 構成/越後有希子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
代官山、銀座、葉山に店舗があるヘアサロンtriccaの代表。数々のヘアコンテストで入賞経験のあるスペシャリスト。ヘアケア剤の商品開発アドバイザーとしても活躍。毛利さんがいるサロンはこちら。http://www.tricca-m2b.com