デジタルパーマのボブ、楽ちんスタイリング【12選】
毎日のスタイリングが簡単になるデジタルパーマ。ふんわり可愛いから大人っぽい髪型までを掲載。顔型別に『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。
デジタルパーマって?
一般的なコールドパーマとの違いは、薬剤と加熱の部分です。コールドパーマの場合は、液体ですが、デジタルパーマの場合はクリームタイプを使用します。パーマ剤で髪の中の結合を切った状態でロッドに熱を加えてかけるパーマです。
熱を加えるため髪への負担も増しますが、髪を乾かしたときに動きがでるのでスタイリングしやすいのも魅力。カーラーやアイロンでセットした巻き髪のようなカールに仕上げることができます。
「顔型別」デジタルパーマのボブスタイル【3選】
【1】「丸顔・ベース型・卵型」くせが可愛いスタイル
Point
カットベースは、リップラインのショートボブに。表面には角を取る程度のレイヤーを入れ、前髪は鼻先の長さでカットします。
【how to“カラー”】
カラーは、ラベンダーグレージュを7レベルで。暗めのカラーでも透明感があり、光に当たった時の透け感が秀逸。くすみ感のあるカラーですが、肌なじみがよく、肌をキレイに見せてくれます。
【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、20〜14mmのロッドを使い、表面は中間巻き、トップは平巻きでデジタルパーマをかけます。柔らかい質感と髪へのダメージを考え、デジタルパーマを選んで。
ドライな状態で、オイル:ワックス=1:1でMIXしたものを揉み込むだけの簡単スタイリング。前髪は、ドライヤーで乾かす際に、立ち上がりをつけるとグッド。
担当サロン:Laf from GARDEN(ラフフロムガーデン) 柏田彩乃さん
【2】「面長・ベース型・卵型・逆三角形」ニュアンスパーマが柔らかいスタイル
Point
カットベースは、肩上のボブ。トップにレイヤーを入れ、軽さを出します。顔まわりに長めのおくれ毛をつくることで、抜け感スタイルに。また、前髪はウザバングのシースルーで今っぽく。
【how to“カラー”】
カラーは、12レベルのブラウンアッシュをセレクト。ブラウンベースで柔らかみのあるアッシュに仕上げた秋カラーは、ツヤ感、透け感が秀逸です。
【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、20〜32mmのロッドをメインに使い、平巻きのデジタルパーマをかけます。トップは中間巻きにするのがポイントです。スタイリングは、セミウェットな状態で、ソフトムースを全体に揉み込みます。自然乾燥orドライヤーの弱風で優しく乾かしてから、ヘアバームを薄めに馴染ませたら完成です。ソフトムースは、しっかりカール感を出しつつ固まらないタイプがおすすめ。
担当サロン:apish kokubunji(アピッシュ コクブンジ) 前田真吾さん
【3】「丸顔・ベース型・卵型・逆三角形」抜け感抜群のカジュアルスタイル
Point
ベースは、前下がりのグラデーションボブをアゴラインでカット。全体をレザーでカットすることで、毛馴染みがよく柔らかい動きを出しやすくします。後頭部は長さを残しながら軽さを出すよう、インナーにグラデーションを入れます。
【how to“カラー”】
カラーは6レベルのアッシュブラウンに。暗めの中にも透明感や柔らかさを感じられ、光に当たった時の透け感がキレイな色味です。
【how to“スタイリング”】
パーマは、16〜18mmをメインに、中間から毛先にデジタルパーマをかけます。スタイリングは、ラフに8割ほどドライした後、ソフトワックスとオイルを同量ミックスしたものを中間から毛先に揉み込みます。オイルはツヤ感と束感を出してくれるので必ず混ぜて。最後に、髪を上につまみ上げ、パラパラっと散らすように落とし、シルエットを整えたら完成です。
担当サロン:Rougy(ロージ) 渡邊健太さん
「前髪あり」デジタルパーマのボブスタイル【4選】
【1】毛先にワンカールパーマをかけたスタイル
Point
毛量多めなので、レイヤーをしっかり入れています。前髪薄めサイドバング多めにして面長をカバーします。毛先にワンカールデジタルパーマをかけ、扱いやすくしました。フェイスラインのカットが結んだ時にも華やかに決まる大人ヘアです。結んだ時を想定したおくれ毛や毛流れもポイントです。
【how to”カラー&スタイリング”】
8レベルコーラルピンク。流行りのピンクカラーも暗めのトーンでここまで落ち着いた雰囲気になります。
全体を根元を浮き上がらせるように、手櫛で乾かしたら、全体にバームをつけて完成。サイドバングを増やし、こめかみ部分のふんわり感でヘアのアウトサイドを作り縦長感を減らすことで面長がカバーされています。
担当サロン:DELA by afloat(デラ バイ アフロート) 青木拓也さん
【2】オン眉の丸みふわっと質感スタイル
Point
コテで巻くのが意外と難しいボブは髪を硬くしない低温デジタルパーマで柔らかなカール感をつけることで毎日のスタイリングが楽ちんになります
【how to”スタイリング&カット”】
大人かわいい丸みショートフレンチボブオン眉シースルーバングで下膨れカバー。大人かわいい丸みのあるボブはふわっとした質感の毛束でつくることで子どもっぽくなりすぎないナチュラルキュートな印象に。
ゆるーく丸みをつけて眉ギリギリの長さにカット。
オン眉の前髪は、適度なシースルー感で抜け感アップ。サイドの毛流れをに自然につながるように、サイドバングを長めにカットするのがポイント。
担当サロン:Maria by afloat(マリア) 添田晃正さん
【3】無造作カールがお洒落なスタイル
Point
ベースの長さは肩につくかつかないくらいで、結べる長さでカット。毛先に厚みを残し、前下がりに切ります。程よくレイヤーを入れ、内側を毛量調整して軽さを出します。前髪は目の上でカットし、顔まわりのラインがラウンドするように繋げます。
【how to“カラー”】
カラーは10レベルのシナモンベージュに。柔らかくくすみのないベージュなので、肌の色をパッと明るく見せてくれます。
【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマはデジタルパーマで、ベースは平巻き、動きを表現する表面はフォワード&リバースのMIX巻きで。カールが重ならないようにすることで無造作な仕上がりに。
スタイリングは、根本を立ち上げながら8割ほど乾かしたらスタイリング剤を塗布します。おすすめはツヤ感と束感がつくれるGARDENオリジナルの“ミエル オイルバーム”。手に取り毛先→表面と揉み込むように塗布し、最後に前髪の束感を整えたら完成です。
担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ) 本木亜美さん
【4】時短にもなるワンカールスタイル
Point
顎の長さのボブベースに前髪につなげてトップにレイヤーを入れたスタイル。全体にふんわりとした雰囲気を出すために毛先にワンカールのデジタルパーマをかけています。パーマをかけることでボブ特有のハネも気にすることなく、いつでも内巻きカールができて、きちんとスタイリングしているようになるのでおすすめです。
【how to“カラー”】
カラーは9トーンのナチュラルブラウンで染めることで明るすぎず大人女性にはおすすめです。
【how to“スタイリング”】
トップにボリュームの出るミストをふりかけて分け目がつかないようにドライヤーで乾かします。きちんと髪が乾いたら、毛先にワックスを少量揉み込めばOK。ボリュームをキープしたい場合は表面に軽くスプレイをふりかけるといいです。
担当サロン:SINCER ELY(シンシアリー) 唐沢ゆりこさん
「前髪なし」デジタルパーマのボブスタイル【5選】
【1】かき上げバングが大人っぽいスタイル
Point
人気のフェイスレイヤーで顔まわりにアクセントをつけたボブスタイル。アウトラインは平行気味にカット、内巻きでまとまりを出します。パーマはワンカールをデジタルパーマで出します。しっかりしたワンカールがオススメです。前髪はかき上げたときに顔にかかる頬の位置に設定。
【how to“カラー”】
カラーは透明感のある9トーンのブルーラベージュでナチュラルな女性らしい優しさが生まれます。
【how to“スタイリング”】
パーマでワンカールを付けているので、ヘアオイルを毛先に揉み込んで内巻きになるよう毛先を丸めたら出来上がり。フェイスレイヤーを巻いて散らせば動きが活き、一気に躍動感のあるスタイルが完成します。
担当サロン:ELEANOAH TOKYO(エレノアトーキョー) 浅井 剛史さん
【2】ふんわりと外ハネのくびれスタイル
Point
肩ラインの外ハネくびれヘア。顔周りは、鼻の位置くらからレイヤーを入れて動きをだしてます。毛先にワンカールのデジタルパーマをかけています。スタイリングが面倒な方にはワンカールパーマはおすすめです。
【how to“カラー”】
カラーは、8トーンのアッシブラウンで全体を染めています。
【how to“スタイリング”】
濡れた状態で、アウトバストリートメントをつけてドライヤーで乾かします。根元は立ち上げるように髪を少し上に持ち上げて乾かして、ふんわり感を出します。顔周りを指で、くるくるとリバースに回しながら乾かすのがポイントです。最後にワックスを揉み込めば完成です。
担当サロン:SINCER ELY(シンシアリー) 唐沢ゆりこさん
【3】全体的なカールの大人スタイル
Point
肩につく長さのミディアムボブレイヤースタイル。トップのボリュームが出るように、前髪からサイド、トップに繋がるようにカットしています。サイドに繋がりを持たせることで動きが出ます。全体的に、ワンカールのデジタルパーマをかける。
【how to“カラー”】
カラーは、9トーンのモーブブラウンに染めてます。
【how to“スタイリング”】
トップと前髪の根元を水で濡らして、ドライヤーで、四方八方から風を当てて、乾かします。そうすると、トップにハッキリと分け目がつかずに、ボリュームアップヘアが仕上がります。毛先中心にワックスを揉み込んで、トップには軽くハードスプレーをかければ完成です。スタイリングも簡単なのでとっても楽ちん。
担当サロン:SINCER ELY(シンシアリー) 唐沢ゆりこさん
【4】パーマで根元を立ち上げたスタイル
Point
カットは低めのグラデーションを入れたショートボブに。前髪は巻いてリップラインになる長さに設定します。絶妙な動きや柔らかさを演出するために毛量調整をバランスを見ながらします。
【how to“カラー”】
カラーは11レベルのピスタチオベージュ。今季人気のグリーン系カラーですが、クール過ぎず、赤みをおさえて透明感と柔らかい印象を与えます。
【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマの場合、17〜23mmのロッドで毛先ワンカール、顔まわりのみリバースに巻きデジタルパーマをかけます。トップの立ち上がりが欲しい人は根元パーマを。アイロンの場合、26mmのカールアイロンでパーマと同様に巻きます。スタイリング剤は、ソフトな仕上がりで自然なツヤ感の出るミルクタイプがおすすめ。毛先から全体的に揉み込んで、毛束を整えたら完成です。
担当サロン:Violet 表参道店(バイオレット オモテサンドウテン) 若井友紀さん
【5】束感とウェーブがお洒落スタイル
Point
鎖骨上の長めのボブにカットし、表面にレイヤーを入れ軽い動きを出やすくします。前髪は目にかかる長さ〜リップラインくらいまで対応可能で、伸ばしかけでもストレスなくおしゃれに。
【how to“カラー”】
カラーは7レベルのアッシュブラウンをセレクト。パーマに合わせて柔らかい印象に仕上げ、大人女性の落ち着いた雰囲気を感じさせる色味です。
【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは18〜20mmのロッドでウェーブ状の動きとなるように巻き、顔まわりと表面はリバースに流れるようにデジタルパーマをかけます。
スタイリングは、やや毛先が湿っている状態まで乾かし(根元はしっかり乾かすこと)、ツヤ感のあるトリートメントムースを中間から毛先に塗布します。トリートメントムースは、オイルのようなウェット感で髪の水分をしっかりキープできるタイプがおすすめです。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 本木ヨシヒサさん
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。