長めのボブだけど重たく見えない!今どき上品ヘアは“重軽Aライン”
一般的に、重たさのあるAラインの髪型は上品な印象を与えがち。それと同時にちょっと古い印象になることも…。今どき上品ヘアを求めるなら、Aラインでも重たく見せないテクニックが必要です。そこでおすすめしたいのがこちらのボブ。裾はレイヤーがなく、ボブにしてはちょっと長めのあご下ライン。前髪は下ろすと目にかかる長さです。一見重たく見えそうですが、シルエットは軽い印象。その秘密は、裾に内側が軽くなるグラデーションカットを入れ、表面に束感を作りやすくしていること。表面をワンカール巻くとふわっとした毛束になり、重たいはずの裾でもAラインのまま軽いシルエットに見えます。また前髪はカールで眉上に見せているので、トレンド感がありつつ毛先が流れて上品な印象に。これらの計算により、長めのボブだけど重たく見せない“重軽Aライン”が仕上がります!
表面の長めのふわっとした毛束で軽さを演出
【How to“ベース&カラー”】
あご下でカットしたワンレンベース。表面に束感が出やすくするよう毛先にグラデーションカットを。シルエットに丸みがつきやすくなるので、柔らかく見せる効果もあります。前髪は目にかかる長さにカットし、毛先を流しやすくするために毛量調整を。カラーは11トーンのアッシュベージュ。透け感のあるほんのり明るめカラーで、軽く見せつつ赤みを抑えて上品さをKeepします。
【How to“スタイリング”】
頭皮を指でこするようにしながらドライすると、根元がふわっと立ち上がります。スタイリングの始めに、前髪の表面と内側の毛を2段に分け、それぞれ細めのカーラーで毛先を1回転巻いておきます。26mmのアイロンで裾の毛先を内巻きにワンカール。巻いた毛先に動きが出るよう、内・外ランダムに散らして。さらに表面の毛束の中間から毛先に向かってアイロンを滑らせ、ふわっとした束感を作ります。全体の毛束の内側からスプレーワックスを吹きかけ、軽くもみ込んで自然なふんわり感を。前髪のカーラーを外し、スプレーワックスを吹きかけた指先で毛先をサイドに流せば完成です。前髪はアイロンよりカーラーの方がクセがつきにくくと、自然に流れに。カールがつきにくい人は、カーラーの上からドライヤーの温風と冷風を交互にあてると◎。表面の軽やかさや眉上で流れる前髪で、クラシカルでもトレンド感のあるAラインボブに。上品に見せたいけど野暮ったくなりたくないという人に、ぜひおすすめしたいスタイルです。
S.HAIR SALON(エス)
ヘアスタイリスト/宮澤卓也(S.hair salon) モデル/高玄穂波 文/上村ゆう子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。