肌質別スキンケア
2012.9.18

西の国美的通信vol.25 コスメパティシェ@福岡

右からマカロン(ハチミツ、ストロベリー)各¥525、ケーキソープオレンジ¥1,365、季節限定商品¥1,260。いずれも、コスメパティシェのスイーツシリーズの一部。
「シークレットエッセンスローション」を手にもつ久間聖子さん。肌なじみのいい軽いタッチのテクスチャーでありながら、抜群の保湿力が魅力です。
まるでお菓子づくりさながらの、無添加石けんの試作風景。使用するエッセンスはすべて食用なのもこだわりのひとつ。
「ジュエルパウダー(ダイヤモンドボディパウダー)」(¥8,400)の厳選した主な成分は、ダイヤモンドパウダー、黄水晶、ヒアルロン酸、パール、ネフライト末。本物のキラキラとした輝きが女子力をあげてくれます。

オレンジのショートケーキにプリンのムース、生クリームがたっぷり挟まった色鮮やかなマカロンと、いかにもおいしそうなケーキたちでしょ! 今回の西の国美的通信は、連載初のスイーツ特集(!?)…ではございません(笑)。実はこれらすべて、れっきとしたコスメなんです。しかも、赤ちゃんからお肌が弱い敏感肌の方でも安心して使える無添加石けん。これこそが福岡生まれのブランド『コスメパティシェ』なのです。

このキュートでユニークなコスメシリーズの産みの親が、久間聖子さん。デザイナーとしても活躍する久間さんは、全国に出回っている通販化粧品のパッケージを手がけるなど、多忙な毎日を送っていらっしゃいます。化粧品を作るようになったきっかけは、自らの肌トラブルから。「仕事柄、徹夜も多いし不規則な生活がたたってお肌はボロボロ。普通でさえ敏感肌だった私に合う化粧品なんて、当時何もなかったんです。そこで、仕事の人脈をたどって、採算も度外視して特別に極上の美容液を作ってもらったんです」。これが久間さんの肌を見事に蘇らせたそう。うれしくなった久間さんは、周りの人もキレイにしてあげたいと小分けして配るようになります。それが今も同社の人気商品として君臨している、「シークレットエッセンスローション」(¥5,985)。シンプルな瓶にシールを貼っただけの簡単なパッケージになったのは、ノーベル賞受賞成分のEGFといった美容液成分を95%も使用するなど、コストの大半を配合成分に使いたかったからと、ここにも久間さんのこだわりが垣間見られます。

一方、品質重視といった姿勢は崩さず、元来お菓子づくりが大好きな久間さんが遊び心で作ったというのが、上のスイーツシリーズ。あまりの精巧さに、ギフトとしてプレゼントされた方が本物のスイーツと間違って、冷蔵庫にしまいこんだという微笑ましいエピソードもあるほど。それもそのはずで、着色はすべて天然成分を使った食用のものを使用。化学製品など余分なものは一切配合せず、無着色、無鉱物油(旧指定成分無添加)、食用フレーバーで作られているのです。取材時、ちょうど試作に入るということで現場を拝見させていただくと、粉状の石けん粉はふわふわとしていて、まるでカスタードクリームそのもの。思わず、「ちょっと味見!」だなんて、指先をボールの中に突っ込んでしまいそうになりました(笑)。

「この夏は天然のダイアモンドと水晶をパウダー状にした、ジュエルパウダーを作ったんです。ちょっとドレスアップした時に、首筋やデコルテに使ってみてください。一般的なラメにはない、本物の光沢感がまとえますよ」と久間さん。聞けば、この商品を作ったのは、アクセサリーを身につけられない金属アレルギーの友人に使ってもらいたいというのがきっかけだったのだそう。「試作の段階でプレゼントしたら、すごく喜んでくれて…。これなら、アレルギーで悩んでいる世の中の女性にも喜んでもらえるのではないかと確信して、商品化することにしたんです」。
「ジュエルパウダー(ダイヤモンドボディパウダー)」(¥8,400)は、ブラシと一体型になっているので使い勝手もよく、キラキラさせたい場所にブラシでポンポンと軽くなじませるだけでOK。これから年末にかけてのパーティシーズンにも大いに重宝しそうです。見た目のかわいさだけではなく、使う人の身になって安心安全の商品を世に送り出しているコスメパティシェ。今後、どんな新作が出てくるのか目が離せません。

<取材協力>
コスメパティシェ
http://www.cosme-patissier.jp/

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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