大学卒業後、女性誌やウェブサイトを中心に、美容、旅行関連の取材・執筆を行うほか、美容皮膚科医や美容師などの専門家や、メディアに向けたレターの製作、TV・ラジオ出演、講演など多方面で活動中。現在は、“旅=楽しむだけでなく、美を磨くためのエッセンス”と捉え、国内外を問わず、旅先で美容スポットを体当たりで巡る取材を多く行う。“人生を彩るために、美容する”がモットー。
■ブログ:http://yukiishihara.com/
■Instagram:@yukiishihara1112
ニューヨーク、ロサンゼルスに続くアメリカ第3の都市であるシカゴ。
シカゴはどこを見渡しても街並みが整っていて、街全体が”建築の美術館”と呼ばれるほど!12世紀中頃に北フランスで花開いたゴシック様式や、古代ギリシア建築をベースにした古典的なグリーク・リバイバル様式、20世紀初頭の近代建築であるアールデコ様式など、さまざまな建築様式が立ち並ぶ景観は、建築好きにはたまりません。
シカゴが現在のような美しい街並みとなったのは1871年に起きた大規模な火災がきっかけという皮肉なものですが、”近代都市計画の礎”と目される都市計画「シカゴ計画」と、鉄骨を用いた画期的な建築工法の確立による「シカゴ派建築」の隆盛によって、超高層ビルが立ち並ぶ今のシカゴになったのです。
そんなシカゴの中心部は、実は歩きやバスで散策しやすく、とてもコンパクト。そこで今回は、女子旅ならではのシカゴ建築の楽しみ方をお届けします!
高層ビルが立ち並ぶシカゴの中で最も高い建物が、527.3mの「ウィリス タワー(Wills Tower)」。アメリカで2番目の高さのタワーで、シカゴ観光では外せないスポットです。
103Fの展望室からは、ダウンタウンを見下ろす絶景が360度広がっています。
立ち寄りたいのは全面ガラス張りのバルコニー「ザ・レッジ(The Ledge)」。床面もガラス張りでできていて、ビルから突き出るように造られているのがユニーク! ガラスの床面は地上から412mという高さで、下を見ると人や車が豆粒のよう。思わず足がすくんでしまうかもしれません。
もちろん大人気なフォトスポットなので、休日の午後から夕暮れ時は特に混み合っています。ゆっくり写真撮影をするためには、平日の朝早い時間などが狙い目ですよ。
シカゴの建築を存分に満喫するためには、見晴らしの良い高層階のホテルに滞在するのがベストな選択です。
今回宿泊した「トランプ・インターナショナル・ホテル・アンド・タワー(Trump International Hotel and Tower)※以下、トランプシカゴ」は、シカゴリバーのそばに位置する、全米でも4番目に高い415mのタワー。
大きく“TRUMP”と表記された外壁は、ステンレスやガラスをこれでもかと使っているため、太陽やシカゴリバーの水面の反射を受け、眩しいばかりに光り輝いています。曇り空であっても目立ちますよね(笑)。遠くを歩いていてもホテルの場所がすぐ分かって便利でした。
トランプシカゴのタワーは92Fまでありますが、低層階は商業施設と駐車場、14~27Fがホテルの客室、その上階はレジデンスとなっています。客室はリバービューとシティビューが選べますが、建築好きには断然シティビューがおすすめ!
開放感にあふれた客室はシンプルで都会的なインテリアでまとめられ、居心地は最高。
ゴシック建築やルネッサンス建築などの迫力あるビルが間近に見られ、寝るのも惜しいほどの眺めに終始うっとり。ふかふかのバスローブにくるまりながら、一日中外を眺めていても飽きないのではないでしょうか。もちろん夜でもカーテンは開けっ放しでした。
今回私が宿泊した「スパ グランド デラックス キングルーム」は、スパフロアにある客室。なんとビル群が美しく眺められるだけでなく、おしゃれなダンベル、ヨガマット、温められたネック&アイピローまで用意がある、健康美とリラックスが追求された空間で、ヘルスコンシャスな女子にぴったり!
フィットネス大国でもあるアメリカらしく、また都会にあるホテルだからこその、嬉しい気配りですよね。
もちろんスパも体験しました。ここトランプシカゴの「ザ スパ アット トランプ(The Spa at Trump)」は、シカゴにあるホテルスパの中で最も広いそうで、その奥行きに驚きます。施術ルームからも、もちろんシカゴのビル群が見えます。
ウェイティングルームはシックな雰囲気。
フルーツウォーターや、英国の紅茶の伝統を基にニューヨーク郊外で生まれた、ハーニー&サンズのブレンドティーが用意されています。
今回受けたのは、「クラシック トランプ マッサージ(60分:165ドル 約18,000円 ※税・サービス料別)」。スウェディッシュマッサージの手技をベースにした施術で、移動で疲れているゲスト向けというオレンジとアプリコットのオイルを用いてマッサージをしていただきました。
担当セラピストのMandy Kumamotoさんは、日系3世のアメリカ人。L.A.で生まれ育ち、シカゴに来て9年になるそう。セラピストさんとお話するとその土地への興味も深まり、街歩きの情報を教えていただけることもありますよ。
フィットネスエリアからは、トレーニングをしながら迫力あるビルビューが目前に! 周囲が川や橋に囲まれているおかげで、近隣のビルが近すぎずちょうど良い距離に見えるのも、ミシガン通りの南に位置するこの立地ならではだと感じました。
どこを見ても写真を撮る手がとまらないほど、建築美にあふれているシカゴ。春先から夏にかけては、建築ウォーキングツアーや建築リバークルーズツアーも開催されるので、ぜひチェックしてみてくださいね。私もまた暖かくなったら街歩きやリバークルーズを体験し、また街の違った表情を楽しみたいと思っています。
<取材協力>
トランプ・インターナショナル・ホテル・アンド・タワー(Trump International Hotel and Tower)>>
ザ スパ アット トランプ(The Spa at Trump)>>
大学卒業後、女性誌やウェブサイトを中心に、美容、旅行関連の取材・執筆を行うほか、美容皮膚科医や美容師などの専門家や、メディアに向けたレターの製作、TV・ラジオ出演、講演など多方面で活動中。現在は、“旅=楽しむだけでなく、美を磨くためのエッセンス”と捉え、国内外を問わず、旅先で美容スポットを体当たりで巡る取材を多く行う。“人生を彩るために、美容する”がモットー。
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