健康・ヘルスケア
2025.10.21

白目のにごりと充血の原因は別ものってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を医師や専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「充血」について。白目のにごりと充血の原因は別ものってホント? 目薬ブランド「マイティア」の千寿製薬株式会社 久富千容さんにお話を伺いました。

Q:白目のにごりと充血の原因は別ものってホント?

昔と比べると白目がにごっていると感じることはありませんか? 充血も白目がにごって見える原因のひとつではありますが、それとは別に透明感がなくなって白目がにごって見えることもありますよね。同じ白目のにごりですが、原因は同じなのでしょうか? そこで、白目のにごりと充血の原因は別ものってホント? この疑問について目薬ブランド「マイティア」の千寿製薬株式会社 久富千容さんに聞いてみました。

A:ホント

「どちらの原因も大きくは紫外線や加齢ですが、影響は少し違います」(久富千容さん・以下「」内同

白目のにごりや充血を引き起こす原因とは?

「どちらも紫外線による糖化や加齢による糖化が影響していると言われています。

年齢を重ねると、白目も老化(糖化)して青白い透明感が失われていきます。さらに目の内部にあるコラーゲンやエラスチンというたんぱく質の配列が乱れることでにごりが発生、次第に目立つようになります。また、紫外線による糖化の影響で、白目が黄色がかってくることがあります。

一方、充血も紫外線によって炎症が起こったり、年齢を重ねることで涙の質が変わり、目が乾きやすくなることで起きることもあります。

このように、にごりも充血も原因となるのは『紫外線』と『加齢』ですが、それぞれに対する影響が違うので、『同じ』とはいえません」

白目のにごりの解決策はある?

「いいえ。今のところ直接解決できる方法はありません。しかし、紫外線によって糖化が起きて、にごりや黄色がかったりすることは紫外線を浴びる量を少なくするという手法が対策になると考えています。紫外線が目に入る量を減らすようにするにはUVカット効果のあるサングラスの使用がおすすめです。サングラス選びについてはあとの記事で詳しくご紹介しますね。

あとはコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質の摂取も目によい影響を与えると言われているので、心がけてみてください」

 

千寿製薬株式会社
一般薬品事業部 営業プロモーション企画グループ グループマネジャー

久富千容(ひさとみ ちよ)

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文/土屋美緒

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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