お悩み別ケア
2011.1.6

ほてり・肌の赤みの対処法→赤ら顔

【Q28】顔が全体的に赤い“赤ら顔”の原因は何ですか?

【A28】
肌が赤くなり、熱を感じるほてり。そして頬や鼻のワキなどがもやっと赤く見える肌の赤み。いずれもタイプが複数あるので、自分の状態を見極めて、適切なケアをするようにして。共通なのは、肌が刺激に弱い状況にあるということ。肌に過度の刺激を与えるスクラブやゴマージュ、過度のマッサージは、赤みが残っているうちは避けたほうが無難です。

身体の冷えも顔がほてる原因。冷えた身体を温める入浴剤を入れたバスタブに浸かるなど、冷え対策を万全に。ディシラの「リラクシング ミルキースパ」。

「ほてっている」「赤ら顔」「小鼻や小鼻のワキが赤い」、あなたの肌はどんな状態ですか?

●赤ら顔
赤ら顔には3つのタイプがあります。ひとつめは、アレルギーや日焼けなど、何らかの理由で肌が炎症を起こしている場合です。この場合は、一時的なものでしょうから、刺激をもたらす原因を取り除き、炎症が治まるのを待ちましょう。

その間のスキンケアは、低刺激性の化粧水、乳液、クリームだけに止め、スクラブ、ピーリング、マッサージなどのスペシャルケアは避けたほうが安心です。ほてりやすい肌の人は、水分はもちろん油分も足りない乾燥肌であることが多いので、普段から肌を乾燥させないお手入れを心がけることが大切です。

ふたつめは、毛細血管の収縮と拡張の調整に不具合が生じ、拡張した状態が続いてしまい、血の色が透けて見えている状態です。寒暖の激しい場所の出入りが多いと、なりやすいといわれています。すぐに効果がでるわけではありませんが、冬の外出時には、マフラーなどでできる限り顔を覆うなど、頬が冷たい外気に触れにくいように心がけるといいでしょう。

身体が冷えても顔がほてりやすくなるので、足先が冷えやすいという人は、靴下を常用する、腰や肩などにカイロを貼る、冷えた身体を温める入浴剤を入れたバスタブに浸かるなど、冷え対策を万全に行なって。

また、もともと肌が薄く乾燥しがちな肌質の場合が多いので、普段から保湿対策はしっかりと。強いマッサージなど、血管を刺激するお手入れは避けたほうがいいでしょう。毛細血管を強くするのに有効なのは、普段不足しがちな栄養素を、サプリメントで補うことです。ビタミンC、アミノ酸、カルシウム、マグネシウムなどを意識して摂るようにして。

また、塩分を摂りすぎると血圧が上昇します。塩気が濃いものが好きで摂りすぎが懸念される人は、減塩することをおすすめします。

3つめは、自分の皮脂が酸化し、その刺激で炎症が起きている脂漏性皮膚炎です。皮脂分泌が盛んで肌がゴワゴワと厚く、でも水分不足で肌あれを起こして皮ムケをしていることも。

皮脂はあぶら取り紙などで取り去り、オイルフリーの化粧水や美容液で保湿をマメにするよう心がけて。夕方に化粧直しをするときは、可能であればティッシュタイプのクレンジングで、ベースメークを古い皮脂ごとすっきりと落として、やり直すといいでしょう。食生活では、皮脂分泌を増やす油もの、糖分、刺激物はなるべく控えるようにしたいものです。それでも状態が変わらないなら、皮膚科のクリニックに相談して。治療薬を処方していただけます。

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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