お悩み別ケア
2021.8.18

夏は肌がテカりやすい!原因とやってはいけないこと|友利 新先生の夏肌トラブル解決室③

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暑いと皮脂が出やすく、顔はテカりがち。マスク生活になってからは、“乾燥気味だったのにテカるようになった”という人も。テカるとベタベタするし、メイクもヨレやすいから、なるべく皮脂が出ないようにしたいですよね。また、テカってしまった場合はどうしたらいいでしょうか? 皮膚科・内科医の友利 新先生に聞きました。

皮膚科・内科医

友利 新先生

知っておきたい! 真夏の皮脂について

知っておきたいこと①テカる原因は「過剰な皮脂の分泌」と「インナードライ肌」

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夏は気温が高いので体温も上がるため、皮脂の分泌が多くなります。そのため、他の季節よりも皮脂が多く、テカりやすいのです。夏に発売されるひんやりコスメは、体温を下げるので有効です。もうひとつ、テカりで考えられる原因は、肌がインナードライになっていること。インナードライ肌とは、肌表面は皮脂が出ていてベタついているのに、内側は乾燥している状態(冬にお話しした『マスク肌トラブル』でおさらいしてください)。インナードライ肌の人に必要なケアは、前々回にお話しした真夏の乾燥対策と同じ、水分の保湿です。テカる人は油分の保湿は不要なので、化粧水や美容液をいつもよりたっぷり使ったり、保湿効果の高いアイテムに切り替えたりしましょう」(友利先生)

知っておきたいこと②テカリを放置すると肌トラブルに繋がる!

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「テカりは、皮脂の分泌が過剰になっているということなので、そのままにしておくと皮脂が毛穴に詰まってニキビになることも。また、テカりをそのままにしておくと、“皮脂焼け”のような感じで肌が黄ぐすみすることもあるので、クレンジング・洗顔をきちんと行ってください」(友利先生)

知っておきたいこと③皮脂を取ろうと必死になりすぎるのは逆効果

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「皮脂を取り去るアイテムのひとつに、ふき取り化粧水があります。コットンにつけて肌になじませるものですが、肌を擦るのはNG摩擦を起こすとバリア機能が低下してインナードライ肌の原因に。コットンでなじませるときは、スライドさせるのではなく、肌を押さえるようにするといいですよ。テカリの原因である皮脂の過剰分泌とインナードライは原因が違いますが、対処法は同じでOK。テカりを抑えるメイク下地を使うのも有効です。インナードライな人は顔全体に使いのではなく、テカる部分だけ使うといいでしょう」(友利先生)

イラスト/Sugyon1002   構成/越後有希子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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