お悩み別ケア
2021.3.1

「血管にごり」「アミノ酸代謝」って何?4つのキーワードから2021年の美白スキンケアの傾向を探る!

今年も美白アイテム誕生の情報が続々届いています。なかでも美白スキンケアの研究発表が際立つ4ブランドに個別取材。導き出された4つのキーワードとその詳細から、今年の美白のすごさを感じて!

【キーワード1】アミノ酸代謝

シャネル スキンケア マネージャー

宮本雅義さん

「ル ブラン」シリーズをはじめとする、スキンケア製品全般の処方開発を手掛ける。

京都大学主催の大規模研究「ながはま0次コホート」とシャネルの共同研究から導き出された新たな視点

「2014年、シャネルは京都大学と長期的なパートナーシップを開始しました」と、シャネルの宮本雅義さん。「松田文彦教授が指揮する、最先端の疫学研究調査である『ながはま0次コホート』に参加し、環境や遺伝的要因が肌とエイジングに与える影響を分析。それによって新たな着眼点の、ヘルシーなホワイトニング ケアを開発することができたのです」(宮本さん)

明るく健康的な“ヘルシー ロージー グロウな肌”をもつ集団を遺伝子レベルで分析すると、細胞のアミノ酸代謝が高い傾向にあることが判明。

「アミノ酸代謝をサポートする成分として、屋久島のガーデニア フルーツ エキスを見いだしました。エネルギーと潤いに満ちた、総合的な美肌をかなえます」(宮本さん)

“ヘルシー ロージーグロウな肌”をかなえる5つの要素
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※フォトタイプ=フォトタイプ(紫外線による肌色の変化)に合わせたケア

生活習慣や環境、体の状態を20年以上にわたり調査する「ながはま0次コホート」。この疫学研究とシャネルの共同研究で見いだされた“ヘルシー ロージー グロウな肌”の5つの条件(上)をもつ人の遺伝子データを研究し、細胞のアミノ酸代謝が美肌のカギとなることを特定。

\シャネルの新作はこれ!/
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“ヘルシー ロージーグロウな肌”を目指す。
シャネル ル ブラン セラム HLCS[医薬部外品] 30ml ¥16,500(3月5日発売)

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【キーワード2】血管にごり

ポーラ化成工業 研究所 フロンティアリサーチセンター

中山和紀さん

美白製品の基盤となる基礎研究に携わる。最近はより深い神経や血管の研究に従事。

拭い去れない肌の濁りの原因は毛細血管に蓄積した老化色素

この春ポーラが着目したのは、年齢と共に肌に定着する“濁り”。

「美白ケアをしていてもはらえない濁りがあることに気づき研究する中で、肌の中に存在するいくつかの色素に着目。その中で、顔の全体に張り巡らされる血管に蓄積する色素『血管リポフスチン』が、肌の色に影響を及ぼしていることに気づきました」と、ポーラ化成工業の中山和紀さん。

メラニンや糖化とこの血管リポフスチンの蓄積が重なることで、肌色のにごりは頑固になるそう。

「研究によって発見したのは、血管リポフスチンを除去する働きをもつオウゴンエキスとアサガオカラクサエキス。美白美容液に配合し、新しい側面からの肌色にごり改善効果を目指しています」(中山さん)

血管に蓄積した「血管リポフスチン」が肌色にごりの原因
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「血管リポフスチン」が蓄積した血管

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「血管リポフスチン」が少ない血管

顔全体に張り巡らさている血管。その「血管内皮細胞」に老化色素の血管リポフスチンが蓄積すると、肌色をにごらせる。さらに、血管リポフスチンが毛細血管を劣化させ、血行不良に陥りやすくすることも肌色に悪影響。
(イラスト提供/ポーラ)

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新たな着眼点に基づく技術やオリジナル成分を搭載。
ポーラ ホワイトショット CXS[医薬部外品] 25ml ¥15,000

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【キーワード3】ウロキナーゼ活性

資生堂 HAKU ブランドマネージャー

越間美布さん

HAKUの価値開発からプロモーションまで、ブランド戦略全般を担当。

シミ部位の異常な毛細血管に着目。美容医療で消えないシミにアプローチ

「シミの部分は肌の奥で慢性的な炎症が起こり、メラニンが作られ続けている状態」という発見を基に、長年シミ部位の奥について研究を続けているHAKU。

「今回着眼したのは、レーザー治療でシミ取りをしても、その約70%の方が再発を実感しているという点です。シミが再発してしまう肌としにくい肌を比較し、レーザー治療によるシミ改善とシミ奥にある毛細血管の密度に関係があることを発見。また、シミ部位ではウロキナーゼという、血管新生を促す酵素の活性が高まっていることも発見しました。資生堂ではウロキナーゼの活性を抑制する成分を探索し、オトギリ草抽出液にその効果を見いだしました」(越間さん)

酵素ウロキナーゼが血管増加を促し血管を介したシミ悪化の原因に
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シミ部位ではウロキナーゼの活性が高まり、それによって異常な毛細血管が増加。さらに、紫外線の刺激により血管内皮細胞からウロキナーゼが分泌されることも確認。ウロキナーゼは血管を介したシミ形成につながる要因であると考えられる。
(イラスト提供/資生堂)

\資生堂 HAKUの新作はこれ!/
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消えないシミのループにアプローチ。
資生堂 HAKUメラノフォーカスZ[医薬部外品] 45g¥10,000(編集部調べ・3月21日発売)

メラノフォーカスZ[医薬部外品]の詳細はこちら

【キーワード4】スキンピクセル

オルビス 商品企画部

小林大輝さん

本誌ベスコス受賞のチーク「ライトブラッシュ」や、今回の新作美白美容液を手掛ける。

メラニンを分散させ、排出を促すことで濁りや暗さのない、自然な明るさへ

“肌本来の力を生かす”という発想でメラニンケアを捕らえ、本来の透明感を引き出すための新理論を提案しているのがオルビス。

「写真の画素のことをピクセルといいますが、ピクセルが粗い写真は暗くくすんだ印象で、ピクセルが細かい写真はクリアで鮮やかです。これを肌に置き換えると、過剰に生成されたメラニンが細胞に蓄積している肌を“スキンピクセルが整っていない肌”、メラニンが均一に細かく分散している肌を“スキンピクセルが整っている肌”と定義しました。今回新たに採用した美白有効成分・m-ピクセノールは、メラニンを均一に分散させ、さらに代謝を促してすみやかに排出させる機能をもっています」(小林さん)

同じ量のメラニンでも、状態によって肌色に変化が!
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低ピクセル(粗い)

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高ピクセル(細かい)

ピクセルが粗い画像は暗くくすんでいて(上)、ピクセルが細かい画像はクリアで鮮やか(下)。この事実を肌に応用し、メラニンの均一な分散とすみやかな排出を促すというのが新作美白美容液のメカニズム。
(画像提供/オルビス)

\オルビスの新作はこれ!/
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保湿感の高いテクスチャーにもこだわりが。
オルビス ホワイトクリアエッセンス[医薬部外品] 25ml ¥5,000

ホワイトクリアエッセンス[医薬部外品]の詳細はこちら

 

『美的』2021年3月号掲載
撮影/渡邉宏基 構成/大塚真里

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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