ニキビができたら専用の基礎化粧品に変えるべき?皮膚科に訊いてみた【今さら聞けないニキビケアの基本】
冬のお肌の大敵である乾燥や日々のマスク生活でお肌の調子も急降下…という人も多いのでは? そこで、今回は大人ニキビの基本のキを徹底解明! さまざまな大人ニキビの疑問を、アヴェニュー表参道クリニックの太田理会医師にお答えいただきます。
Q:ニキビができたら専用の基礎化粧品を使用すべき?
急な肌トラブル。いつも通りの基礎化粧品を使用っていいものなのか、それともニキビ専用の基礎化粧品に替えるべきなのか……悩みますよね。さっそく、この疑問を太田医師にぶつけてみました! 果たして答えは…?
A:ニキビ専用の基礎化粧品を使うのがベスト
「お肌のことを考えると、ニキビができてしまったときは、ニキビ専用の基礎化粧品を使用するのがベスト。
選ぶ基礎化粧品はニキビができる原因や肌の状態によって変わってきます。例えば、脂っぽい肌でニキビの炎症が酷いときには、殺菌作用や皮脂量をコントロールしてくれるタイプがよいでしょう。一方で乾燥している場合には、ニキビの炎症を抑えながらも低刺激で、肌に潤いを与えてくれるタイプがおすすめです」(太田医師・以下「」内同)
乳液やクリームなど油分があるものは避けたほうがよい?
「基本的には、化粧水だけというのは避けてほしいもの。どんなに脂っぽい人でも、皮膚が炎症を起こしていると、皮膚がめくれて乾燥していることもあるのです。乳液なりクリームで保湿するようにしましょう。
とはいえ、明らかに毛穴が詰まっているという場合、こってりクリームなどを使用することで余計に毛穴詰まりが酷くなってしまうことも。化粧水のあとに乳液やジェルをつける程度で保湿するのがよいでしょう」
ノンコメドジェニックと表記されているものを使用すべき?
「ノンコメドジェニックとは、ニキビができにくい製品かをテストし、その結果ニキビができにくいと証明されたものです。ノンコメドジェニックと表記されている中でも、脂肌用、敏感肌用、乾燥肌用など種類が分かれているので、自分の肌に合ったものを選んで」
太田医師のおすすめは?
「ビタミンCが配合された基礎化粧品も多くありますが、人によっては刺激になってしまうことも…。また、通常のビタミンCは、肌に直接塗っても浸透しにくいのです。
クリニックでは、刺激が少なくビタミンC誘導体が肌にとても浸透しやすいAPPSローション(100ml ¥6,000)や、さらに殺菌作用の加わったニキビ用のGOVCローション(100ml ¥6,000)を扱っています。ニキビ治療の際に、スキンケアについても相談してみてくださいね」
文/木土さや
*価格は税別です。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
藤田医科大学医学部卒、藤田医科大学ばんたね病院、福井県済生会病院にて研鑽を積む。皮膚科医、美容皮膚科が専門。丁寧なカウンセリングを通じて患者様のお悩みに正面から向き合いたいと思っています。どんなことでもお気兼ねなくご相談ください。
アヴェニュー六本木&表参道クリニック