お悩み別ケア
2021.1.16
赤ニキビの治療法は?皮膚科に訊いてみた【今さら聞けないニキビケアの基本】
冬のお肌の大敵である乾燥や日々のマスク生活でお肌の調子も急降下…という人も多いのでは? そこで、今回は大人ニキビの基本のキを徹底解明! さまざまな大人ニキビの疑問を、アヴェニュー表参道クリニックの太田理会医師にお答えいただきます。
Q:赤ニキビの皮膚科での治療法は?
赤ニキビとは、ニキビが炎症を起こし、赤くプックリと腫れてしまった状態。見た目にもはっきりとわかり、さらに進むと痛みを伴うことも……。メイクをしてもカバーしきれず、鏡を見るたびに憂鬱な気分になってしまいます。皮膚科ではどのような治療をしてくれるのでしょうか。
A:基本は塗り薬を。炎症が強い場合はプラスで内服の抗菌薬を処方
「できてしまった赤ニキビには、ダラシンTゲルやダラシンTローション、アクアチムクリームやアクアチムローションなどの抗菌薬の塗り薬を使用します。さらに最近は、新しい抗菌薬“ゼビアックスローション”が登場し、従来の塗り薬があまり効かなかったという人に多く処方されるようになってきました。
炎症が強い人や赤ニキビが長く続いている人は、塗り薬にプラスして内服の抗菌薬が加わります。ルリッド、ミノマイシン、ヒブラマイシンなどがよく処方されますね」(太田医師・以下「」内同)
ビタミン剤も服用したほうがよい?
「クリニックでもビタミンB群やビタミンCを処方されることも多いと思います。ビタミンBの中でも、とくにビタミンB2やB6は角質や皮脂をコントロールし、皮膚をしっかりつくってくれるはたらきがあります。また、ビタミンCは、抗酸化作用や炎症を抑えてくれるはたらきがあります。肌トラブルがあるはもちろん、日ごろから適量をしっかりとれるように心がけてくださいね」
文/木土さや
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藤田医科大学医学部卒、藤田医科大学ばんたね病院、福井県済生会病院にて研鑽を積む。皮膚科医、美容皮膚科が専門。丁寧なカウンセリングを通じて患者様のお悩みに正面から向き合いたいと思っています。どんなことでもお気兼ねなくご相談ください。
アヴェニュー六本木&表参道クリニック