マスク続きで肌荒れ…原因とスキンケアのポイントを美容のプロが解説【美的GRAND】
マスク生活が続き、肌が悲鳴を上げている…そんな“マスク禍”ならではのお悩みはありませんか? 今回はマスクによる肌あれの対策について皮膚科・内科医の友利新先生と美容家・小林ひろ美さんに教えていただきました。
Q.マスク生活が続き、肌あれが気になる…
A.マスクで肌あれの原因は…
1.マスクの物理的摩擦
2. 呼気によるマスク内の蒸れからの、肌の水分蒸散
「肌あれの原因は主にふたつ。肌とマスクとの物理的摩擦により炎症が起こるパターン。さらに、自分の吐いた息・呼気がマスク内に充満することによるダメージ。一瞬だと潤ったように感じますが、マスクを長時間着用することにより肌が水につかっているような状態になり、バリア機能が低下。水分蒸散しやすい肌状態に陥ってしまいます。ソーシャルディスタンスを保てる場面ではマスクはこまめに外すようにし、炎症を抑えるスキンケアをお手入れに組み込んでみて」(友利先生)
A.ヒリヒリする程なら、消炎バームで保護を
「マスクの摩擦により赤くなってヒリヒリするくらい過敏になっているのであれば、炎症を抑えるバームを取り入れる手も。スキンケアを敏感肌対応に替えることもぜひ検討して」(友利先生)
\ヒリつきを抑えマスク摩擦を防ぐ効果も!/
A.高精製ワセリン配合で、潤いを密閉し外部刺激から肌を保護。
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B.100%有効成分でできた、バリア機能と肌免疫を強化するバーム。
ドクター津田コスメラボ スキンバリア バーム 18g ¥5,400
A.インナーケアではビタミンC+Eで代謝アップ
「インナーケアでは、炎症を抑える効果のあるビタミンC、代謝を上げて肌の生まれ変わりをサポートするビタミンEのサプリを積極的にとるのがおすす
め。ブレない肌&体作りを!」(小林さん)
小林さんはビタミンCは“シナール”、ビタミンEは“ユベラ”を愛用。「マスク生活で侮れないのが日焼け。塗るだけでなく、飲む日焼け止めで体の中からもケアするように」
A.摩擦刺激が起こらないよう、スキンケアではハンドプレス&ピアノタッチの徹底
「皮膚の炎症を助長させないよう、スキンケアでは摩擦刺激が起こらないよう細心の注意を。さらにクレンジングや洗顔はいつもより優しく行うようにし、清潔を保つことも重要です」(小林さん)
スキンケアをなじませる際は、絶対にこすらないように! 手のひらで包み込むようになじませるハンドプレス、指先で軽やかにタッピングするピアノタッチを徹底して。
A.炎症を抑えるビタミンCやトラネキサム酸配合のスキンケアを投入
「ビタミンCやトラネキサム酸などには高い抗炎症作用が。マスク着用により肌あれを感じているのなら、化粧水、美容液、クリームなどに抗炎症作用のあるものを重ねづけするのがベスト!」(友利先生)
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A.毛穴、くすみ、キメのあれ、乾燥などの気になる肌悩みに一気にアプローチ。
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C.シミ・そばかすを防ぎながら肌あれにも確かな効果が。
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A.マスクでの摩擦&蒸れを防ぐアイテムをチェック!
「マスクの下に挟む“ブラケット”を活用すると、マスク生活が驚く程快適に。マスクがぺったり肌にくっついて蒸れるのを防ぐだけでなく、メイクくずれ防止、抗菌防臭効果も期待できます」(小林さん)
\マスクの下に仕込む3Dブラケット/
「おすすめは通販で購入可能な“GOKEI ひんやりプラケット”。繰り返し使用できるのでエコなのも◎。負担感のないソフトな肌当たりで、呼吸もしやくなります」
教えてくれたのは…
美容家
小林ひろ美さん
ユニークかつ効率的な独自の美肌引き上げテクニックが人気。
皮膚科・内科医
友利 新先生
医師目線で美容&健康の疑問をひも解くYouTubeも大ヒット。
『美的GRAND』2020年 秋号掲載
撮影/中田裕史 イラスト/GreenK 構成/門司紀子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。