お悩み別ケア
2012.5.23

すっぴん美肌を育むケア 鉄則ケア3┃化粧品&インナーケアの手応え倍増!? さらなる美肌を狙うなら、“引き算のケア”に留意せよ!

ターンオーバーを促すのは「引き算のケア」!
取り去ることの重要性に気づいていますか?

シミや乾燥、ニキビなど、もろもろの肌トラブルを何とかしようと思うと、美容液やクリームや食品やサプリメントなどで、肌のなかの成分を増やす、足し算のケアに意識が偏りがち。でも、忘れないで。「増やす」と、「取り去る・減らす」引き算のケアはセットで考えるのがお約束です。

すっぴん美肌を育む基本中の基本である「ターンオーバー」について、いま1度復習しましょう。ターンオーバーとは、肌が生まれ変わる仕組みのこと。新しい細胞が生まれ、すくすくと育ち、およそ42日間で垢となって剥がれ落ちます。紫外線などのダメージを受けると早く修復したいがためにターンオーバーのサイクルは早まり、加齢で細胞が生まれる力が弱まると、剥がれ落ちるはずの古い角質細胞がいつまでも肌の表面に留まることに。化粧品やサプリメントなどのインナーケアは、丈夫な赤ちゃん細胞が生まれ、健康にすくすく育ち、その寿命を全うする手助けをしてくれます。とはいえ、どんなに評判のいいケアをしたところで、すぐには理想の肌になれない。最短でも42日はかかってしまう。
本来なら剥がれるべき角質細胞に肌の表面にしがみついていられると、もちろん数々のデメリットが。肌の角質が厚くなるので、くすみやかさつきが目立ってきます。当然のことながら、スキンケアの浸透を妨げます。メラニンを含む細胞もそのままになるので、シミが濃くなりがちに。さらには毛穴が塞がったり狭くなれば、ニキビや吹き出物の原因に!

 

正しいクレンジングと洗顔にピーリングをプラス
さらにビタミンB群でインナーケアを

引き算のケアは、別に難しくありません。メークなどの汚れをクレンジングで落とす。クレンジング料や古い角質を、洗顔で取り去る。それを1年365日、欠かすことなくきちんと行って。良質なクレンジング料と洗顔料を選び、肌に負担をかけないように使えばいい。気をつけたいのは洗顔です。シミやニキビ周辺の角質を落とそうとして、ゴシゴシこすってはダメ。過度の刺激は、新たなトラブルをもたらします。しっかりと泡立て、泡を転がすようにしながら、汚れを抱き込んでいない泡をすべての肌に密着させる。それで充分です。あとはすすぎをきちんとすればOK。定期的にピーリングやゴマージュなどを加えれば、増やすケアの手応えが格段にアップ。乾燥、くすみ、シミ、ニキビといった肌トラブルを解消し、すっぴん美肌に近づけます。

またニキビや吹き出もの、毛穴の黒ずみが気になるなら、ビタミンB群を摂ると効果的。ビタミンB2は過剰な皮脂分泌を減らし、B6には皮脂の酸化物を分解・消去を助ける作用があるので、毛穴の黒ずみも気にならないように。ニキビ・吹き出物をできにくくし、肌荒れや毛穴の存在を感じさせない、なめらかな肌づくりが狙えます。ビタミンB2はレバーや鶏卵・魚卵、B6はまぐろ・さけなどの魚類、レバーで効率的に摂ることができます。もちろんカロリーが気になるなら、インナーケアで補給してもOKです。

憧れのすっぴん美肌は、足し算のケアだけでは完成しません。正しい洗顔とビタミンB群による引き算のケアも、意識してつづけていきたいものです。

 

イラスト/きくちりえ

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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