お悩み別ケア
2012.5.9

すっぴん美肌を育むケア 鉄則ケア2┃具体的にどうすればいい? 「インナーケア」の奥義を知る!

ターンオーバーに大切なインナーケアとは?

ターンオーバー(代謝)は、すっぴん美肌を育む最大の鍵だということを、連載1回目でお話しました。そして肌を効率よくお手入れできるお役立ちアイテムは、“インナーケア”であることも。ではインナーケアとは、具体的に何をすればよいのでしょう?

そもそも加齢や外的刺激によって乱れている肌のターンオーバーを整える基本は、
1. 健康な赤ちゃん細胞が産まれるようにする
→細胞の増殖を活性化させる
2. 赤ちゃん細胞が健全な大人細胞となり使命をまっとうできるように、内外の刺激から守る
→紫外線や大気汚染から細胞を守る抗酸化、免疫強化
3. 赤ちゃん細胞が健全な大人細胞になれるよう、栄養補給を怠らない
→血行促進
この3つです。そしてこれらのサポートをしてくれるインナーケア成分は、一般的に「代謝(ターンオーバー)を助ける」「新陳代謝を促進する」といった効果があるものです。

 

ターンオーバーを助けるインナーケアに欠かせない成分は?

ちなみに「代謝を助ける」「新陳代謝を促進する」インナーケア成分としては、おなじみの“ビタミンB群”を筆頭に、ビタミンA、C、E。そしてミネラルを含むパントテン酸カルシウム、お肌にいいとされる“L-システイン”が代表格とされています。
成分を取り入れる方法として理想なのは、やはり食事です。
ビタミンB群のなかで代謝に大きく関与しているのは、B2とB6なわけですが、B2はレバー・フォアグラ・かもなどの肉類や、鶏卵・キャビア・いくらなどの卵類に。B6はレバーなどの肉類や、アーモンド・ピスタチオなどの種実に。ビタミンCはブロッコリー・ピーマン・アセロラなどが代表的。緑や黄色、赤色の実に。ビタミンEはキャビア・いくら・たらこなどの卵類に多く含まれていることがわかっています。L-システインを多く含むのは、大豆・ハチミツ・柑橘類などですが、残念なことにその構造から、食品からは摂取しにくいといわれています。

 

効率よいインナーケアが美しい肌をサポートする!

食品からすべてをバランスよく摂ればいいのですが、なかなかそういうわけにはいかないのが現実というもの。必要な成分だけでなく、体質によっては不要な成分まで摂ってしまう。また必要量をしっかり摂ろうと思うと、カロリーオーバーのリスクも。インナーケアの手段には、食品に加えてサプリメンドなどがありますが、自分に合うものを見つけて欲しいものです。

そして適切なものを選んだなら、効かせる秘訣はふたつ。必要量をきちんと摂る。そしてすぐに変化が出なくてもコツコツと続ける。これは簡単なようでいて、実はとても難しい。1日3回の食事が、2回になってしまった…、ということはごくごく普通にあると思います。でも、ダメ。成分は常に血中に飽和させておくのが理想。そのためには、小まめに補給したほうがいい。そして、すぐに変化が実感できなくても、ターンオーバーの基本サイクルである28日+14日=42日間+αで、2ヶ月程度は続けてみてほしい。習慣にしてしまえば、どうってことありません。

 

イラスト/きくちりえ

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