輪郭セラピストがそっと明かす「どんどん老け顔」になるNG習慣
小顔やアンチエイジングのため、お風呂上りは念入りにフェイスマッサージ。一見すると美意識が高いこの行動も、専門家からすると実はNGだとご存知でしたか?
今回は、輪郭セラピストである戸塚先生に“老け顔になっちゃうNG習慣”について教えていただきました。
■1:頬やフェイスラインだけのマッサージ
頬の中心をコロコロでマッサージ。よくある光景ですが、戸塚先生によると実はNG行動! マッサージは固い箇所には有効ですが、柔らかい箇所に行うと弾力が低下してハリがなくなります。
つまり、固い脂肪があり、むくみが酷い日であれば効果はありますが、それ以外の日に頬だけマッサージすると伸びたTシャツのように肌のハリが弱まり、垂れ下がってきてしまうのです。
頬骨や下あごの固い骨がある箇所は、表情筋が凝りやすく老廃物のしこりが多く溜まっていて、弛みのきっかけになっています。頬のまわりをよくマッサージすることによって、フェイスライン全体のハリが回復するそうです。
■2:ガムをかみ続ける
噛みしめたりガムを長く噛んでいるとき、顔ではフェイスラインの外側、アゴに負荷がかかります。そのため、そのアゴにあたる表情筋だけが太く厚くなるので、顔の面積が大きくなってしまいます。また、奥歯は強くなりますが前歯は噛まなくなるので、歯茎の強さに差がでます。
食事をするときは噛みしめず、奥歯だけでなく前歯も使いましょう。リスなどのように前歯を口の中に引くように噛むと、出てきたエラや鼻の下が引っ込み、シュッとした輪郭になります。
■3:スマートフォンを見続ける
スマートフォンが普及するとともに、目頭からの斜めジワ、ゴルゴ線など、以前はおじさんにしか出なかったシワが女性でも目立つようになってきました。スマホを見る際に表情筋が常に緊張するので、険しい顔が癖になり、シワが定着します。
目が充血したらまぶた越しに目を冷やし、大きく目を見開いたりギュッと閉じたり目のエクササイズを行いましょう。景色などを見て、目を緩和するのも効果的です。
■4:頬やフェイスランだけエクササイズ
アイウエオ体操など一般的な顔の体操をして、余計にほうれい線が出たり頬がやつれたりする方がいます。動かしやすい口角を軸にして表情を動かしているので、口角だけ引き締まりくぼんで老け顔に見えてしまうのです。
唇の筋力や感覚は、30才ごろから急激に衰えやすくなります。アヒル口の練習や、細いストローを使った唇の先端で吸うエクササイズで、くぼみや弛みを改善できますよ。
■5:猫背の姿勢
肩が凝ったり猫背になると、どうしても後頭部が縮んだ姿勢になりますね。顔は反対に、アゴが上がった状態になります。この姿勢は、皮下脂肪をつきやすくするばかりでなく、アゴが上がり続けることで喉が下垂し、あまり太っていないのにアゴがなくなり、二重あごになっていきます。
後頭部はなるべく伸ばすようにしましょう。寝るときも猫背の状態のまま沈みこまないように、ベッドや布団は固めがベストです。柔らかい布団であれば、固いフローリングなどで仰向けに寝て、背骨や首の骨にまっすぐな状態を覚えこませてください。骨があたる場所は歪んでいるので、痛い場所の力を抜きながら矯正してみてくださいね。
いかがでしたか? ついついやりがちな習慣が、老け顔を加速していたのですね。ご自身の習慣やクセを見直して、若々しいお顔を手に入れましょう。
初出:美レンジャー ライター:木土さや
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