お悩み別ケア
2025.9.25

9月にマストなUVケアをおさらい!残暑→秋冬もコツコツケアで美肌をキープ

春に比べると季節の変わり目を意識しにくい気候が続く秋。でも、“秋ゆらぎ”という言葉が定着しつつあるように、秋も肌にとって負担が多い時季です。さらに、秋といっても暑さが続き、紫外線も気になるところ。『美的』11月号では残暑→秋冬の月別のUVケア方法を特集! 美容皮膚科医の上原恵理先生と気象予報士の片岡信和さんが、9月の正しいUVケア知識を伝授します。

美容皮膚科医

上原恵理先生

俳優・気象予報士

片岡信和さん

夏疲れした肌の状態に合わせたUVケアを

厳しい残暑が続いている9月。

「湿度も高く、体に疲れがたまってきているでしょう。体が疲れていると、肌も疲れています。さらに、9月は秋花粉のピーク時期でもあります。お疲れ気味の肌は、外的刺激を受けやすいので、紫外線対策は引き続き欠かさないようにしましょう」(片岡さん)

夏のダメージを引きずると、秋ゆらぎにつながる可能性も。

「どんなに紫外線対策をしても、夏の間は地面からの反射などでダメージを受けているもの。ダメージは肌のバリア機能を低下させ、トラブルの原因につながります。夏ダメージを長引かせないためには、ケアの基本である保湿と紫外線対策が重要に! 日焼け止めは、肌の状態やシーンに合わせて選んでください」(上原先生)

9月の紫外線量や花粉について学び進めながら、この時期に合うUVを見ていきましょう。

9月のUVケアライフ

9月になっても日中の紫外線量は真夏並み


1日の中で最も気温が高い時間は14時頃ですが、紫外線量とは比例しません。

「紫外線量が多い時間帯は、太陽が高い位置にあるとき。上のグラフのとおり、9月でも11〜12時は、真夏並みの紫外線量が降り注いでいます」(片岡さん)

年々発症者数が増えている秋花粉のピークは9月!


(鼻アレルギー診療ガイドライン2014より)

秋花粉を代表する植物は、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ。
「春の花粉に比べると飛散量は少ないのですが、公園や道端など、身近な場所に生えている雑草です」(片岡さん)。

それゆえ、花粉症を引き起こしやすいといわれています。

\上原先生の肌診断へ/

9月の肌は、残暑+ UVダメージ+花粉で調子が狂いやすい

「残暑が厳しく、9月は夏のように皮脂の分泌が盛ん。一方で、夏を乗り越えた肌は、気をつけていても紫外線によって肌のトーンが暗くなり、くすみを感じることも。また疲れ気味の肌は、花粉症でなくても、肌に花粉が付着して炎症を起こすことが。守るケアとして紫外線ケアは欠かせません。肌状態に合った日焼け止めを選んで、ゆらぎに負けない肌を育んでください」(上原先生)

ゆらぎやすい人はこちらへ くすみが気になる人はこちらへ 暑さで皮脂が出やすい人はこちらへ

『美的』2025年11月号掲載
イラスト/二階堂ちはる 構成/越後有希子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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