1か月で透明感のある肌は作れる！2つのターゲットを知って効果的なエイジングケアを｜美的GRAND

「炎症老化」と「表皮老化」を知っていますか？ くすみ、たるみ、シワ…年齢を重ねるとともに深刻化していく肌悩みも、このふたつに注目して取り組めば、もっと効果が出やすくなるんです！

1か月で透明感あふれるハリ肌は作れます！ エイジングケアのターゲットは「炎症老化」と「表皮老化」

■教えてくれたのは....

エディター

大塚真里さん

本誌ほか多くの女性誌で美容ページを編集・執筆。化粧品研究員や皮膚科医などさまざまな専門家に取材を重ね、知見を深めている。

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肌の話に興味をもつことが美肌への最短距離

ほんの5年程前までは、エイジングケアというと、シワ、たるみ、くすみといった、肌の悩み別に取り入れるものという考え方が一般的でした。化粧品のコンセプト自体がそのアプローチで作られていて、理由は“ユーザー目線”、表面に出てきている悩みに合わせた方が選ばれやすいだろうということでした。

ところが最近は変化が見られます。SNSを通じて、多少難しくても真実が知りたい、肌のことを理解したいという人が増加。肌の構造やエイジングのメカニズムなど“難しくてつまらない”扱いだった話が“ためになる本当の”話に変わってきているのです。

今季のトレンドは、まさにその、エイジングのメカニズムを知ろうという動き。たくさんのスキンケア新製品を取材する中で見いだした共通テーマはふたつ。“炎症老化”と“表皮老化”です。それが肌の見た目とどう関係するのか、わかりづらい！？でも、どちらもエイジングのきっかけであり根っこの現象なので、ここを理解し、お手入れをすることが、大人の美肌の分岐点になります。

そして、40代ならどちらの老化も確実に始まっています。お手入れを始めて1か月もすれば、なんらか変化を感じられるはず。まずは一緒に新しい美の知識を蓄えませんか？

【Target1　炎症老化】 気づかないうちにシワ・たるみが進行！

肌の中には、さまざまな原因でDNAがダメージを受けて細胞分裂を行わなくなった「老化細胞」が存在し、炎症因子と活性酸素を生み出します。それにより、肌の中では小さな炎症が慢性的に起こっています。それがシワやたるみなどを進行させるという考え方です。

【炎症老化のメカニズム】

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【酸化】活性酸素などにより、細胞のDNAがダメージを受ける。修復できないと老化細胞に。

【細胞が老化】老化した細胞は、「SASP」などの炎症にまつわる因子と、活性酸素を生み出す。

【炎症が広がる】周囲の細胞がダメージを受けて炎症が起こり、老化細胞が連鎖的に増えていく。

【シワ・たるみ・シミへ】慢性的な炎症が続いた結果、シワやたるみなど目に見えるエイジングへ。

【Target2　表皮老化】 奥にばかり目を向けがちだけれど実は外敵の影響を受けやすい場所

肌は外界側の「表皮」と、その奥にある「真皮」の2層に分かれています。エイジングというと真皮のコラーゲンの劣化が注目されがちですが、実は紫外線などのダメージを受けて老化しやすいのは表皮。さらに表皮が劣化すると、真皮にも悪影響を及ぼします。

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