お悩み別ケア
2022.4.30

混合肌も乾燥肌も、新作美白は3本買えばいい!? 必要アイテムとその理由を美的エディターが解説

美白のトレンドを長年見つめてきたふたりがこの春“買い”の大型選手、さらには信頼の実力派ベテランについても語ります!

「美白&UVドラフト会議」

p12

水か油か。元々の肌に合わせて美白も選ぶべし

もりた ドラフト指名に入る前に、私たちの美白信念を宣言しましょう。大塚監督、お願いします。

大塚 はい。美しい肌色を損なわせる最大要因は、日中浴びる紫外線。だから、 紫外線を多少浴びてもビクともしない肌環境に整えることが、美白ケアでいちばん大事なこと だと思っています。朝のケアで抗酸化成分や潤いを肌にいっぱい入れて、自前のバリアを強化するお手入れを。もちろん、日焼け止めで守ることも必須なのは言うまでもありません。

もりた 同意です。さらに夜のケアでは、日中に酸化してしまった皮脂やメイク汚れを適切に落とした上で、肌をたっぷりと潤いで満たして鎮静させる。美白というと“どんな成分が効くの?”といったことに関心が向きがちですが、それよりも 落とす→潤す→防御する、基本のお手入れをおろそかにしないこと が何よりも大切です。

大塚 だから読者の皆さんには、今お手もちのスキンケアアイテムをたっぷりと使って、基本のお手入れに励んでほしいと思います。その上で、この春新しく買い足すならこの美白がおすすめ、という観点から、3品ずつ指名していきたいと思います。

もりた 元々の肌質によって、ぴったり来るアイテムが異なると思うので、混合~脂性肌の人は、みずみずしさを重視した「水リーグ」のアイテムをご参考に。一方で乾燥肌の人は、潤い持続力に優れた「油リーグ」がおすすめです。

大塚 化粧品って、ほとんどのアイテムに水と油の両方が入っています。元々の皮脂が多い肌の人は、水分が多いアイテムを入れた方が心地よいと感じられるし、肌も整う気がします。だから、混合肌や脂性肌が新しい美白コスメを試すなら、まずは化粧水と美容液。

もりた 乾燥肌の人は、油分多めの美容液&クリーム。あと、 乾燥する肌はバリア機能が低下して炎症を起こしやすいので、鎮静系の成分が入っているもの をおすすめします。

大塚 皮脂が多い人は、表面はベタベタするけれど実は肌の内側が乾いているインナードライの状態になっていること多い。だから、みずみずしいコスメを“これでもか”と思うくらいたっぷりと与えてほしい。特に 朝のケアは、自分好みの仕上がりよりも20%増しで潤いを与えるぐらいでちょうどいい。 1日潤いが持続します。美白シリーズは、エイジングケアやバリアUP系のラインと比べると比較的さっぱり軽やかな感触のものが多いので、夏の朝にたっぷり使うのに特に向いていると思います。

もりた 朝は、スキンケアした後にベースメイクで粉を含んだアイテムを重ねますからね。お粉が周りの油分を吸着してサラッとさせるから、そのマイナス分を計算して潤いを肌に入れておく。潤いに満ち満ちている方がキメがふっくらと整って、ベースメイクもぴたっと均一に密着してくずれなくなります。 くずれないということは日中の日焼けや乾燥も防げるということで、結果、美白効果が高まります。

大塚 ではいよいよ、この春の大本命を指名します!

 

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混合肌~脂性肌向け 水リーグ p1222
水リーグとは…
自前の皮脂が充分に分泌される混合肌~脂性肌向けリーグ。ベタつきやテカりの元になりそうな重い感触の保湿が苦手で、みずみずしさを心地よく感じる肌のために「化粧水」「美容液」「UV」の3品での美白を推奨。

水リーグ監督

大塚真里

 

乾燥肌向け 油リーグ p12222
油リーグとは…
肌が乾きやすく、テカりよりも日中の乾きやキメの乱れが気になりがちな肌のためのリーグ。摩擦にも弱く、頬のマスクこすれシミも気になる。しっかりと潤いを保持するために、「クリーム」で仕上げる美白ケアを推奨。

油リーグ監督

もりたじゅんこ

 

『美的』2022年6月号掲載
イラスト/小松容子 構成/もりたじゅんこ

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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