肌に「潤い」をつくる!【保湿テク5選】
保湿しているのになんだか肌が乾く…。潤いに溢れた美肌に仕上げる方法をご紹介します。専門家に教わる保湿の基礎、成分、役割から学びましょう!すぐにでも取り入れたい5つのスキンケアテクを。乾燥が特に気になるこれからの季節に備えてしっかり保湿ケアをしていきましょう。
保湿ケアの「3つの役割と重要性」
【1】油の膜を作り水分の「蒸発」を防ぐ
- 肌の上に油の膜を作って水分の蒸発を防ぐ
「オイルやバーム、油分の多いクリームなどの油剤で肌の上に膜を作って水分の蒸発をブロックする、シンプルな保湿のアプローチ。水分保持によって肌を柔らかくする効果も。肌に直接的に作用せず覆うことが基本の働きなので、肌が敏感なときも安心です」(岡野さん)
【2】水分を「保持」してみずみずしさを生み出す
- 角層の上や中で水を抱え込みふっくら感とみずみずしさを生み出す
「角層には角層細胞と、その隙間を埋めて水分を抱え込む細胞間脂質があります。角層の上や中で水分を抱え込んで細胞間脂質の働きを補うアプローチの保湿成分はたくさんあります。油剤よりもふっくら感やみずみずしさが得られますが、油剤の方が水分を守る力は高いので、どちらも使うのがおすすめ」(近藤さん)
【3】角層を育んで水分を「保てる」肌を作る
- 角層の下の生きた細胞にアプローチする根本ケア
「油剤や保湿成分で角層のバリア機能を守ることには意味がありますが、角層は死んだ細胞の集まりなので、乾燥肌を根本的に解決するものではありません。そこで最近は、角層の下の生きた細胞に働きかけて水分を保てる角層を育むアプローチも増えています」(岡野さん)
肌を潤わせる「2つのポイント」
【ポイント1】「水分」を補い届ける
- 乾燥した肌表面の角層に水分を補って、肌を柔らかくし、細胞に水を届けること。
- 主に化粧水の役割です。
「元々人の体の約60%は水分なので、水分を守る必要はあっても与える必要はない、というのは事実です。ただ、角層に不足した水分や水溶性の美容成分を肌に届けるという点で、化粧水を使うことには意味があります」(岡野さん)
【補水をかなえるアイテム】
主に化粧水や化粧液
【補水する成分】
水/ローズウォーターなどの植物蒸留水/幹細胞培養液/発酵代謝液/樹液 など
【ポイント2】「蒸発」しないように守る
「肌の角層には本来、水分が逃げないよう抱え込んで守る働きがあります。これが“バリア機能”で、同時に外敵から肌を守る役目も果たします。ただし年齢や環境、ストレスなどによってバリア機能は低下しがち。それを補助するのが保湿ケアというわけです。程度の差はあれど、塗るスキンケア全般に保湿効果があります」(近藤さん)
\こっちが大切/
【保湿をかなえるアイテム】
スキンケア化粧品全般
【保湿する成分】
スクワラン、ワセリン、ミネラルオイル、シア脂、馬油、グリセリン など
保湿ケアアイテムの「選び方」【タイプ別】
【1】水分の「蒸発を防ぐ」アイテム
「例えばトーストにバターを塗るとパンのしっとり感が続くのは、油分の膜で水分の蒸発を防いでいるから。同じように水分保持力の低下した肌に油剤を塗ると、水分の蒸発を防ぐことができます」(近藤さん)
石油系油剤
- 安定性が高く低刺激。さらっとしてコスト的にも優れたオイル。
- ワセリンやミネラルオイルなどに代表される、いわゆる“鉱物油”。
- 高度に精製されているので安定性が高く、肌に刺激を与えないので敏感肌用スキンケアによく配合されています。
- 固形から液状までさまざまな形状が。
【成分名】
●ミネラルオイル
●ワセリン
●水添ポリイソブテン
など
【おすすめアイテム】
ドクター津田コスメラボ|TSUDA SETSUKO スキンバリアバーム
価格 | 容量 |
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¥5,940 | 18g |
ワセリンとミネラルオイルがベース。
資生堂薬品|イハダ薬用バーム[医薬部外品]
価格 | 容量 |
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¥1,485(編集部調べ) | 20g |
ワセリンベースの低刺激なバーム。
固形油(植物性・動物性)
- 植物や動物から抽出した固形油。液状よりも潤い実感が高い。
- 植物の種や動物の脂肪、ミツバチの巣などから作られる、常温では固形の油。
- シア脂やカカオ脂のように融点(とろける温度)が低いと柔らかく、ミツロウのように融点が高いと固め。
- それが化粧品の仕上がりに影響します。
【成分名】
●シア脂
●カカオ脂
●ミツロウ
●水添ヒマシ油
●馬油
など
【おすすめアイテム】
THREE|バランシング エモリエントバーム
価格 | 容量 |
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¥4,400 | 7g |
サラソウジュという樹木の種子からとれる固形油を使用。
ネイチャーズウェイ チャントアチャーム|バリアバーム
価格 | 容量 |
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¥3,850 | 20g |
植物由来の固形油にハーブエキスなどを配合。
アクア・アクア|オーガニックフルーティーバーム(シトラス)
価格 | 容量 |
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¥1,870 | 7.5g |
固形油と液状油をブレンドし、柔らかなテクスチャーに。
液状油(植物性・動物性)
- 油剤の中で最もイメージが良く、アピール成分という意味合いも。
- 種子や実、魚の肝臓などから抽出され、テクスチャーもさまざま。
- 馬の胎盤エキスをオリーブ油で抽出した油溶性プラセンタエキスのように、抽出に植物オイルを使った原料も。
- スクワランには動物性と植物性があります。
【成分名】
●スクワラン
●コメヌカ油
●ローズヒップ油
●メドウフォーム油
●ブドウ種子油
●油溶性プラセンタエキス
など多数
【おすすめアイテム】
Nuzzle フーミー|オイル美容液
価格 | 容量 |
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¥3,080 | 20ml |
油溶性プラセンタエキスと油溶性ビタミンC誘導体のみというシンプル処方で、肌にハリを。
MiMC|バイタルスキンコンディショニングオイル
価格 | 容量 |
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¥4,180 | 10ml |
マツモトキヨシ アルジェラン|モイストクリア スキンオイル
価格 | 容量 |
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¥2,178 | 30ml |
100%植物由来のオイルとエキスで処方。
【2】水分を「保持」するアイテム
「水を挟み込むもの、角層の中で水を抱えるもの、表面に水の膜を作るもの、と保湿成分の構造によって働き方と保湿力が異なります。仕上がりの化粧品のテクスチャーにも影響が及ぶので、特性を知ると選ぶ指標にもなります」(岡野さん)
ラメラ構造系
- 水にも油にもなじみやすく、最も保湿力が高いカテゴリー。
- 水にも油にもなじみやすい保湿成分。
- 角層に浸透すると水と油をつなぎ、水、油、水、油…というサンドイッチ構造(=ラメラ構造)を形成します。
- これにより細胞の隙間に水をしっかり抱え込み、逃しにくくします。
【成分名】
●各種セラミド〈セラミドNP、セラミドAP、セラミドNGほか〉
●エルデュウ〈ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)〉
●リン脂質〈水添レシチンほか〉
など
【おすすめアイテム】
全薬工業 ジュレリッチ リュール|リンクルクリーム
価格 | 容量 |
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¥6,600 | 20g |
エルデュウを配合。ほかにグリセリンや植物オイル&エキスも贅沢に。
コスメデコルテ|リポソーム アドバンスト リペアセラム
価格 | 容量 |
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¥12,100 | 50ml |
リポソーム(水添レシチン)を配合した保湿美容液。
水の膜を作る系
- 肌の上に水の層を作り潤った状態を保つ。
- 分子量が大きいため角層に浸透せず、肌の上で水を抱え込み水の膜で覆う保湿成分。
- 肌を健康で調子のいい状態に保つ効果があります。
- 分子量が小さく、角層に浸透するタイプのコラーゲンやヒアルロン酸もあります。
【成分名】
●ヒアルロン酸Na
●コラーゲン
●リピジュア〈ポリクオタニウム-51・65など〉
●糖類〈トレハロース、ソルビトール、スイゼンジノリ多糖体、シロキクラゲ多糖体、異性化糖ほか〉
など
【おすすめアイテム】
シロク N organic Vie|モイストリッチ ローション
価格 | 容量 |
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¥5,060 | 100ml |
スイゼンジノリ多糖体やシロキクラゲ多糖体が潤いを保持。
マツモトキヨシ ウーマン メソッド|トリプルA トリートメントセラム
価格 | 容量 |
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¥1,628 | 60ml |
リピジュアのほかにリン脂質も配合し、保湿力が高い。
カネボウ化粧品 DEW|キャビアドットブースター
価格 | 容量 |
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¥4,400 | 40ml |
ヒアルロン酸を閉じ込めたカプセル配合。
角層浸透系
- 水を抱え込む性質をもち、角層に浸透して肌をふっくらさせる。
- 水を吸着する保湿成分のうち、角層に浸透してキメの乱れや乾燥状態を改善させる働きをもつもの。
- 水を多く抱える代表はグリセリン。
- 保湿力はやや低いけれどベタつかないのがアミノ酸やBG、プロバンジオールなど。
【成分名】
●各種アミノ酸〈セリン、グリシン、プロリン、アルギニンほか〉
●グリセリン
●BG
●プロバンジオール
など
【おすすめアイテム】
マツモトキヨシ アルジェラン|モイストクリア ローション エンリッチ
価格 | 容量 |
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¥1,650 | 180ml |
グリセリンやBG、プロバンジオールを配合。
第一三共ヘルスケア ミノン|アミノモイスト エイジングケア ミルククリーム
価格 | 容量 |
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¥2,530(編集部調べ) | 100g |
アルギニンなど各種アミノ酸に加え、エルデュウも配合。
アユーラ|モイストバリアクリーム
価格 | 容量 |
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¥6,600 | 30g |
グリセリンベースの軽やかなクリーム。
【3】水分を「保てる」肌を作るアイテム
「角層は肌を守るレンガのように存在している死んだ細胞。その下の生きた細胞にアプローチして、潤いを保てる健康な角層を育てるというのが第3の保湿アプローチです」(岡野さん)
「最近は、肌表面にある皮膚常在菌のバランスを良好にして、潤いを保てる安定した肌を育てるというアプローチも注目されています」(近藤さん)
代謝アップ系
- 表皮細胞の生まれ変わりを整え、細胞間脂質を増やす。
- 表皮の細胞が生まれるのは、最下部にある「基底層」という場所。
- ここに働きかけて細胞の代謝を促すことで、細胞を健康な状態にしたり、顆粒層の細胞が角質細胞に生まれ変わるときに作られるセラミドを増やします。
【成分名】
●ライスパワーNo.11
●各種ビタミン〈ナイアシン
アミド、アスコルビン酸ほか〉
●ヘパリン類似物質 など
【おすすめアイテム】
勇心酒造 ライース(R)リペア|コンセントレーションD[医薬部外品]
価格 | 容量 |
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¥14,300 | 30ml |
ライスパワーNo.11を配合したプレ美容液。
コーセー マルホ ファーマ カルテHD|モイスチュア キー[医薬部外品]
価格 | 容量 |
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¥2,970(編集部調べ) | 30ml |
ヘパリン類似物質配合。
アクアポリン増量系
- 細胞にある水の通り道“アクアポリン”を増やす。
- 細胞膜にあり、細胞内への水の出入りを調整している通り道がアクアポリン。
- 老化などにより減ってしまいますが、アクアポリンを増やす働きをもつ成分が複数発見されており、水が巡る透明感あふれる肌キープのカギに。
【成分名】
●ザクロ果実エキス
●ヤグルマギクエキス
●ウンシュウミカン果皮エキス
など
【おすすめアイテム】
マツモトキヨシ アルジェラン|モイストクリア クリーム
価格 | 容量 |
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¥1,870 | 50g |
ウンシュウミカン果皮エキス配合。潤いで包み込むシアバターも。
ヴェレダ|ざくろ モイスチャーローション
価格 | 容量 |
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¥4,400 | 100ml |
ザクロ果実エキス配合のエイジングケア化粧水。
フィラグリン代謝系
- 肌本来の潤い・NMFを増やすためのアプローチ。
- 角層のすぐ下にある顆粒層には“フィラグリン”というたんぱく質があり、これが分解されて角層でアミノ酸に変わると、天然保湿因子NMFとなって肌の潤いを守ります。
- この分解にアプローチ、天然保湿因子を増やす成分。
【成分名】
●ポリグルタミン酸
●マンダリンオレンジ果皮エキス
●コメヌカ油
など
【おすすめアイテム】
マルホ イニクス|センシティブ モイストバリア ミルク[医薬部外品]
価格 | 容量 |
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¥4,400 | 80ml |
ポリグルタミン酸がフィラグリンにアプローチ。
資生堂インターナショナル d プログラム|バランスケア ローション MB[医薬部外品]
価格 | 容量 |
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¥3,740 | 125ml |
フィラグリンをNMFに変える酵素BHを活性化。
肌フローラ系
- 皮膚常在菌のバランスを整えて潤いを保てる健康な角層に。
- 皮膚表面や毛穴の中には約20種、数百億個の常在菌(フローラ)が存在しています。
- そのバランスが良好だと、潤いがあってニキビのできにくい健康な肌に。
- 乳酸菌エキスや発酵エキスなどは、常在菌のバランスを整えます。
【成分名】
●ラ・フローラEC-12〈エンテロコッカスフェカリス〉
●オリゴ糖〈α-グルカンオリゴサッカリドほか〉
など
【おすすめアイテム】
Nuzzle フーミー|モイストクリーム
価格 | 容量 |
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¥2,200 | 100g |
ラ・フローラEC-12と数種のセラミドがバリア機能を整える。家族で使えるクリーム。
OSAJI|エンリッチバイオセラム
価格 | 容量 |
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¥4,950 | 30ml |
クロレラエキスや天然グルコオリゴ糖が善玉菌をサポート。
【保湿ケア1】高保湿タイプ「クレンジング」で潤いを与えながらオフ
- 肌に潤いを与えながらメイクオフできるクリームタイプのクレンジング料がおすすめ。
- 肌の潤いレべルが上がります。
【How to】
- 5か所に分けておいてから周りに広げると、最小限の摩擦で顔全体にクレンジング量をなじませることができる。
- メイクが浮いたかな?と感じてから、さらに30秒、フェースラインや口元など凹凸のあるパーツにまでしっかりなじませる。
\5点においてから全体へ広げる/
\なじんでから、さらに30秒間くるくる/
【おすすめアイテム】
アルビオン エクシア|アンべアージュ クレンジングクリーム
価格 | 容量 |
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¥13,200 | 160g |
「クレンジングしながら積極的に美肌ケアもできます」(有村さん・以下「」内同)
オルビス|オフクリーム
価格 | 容量 |
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¥2,530 | 100g |
「価格的にも日常使いしやすい」
【保湿ケア2】「クリーム」で潤いを閉じ込める
- 先に使った化粧水や美容液の潤いを肌に閉じ込めるために、仕上げのクリームがマスト。
- 机の上に透明の膜を形成するイメージで、厚めに塗り広げていくのがコツ。
【How to】
(1)肌の上に1枚のヴェールをかけるようなイメージで、ごく軽い力で顔全体に塗り広げる。量は1円玉大くらい。たっぷりと使う。
\ケーキにクリームを塗るように/
(2)アイクリームは、上まぶた・下まぶたに広げた後、こめかみまで。さらに指の腹で、目頭や目尻のくぼみまで漏れなくなじませる。
\目頭・目尻も忘れずに/
【おすすめアイテム】
アンブリオリス|モイスチャークリーム
価格 | 容量 |
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¥3,080 | 75ml |
「固めの感触で、しっかり潤いを閉じ込めるフタとなってくれます」
ランコム|レネルジー M FS アイクリーム
価格 | 容量 |
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¥8,580 | 15ml |
「夜に愛用しているアイクリーム」
ローラ メルシエ|イルミネーティング アイクリーム
価格 | 容量 |
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¥7,040 | 15g |
「トーンアップ効果があるので朝に使用」
【保湿ケア3】保湿ブースター「美容液」で潤いレベルUP
- まずは化粧水の前にひとつ、保湿成分入りのブースター美容液を追加。
- 手っとり早く肌の潤いレベルを高めることができます。
- 肌が柔らかく整い、次に使う化粧水の浸透もUP。
【おすすめアイテム】
ファンケル|コアエフェクター
価格 | 容量 |
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¥8,030 | 18ml |
細胞を土台から元気に。
プレミアアンチエイジング イミュノ|アドバンスド エッセンスオイル WH[医薬部外品]
価格 | 容量 |
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¥7,150 | 30ml |
鎮静&美白効果も。しっとり潤う。
富士フイルム アスタリフト|ホワイト ジェリー アクアリスタ[医薬部外品]
価格 | 容量 |
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¥11,000 | 40g |
肌内で潤いを保持するセラミド密度を高める。美白効果も。
【保湿ケア4】潤いを満たす「ミルクコットン漬け」
【How to】
(1)水を含ませたコットン2枚にたっぷりと乳液をなじませる。
(2)半分に薄く割いたものを両頬と額に、さらに縦半分にしたものを鼻とあごに貼って3分パック。肌がふやけ、くすみのもととなる古い角質が剥がれていきます。パック後はもちもち、透明感ある肌に!
\余っているマスクを有効活用!/
パック用の乳液は、惜しみなく使える価格のものを。美白成分入りならメラニン対策も。
【おすすめアイテム】
ロート製薬 肌ラボ|白潤プレミアム 薬用浸透乳液[医薬部外品]
価格 | 容量 |
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¥990(編集部調べ) | 140ml |
資生堂 アクアレーベル|ホワイトケア ミルク[医薬部外品]
価格 | 容量 |
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¥1,760(編集部調べ) | 130ml |
【保湿ケア5】「追いコスメ」で潤いを押し込む
- お手入れの最後に、先に塗った美容成分を“押し込む”効果をもつ新コスメを投入します。
- お手入れ直後は肌が湿って滑りが良くなっているので、マッサージするようになじませて。
- 循環が促され、透明感がさらに高まります。
【How to】
- コスメをなじませながら顔全体をマッサージするようになでた後、仕上げに耳たぶを後ろから前へとさすり流します。
- 耳周りの血管やリンパ管が刺激されて、肌内の循環が高まります。
【おすすめアイテム】
フェース ウィズアウト|ブライト ムース セラム
価格 | 容量 |
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¥6,600 | 60g |
泡状ブライトニング美容液。
ITRIM|ルリホワイト セラム[医薬部外品]
価格 | 容量 |
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¥19,800 | 18ml |
循環を促し、引き締め効果もある二層式美白美容液。
乾かない肌に!「7つの疑問」にお答え
【疑問1】「化粧水?クリーム?」どっちが大切?
- 水を与えるよりも、保湿成分や油分の方が大切
「肌を潤わせる方法は、化粧水などで水分を補う“補水”と、保湿成分や油剤が配合された化粧品で水分を肌に留める“保湿”に分けられます。化粧水とクリームはどちらも必要ですが、どちらか選ぶとしたら“保湿”の効果が高いクリームです」(岡野さん)
【疑問2】「美容オイル」をつけるタイミングは?
- 水系のアイテムをつけた後であれば、後は自由
「オイルは、肌の上に水分の蒸発を防ぐ膜を作ります。水を通さないので、逆に考えれば上から水分を与えても浸透を妨げるのです。オイルをつけるタイミングは、化粧水や美容液などをつけた後。クリームと併用する場合、どちらが先でも構いません」(岡野さん)
【疑問3】「とろみ」がある化粧水のほうが保湿効果が高い?
- とろみには肌の上に潤いの膜を作る働きがあるので、保湿力が高い
「とろみ化粧水の多くには潤いの膜を作る保湿成分が配合されており、その分さらさらしたものよりも保湿力が高いといえます。ただしさらっとした化粧水も成分や処方が良いものはたくさんあるので、厳密にいうとアイテム次第です」(近藤さん)
【疑問4】「化粧水」は使わなくてもいい?
- 加齢によって減る水分を補うために使うのがベター
「水分は体内にあるので補う必要はない、というのは事実ではあります。ですが、生まれたときは体重の約80%だった水分が、子供は約70%、成人になると約60%に。みずみずしい肌をキープするには、減ってきた水分を化粧水で補うことが必要です」(近藤さん)
【疑問5】「ブースターオイル」で潤いの浸透が良くなる?
- 微量の乳化剤が配合されたオイルなら、潤い感を高める効果はあり
「オイルは基本的に水分の浸透を妨げます。“ブースターオイル”と位置づけられているものは、微量の乳化剤が配合され、水となじみやすい処方になっていることが考えられます。オイルによって保湿感は上がりますが、浸透が良くなるかは処方によります」(岡野さん)
【疑問6】「混合肌」でもクリームは使うべき?
- 皮脂が出るのはバリア機能の乱れが原因。クリームで補って
「テカるのに頬や目元などが乾燥する実感がある人は、バリア機能の低下を補うために皮脂が出てしまっているので、クリームで蓋をしてバリア機能の改善を促しましょう。顔全体にたっぷり塗らなくても、乾燥する部分を中心に塗ればOKです」(岡野さん)
【疑問7】午後になると「乾いてしまう肌」の対処法は?
- クレンジングや洗顔を見直し、セラミドを補うお手入れを
「朝に化粧水、美容液、クリームなどを重ねて、それでも午後には乾いているという場合、クレンジングや洗顔で潤いを奪っている可能性があります。洗い方を見直し、バリア機能を強化するセラミドがしっかり配合されたアイテムを取り入れてみては?」(岡野さん)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
スキンケアを中心とした化粧品の研究開発に約20年携わる。成分・処方の高い専門性をもち、サイエンスと植物の可能性を追究。