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スキンケアニュース
2025.5.29

7年分の時を超える!? ローズ由来の驚異の美肌因子「アプソリュPDRN*」【加藤智一さん連載Vol.26】

いま美容業界で、注目の美容成分をピックアップ! 友だちとの美容トークでも「この成分、知ってる?」と思わず話したくなる話題の成分をご紹介します。 今回は80年にわたり、ローズを研究し続けたランコムが贈る、最高峰シリーズ「アプソリュ」に初めて搭載された美肌因子についてご紹介します。

植物で唯一の細胞代謝効果をもつ「アプソリュPDRN*」

ランコム インターナショナル サイエンティフィック ディレクター

アニー・ブラックさん

 

加藤智一(以下、加藤) 今月お取り上げするのは、ランコム最高峰シリーズである「アプソリュ」の独自成分「アプソリュPDRN*」です。一般的に「PDRN」とは美容医療でも注入製剤としても人気のポリヌクレオチド(PN)と同様に、サーモン由来成分のDNA断片を指しますが、今回の独自成分は「アプソリュ」と冠がついているだけあり、ブランドを象徴する花、ローズ由来ということですよね?

アニー・ブラックさん(以下、アニー)      おっしゃる通りです。ランコムはローズ研究を80年ほど続けていますが、そのなかでローズのDNA断片、つまり「アプソリュRDRN*」を抽出できないかと考え、約10年の研究期間を得て、ようやく独自成分として完成に至りました。

加藤 その研究過程で最も大変だったことはどんなことでしたか?

アニー 植物は動物や魚のように“骨”が存在せず、その役割を果たす物質が細胞膜のなかにあるため、細胞膜を壊すことでDNA成分を抽出しなければなりません。そのため、動物性に比べて抽出のハードルが非常に高く、その点に最も時間を費やしました。結果的に、「アプソリュPDRN*」を抽出するまで10もの工程が必要になりましたね。温度管理など微妙なコントロールも必要で、抽出に費やす時間もおよそ34時間かかります。

加藤 34時間! それは長期戦ですね…。

アニー はい。しかも100本のローズから抽出できる成分は、わずか1gのため、本当に貴重な成分となります。

加藤 ローズの美肌効果が凝縮されているような成分ですね。肌効果もそれ相応に高い効果が期待できるのでしょうか?

アニー もちろんです。ランコムでは肌老化でアプローチすべき要素として、“肌の構造”、“代謝”、“神経回路”の3つを挙げているのですが、これまでローズのエッセンスやエキスにより、“肌の構造”や“神経回路”はケアできていました。そして、将来的には“代謝”にもパワフルにアプローチできればと考えていたのですが、「アプソリュPDRN*」はミトコンドリアに働きかけることで、まさに“代謝”を高めることを可能にしたのです。それは数値にも表れていまして、細胞代謝の効果が+80%と大きく伸長しました。

加藤 それは素晴らしいデータですね! まさに美容医療並みの肌効果。しかも、内容成分がパワーアップしていても、テクスチャーの官能性が損なわれていないのも素晴らしいですよね。

アニー ありがとうございます。日本のランコム研究所で開発されたテクスチャーは、濃密→みずみずしい→濃密と3段階で変化するテクノロジーが採用されています。肌に伸ばした瞬間はもちろん、お仕上げの濃密な感触まで、テクスチャーに厳しい日本人のお客様にも満足していただけるかと思います。

 

 

加藤 さきほどもお話しいただきましたが、今回は“肌の構造”、“代謝”、そして“神経回路”の3つにアプローチすることで、期待以上の効果を得ることができたそうですね。

アニー はい、「アプソリュPDRN*」は細胞のエネルギー工場ともいえるミトコンドリアをケアするということで非常に優れた肌効果を確認することができました。なので、エイジングサインを解消したいという人はもちろんですが、まだ美容医療を取り入れる勇気が無い、というかたにも土台ケアとしてぜひおすすめしたいと考えています。「アプソリュPDRN*」の肌効果をご実感いただければ、もう美容医療に頼らなくてもいい、と思われるかもしれません!

スゴイ成分「アプソリュPRRN*」を配合した傑作

ランコム アプソリュ ザ ソフトクリーム 60mL ¥48,400

*加水分解DNA。植物由来成分

 

美容ジャーナリスト

加藤智一


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