奇跡の67歳・天野佳代子だからこそ言える!「老けない人」の特徴とは?【あなたの未来へ繋がる美容・予言の書 第20回】

奇跡の67歳・天野佳代子だからこそ言える!「今こうすると、未来でこうなる」。今月の予言は?
今月の予言|「老けない人」は美の更新をしている
「変わらない人」になるため「変わること」が大事
久しぶりに会った人から「変わらないね」と言われるとうれしいですよね。言われると素直に気持ちが上がるものです。逆に変わってしまった人に対してはなかなか口にできない言葉ではあるから、直球の褒め言葉として受け止めていいのだと思います。
私の周りにも「変わらない人」は複数います。俳優、美容家、編集者、ライターはもとより、会社勤めの人々から主婦に至るまで、けっこういます。そんな“不変の人”たちは、なぜ変わらないでいられるのでしょうか。美容をきちんとやっているし、トレーニングで体型作りに余念のない人もいます。日々の努力は老いるスピードを緩めますから。だけど、それ以前に不変の人々に共通していることがあるのです。
それは変わらないために変えていることです。人は誰もが平等に老いていきます。年を重ねる程に老いは随所に現れます。でも「変わらない人」たちは、老いて変化していく顔、髪、体型を見越して、スキンケア法を変える、髪型を変える、着る服を変えるなど、自分の変化を受け入れながら、見合った美容法、似合う服などを取り入れています。常に最新の自分を完成させ、そんな自分を矜持しているのです。そういう姿勢こそが「変わらない人」を作り上げる秘訣といえるでしょう。
反してなんにも変えられない人は、どんどん老け込んでいきます。若い頃の髪型、メイク、服装を変えずにそのままにしていると、加齢で変化している顔や髪や体型ばかりが悪目立ちして、老化が際立ってきます。いわゆる“イタい人”認定必至。
『美的』読者の皆さんはまだまだ老け込む年齢ではありませんが、今のうちから年齢と共に少しずつ自分を変えていくという意識をもっていてください。ただ、どうやって変えていけばいいの? と途方に暮れる人もたくさんいらっしゃると思います。
いちばん簡単な方法はメイクです。日常的に使用しているアイシャドウやリップの色を季節ごとに変えてみるだけでも違います。眉を明るめにしてみる、アイライナーの色を変えてみるなど、“変えてみる、やってみる”という意識が美の更新につながり、老け印象を回避できるのです。
今号の特集テーマは「春メイクアプデ計画」ですが、2025年の春新色はまさに自分を更新するのに適したアイテムばかり。
ここ数年、新色といえば季節に関係なく深い色が中心でした。ブラウンベースの肌なじみの良い色で、誰もがメイク感を楽しめました。反して今期は明るいカラーが目立っています。特にアイシャドウはシフォン生地を想起させるはかなげカラーが台頭、合わせてリップもピンク、オレンジなど、ライトトーンのカラーが目につきます。
今月、このページでご紹介する製品は、今期を象徴するような淡いカラーのアイシャドウたち。これらを取り入れることによって、秋冬とはガラリと違った新しい自分に出会えます。今期の新色を使って、ぜひ若々しさを更新してください。
予言者・天野からのオススメ製品
目元の透明感と立体感を引き立ててくれるベージュ×ブルーパレット。
カネボウ化粧品 ルナソル アイカラーレーションN 04 ¥7,700
アイカラーレーションNの詳細・購入はこちら
ピンク&ブラウンで、好感度抜群な愛らしい目元に。マットな質感で洗練された印象がかなう。
エトヴォス ミネラルクラッシィシャドー ステディベージュ ¥4,620
ミネラルクラッシィシャドーの詳細・購入はこちら
ピンクとラベンダーの配色が甘くはかない雰囲気に仕立ててくれる。
カネボウインターナショナルDiv. KANEBO カラードシャドウ 06 ¥6,050(セット価格)
カラードシャドウの詳細はこちら
【過去へタイムリープ!】失敗もあったけれど髪やメイクにいつも新しさを求めていました
2001年44歳当時の写真。時代に合わせて眉を細くしたり、髪を明るくしたり、チャレンジングな変身に楽しみを見いだしていた頃。美容の最新情報は女性誌や美容感度の高い友人から得ながらアップデートを繰り返していました。時に“全く似合わない”という失敗(この写真)はあったものの、だからこそ自分自身が目指すべき方向性を見つけることができました。
(c)青柳理都子
天野佳代子
美容ジャーナリスト。『美的』創刊当時からのエディターを経て『美的GRAND』編集長に。現在はフリーランスで活動中。最新美容本『10年前より可愛くなる 大人美容の正解』(主婦の友社刊)が現在大ヒット中。YouTube『天野佳代子の大人美容』では「年をとるのが怖くなくなる」ための美容法を紹介して大好評。毎週水曜日と土曜日の20時配信中。
『美的』2025年3月号掲載
文/天野佳代子 構成/齊藤みなみ(本誌)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。