スキンケアを始めたい人に覚えておいてほしい、美容コトバ辞典17【BITEKIスキンケア辞典 第1回】by『美的HEN』

スキンケアには興味があるけれど、何からどんな風に始めればいいかわからない…という人も多いのでは？　そこで、スキンケア初心者のメンズや女子にもタメになる情報を、毎月お届け♪　第１回目の今回は、美容で知っておくべきコトバと、その意味をご紹介します！

スキンケア選びの際に役に立つ美容アイテムコトバ10

1 クレンジング

日焼け止めやファンデーション＆眉メイクなどのポイントメイク、毛穴につまった角栓・黒ずみなど、“油性”の汚れを落とすアイテム。バーム、オイル、ミルクなどさまざまなテクスチャーがあり、その日のメイクの濃さや使用感、肌質などで選ぶのがおすすめ。

2 洗顔料

肌に必要のなくなった角層や余分な皮脂や汗、顔についたホコリなどを落とすアイテム。主に“水性”の汚れをキレイにするもので、メイクをした日はクレンジングと洗顔料でダブル洗顔をするのがおすすめ。

メイクをしていない場合でも、日焼け止めを塗っている場合はクレンジング＋洗顔料でのダブル洗顔を行うのがGOOD。ただし、洗顔料のみで落とせる日焼け止めもあるので、その場合は洗顔料だけでOKです。

ちなみに、洗顔料の中にスクラブ洗顔料というアイテムもありますが、これは中につぶつぶとした粒子が入っている洗顔料のこと。この粒子が普通の洗顔料では落としきれない古い角質をかき出してオフしてくれるので毛穴汚れや黒ずみ、肌のゴワつきが気になるという人にぴったりですが、毎日使うのはNG。週2〜3回の使用で十分です。

3 ローション

化粧水のこと。肌に水分を与え、乾燥や肌あれなどを防ぐために使用するアイテム。主に洗顔後、美容液や乳液の前に使用するのがおすすめ。

4 ミルク

乳液のこと。水分と油分が含まれており、化粧水などで肌に与えた水分が蒸発しないよう、油分で膜を作って潤いを守る役割があります。そのため、乳液は肌の水分保持力を高めるために欠かせないアイテム。

乳液に含まれる適度な油分には、肌を柔らかくする柔軟作用も期待できます。

5 クリーム

乳液と同じく水分の蒸発を防ぐ目的で使用するアイテム。ただ、乳液よりも油分量が多く、こっくりとしたテクスチャーのものが多いです。

乳液は軽いつけ心地ですが、クリームはよりしっとりとした仕上がりになるので、肌状態や好みに合わせて選ぶのが正解。ただし、乾燥肌や冬場は乳液の上にクリームを重ねづけすると、より保湿力がアップします。

6 シートマスク

美容液などを含ませたシートを顔にのせてパックするスキンケアアイテム。 配合されている成分やテクスチャーによって、毎日のお手入れで化粧水代わりに使えるものや、肌トラブルなどが気になるときのスペシャルケアとして使えるものなど、さまざまな種類があります。

7 オールインワン

「化粧水」「美容液」「乳液」「クリーム」などの役割を1品に集約したアイテムのこと。最大のメリットは、コスパとお手入れの時間短縮です。使用目的や肌質により、「乾燥肌用」「敏感肌用」「脂性肌用」などさまざまな商品があります。

ただ「化粧水」「美容液」「乳液」「クリーム」を1品ずつ丁寧に使う方が肌への効果が高い場合もあるので、その日の気分や肌コンディションに合わせて使用するのがおすすめです。

8 日焼け止め

紫外線から肌を防御し、光老化を予防するアイテム。乳液、クリーム、ローション、ジェル、スプレーなど多様な形態があります。

日本では、紫外線B波を防ぐ指数が「SPF」、紫外線A波を防ぐ指数が「PA」とされています。この指数が高いほどUVカット効果が高いと思われがちですが、塗り方や時間によって効果が変わってくるため、夏場は特に日中に塗り直しをする方がうっかり日焼けを防げると言われています。

9 BBクリーム・CCクリーム

10 ファンデーション

肌を色ムラのない均一な美肌を演出するアイテム。 基本的に“水分”と“油分”、そして色をつけるための顔料などの“粉体”からできています。

リキッド、パウダー、クリーム、クッションなどさまざまな形状がありますが、自分の肌質や肌の色、好みの仕上がり感で自由にチョイスしてOKです。

これを知っていたらさらに美容通!? スキンケアを行う際に知っておきたい美容テクニックコトバ7

11 角質層（角層）、表皮、真皮

表皮とは、上から「角質層（角層）」「顆粒層」「有棘層」「基底膜」の４層から成り立っています。中でも覚えておきたいのが「角質層（角層）」。

「角質層（角層）」とは表皮の中でもいちばん表層にある、吸水性や保湿性に富んでいる層のこと。正常な状態だと15％～20％の水分を含んでおり、私たちが化粧水や美容液を塗って潤いを与えているのもここ。水分以外にも天然保湿因子やアミノ酸、乳酸といった成分も保持されています。もし、肌が乾燥していると感じた場合は、角質層が乱れている状態だと判断することもできます。

また真皮とは、表皮のさらに内側にあって肌（皮膚）組織の大部分を占めており、肌（皮膚）の本体ともいえる部分のこと。 部位などにより異なりますが、皮下組織を除くと平均で約2ミリの厚さがあります。 真皮は、「コラーゲン」という線維状のタンパク質がその大部分を占めています。

12 ターンオーバー

肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組みをのこと。ターンオーバーは肌の一番外側にある「表皮」で起こっています。

13 スキンケア時に使用する量の表現

用法・用量は、アイテムによって異なるため、各アイテムの用法・用量に従ってお手入れするのが美肌への近道です。

●パール粒大：直径約8mm

●さくらんぼ粒大：直径約2cm

●500円玉大：直径約2.6cm

これらを覚えておくと、適切な量でのお手入れをいちいち調べる手間なくできるのでおすすめです。

14 スキンケア塗り

手のひらに適量のスキンケアアイテムを出し、両手のひらでのばしてから顔全体にパパッと塗る方法のこと。

15 ハンドプレス

スキンケアアイテムを顔になじませた後に、手のひらで顔全体を包み込むようにゆっくりと押さえ、しっかりとなじませるテクニックのこと。

手のひらの体温と圧力によるマッサージ効果は、実はとても重要なポイント。 血液循環が良くなり、スキンケアアイテムの効果が最大限に引き出されます。

16 毛穴の種類

●黒ずみ毛穴(詰まり毛穴)：額や鼻周りなどの皮脂が出やすいTゾーン、口の下の汚れが溜まりやすい場所に起こりやすい。

●メラニン毛穴：毛穴に角栓が詰まっているわけではないのに黒ずんで見える場合や、日焼けすることが多かったり、UVケアを忘れがちな人に起こりがち。「毛穴ジミ」と呼ばれることもあり、紫外線などの外的刺激により毛穴内部でメラニンが生成され、色素沈着を起こした状態です。

ニキビなどの肌荒れを繰り返した肌でもメラニン色素が増加し、毛穴が黒ずんで見える場合があります。

●ヒゲ毛穴：ヒゲ剃り後の毛穴のぶつぶつや埋没毛により毛穴が目立ってしまうこと。不規則な形をした毛幹やくせ毛によって、剃った後の毛が皮膚の下で逆向きに伸びていきやすいために起こります。

その場合、カミソリで剃るのが難しくなるため、脱毛クリニックやサロン、美容家電の脱毛器でケアするのがいいかも。

●たるみ毛穴：加齢に伴う水分量の低下やハリの減少、皮膚のたるみなどが原因で毛穴が広がって見えてしまっている毛穴のこと。

毛穴自体が大きくなったわけではなく、毛穴の周りの皮膚がたるむことで起こります。ほかの毛穴と違って、「涙型」のような形に見えるのも特徴。この場合、保湿ケアやハリを与えるようなスキンケアを取り入れることが大切です。

17 たるみの種類

肌のたるみの原因はさまざまですが、ここでは主な5つとその原因についてご紹介します。

●老化たるみ：肌の弾力を生み出す真皮層の弾性線維が老化して、緩んだゴムや網目の開いたザルのようになって肌を内側から支えきれなくなった状態。

●乾燥たるみ：肌表面が乾燥したり、肌の内側の真皮層に保湿力を与えるヒアルロン酸などが少なくなることで起きるたるみ。

●やせ＆太りたるみ：急に太ったりやせたりしたことで生じる。

●無表情たるみ：顔の筋肉を使わないことで筋肉が退化して起きるたるみ。俗にいう「マスクたるみ」はこれが原因かも？

●うつむきたるみ：スマホやPCを長時間使っている影響で、姿勢やくせなどが原因となり起こるたるみ。

いかがでしたか？　マスクを外す機会が増えた今こそ、美容の始めどき！　これからの『美的HEN』にぜひ注目して♪

『美的HEN』

新プロジェクト『美的HEN』は17年前からメンズ美容に取り組んできた『DIME』と、22年前から女性の美を発信してきた『美的』がタッグを組んだ新しいプロジェクト。プロの美容情報ニュースサイト『美的.com』と“知りたい”を深掘りするウェブマガジン『＠DIME』上にそれぞれコラボ企画ページを立ち上げ、双方の視点からすべての人の美をサポートします！様々なカテゴリーを超えて、あらゆる人が美容を楽しむための情報をお届け予定。スキンケアの基本から、悩ましい“毛”問題、気になる最新グッズまで。『美的HEN』サイトをチェックして♪

＊HENは、スウェーデンで「hon（彼女）」でも「han（彼）」でもない、ジェンダーニュートラルな三人称単数代名詞として使用されている言葉です。

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